「ちまちま」のゲーム日記。

現在は、シャープX1と、レトロPC&ゲームの記事が中心です。

レトロゲーマーへの道~JODAN-DOSを手に入れろ!アゲイン

2017年01月09日 08時23分37秒 | レトロゲーム

実は、先の「~JODAN-DOSを手に入れろ!」を、まとめていた時に
折角書いたJODAN-DOS作成までのメモの行方が分からなくなってしまいました。

当時を思い出す為に、再びJODAN-DOSのWAV化にチャレンジした訳ですが
既にカセット版JODAN-DOSを手に入れてしまった自分は
一体なにをやったのか行程を綺麗さっぱり全て忘れてしまっていて、再び苦労するハメになりました。

結論から書くと、Win98機に「JODAN-DOS.2d」のファイルを見つけたので、
このファイルからJODAN-DOSの作成を試みる訳ですが、
前回は「JODAN-DOS.D88」を使ったので、
JODAN-DOS.SYSを取り出す過程でグダグダになってしまうと言う...

使い処があるかは別として、取り合えずメモに残して記事として追加しようと思いました。

その前に...



●JODAN-DOSのソースをGETだぜぃ!

面倒だからと放置してましたが、国会図書館の登録と遠隔サービスで
やっとこさOh!MZのJODAN-DOSのソースをGETしました。
と言う訳で、手順をおさらい。

○まずは利用者登録
近い人は直接行っても手続きが可能なようですが、自分は郵送で申し込みました。
国会図書館登録利用者制度

●登録に必要なもの
○郵送用封筒(長形3号使用)
○切手82円(2016年現在)
○中身
 ・身分証明(自分は免許のコピー)
 ・登録申し込み書(PDFを印刷して記入)
 ・返信用定形封筒に自分の宛名(長形3号使用)切手不要

封筒は適当なものがあれば良いですが、定型じゃないと通らない可能性があるので注意。
適当なものが無ければ、郵便局で長形3号2枚入りが売っていました。

登録証が届きました。
 

即日、遠隔複写サービスに申し込み。
国会図書館のコピーって、何でもかんでも出来るって訳じゃないんですね。
保存されている資料にも著作権はある訳で、度を超えたコピーは断られそうです。
また、”使用目的が「調査研究の用に供するため」以外の複写”には
別途申請用紙の添付が必要なので遠隔複写サービスは使えません。(郵送なら可能かは未確認)
「これは遊びじゃ無いんだ!レトロPCの調査研究なんだよ!」
まぁ実際の所、「行政機関など資料としての長期保管」「特別な重要資料」「現在も著者に利益発生し得る書物」
などで無ければ特別複写許可申請は必要ないと思われます。

ログインして「Oh!MZ」で検索
------------------------------------------------
Z14-936 :
  Oh! MZ / 日本ソフトバンク [編].
  日本ソフトバンク, 1982-1987.
  冊 ; 28cm.
  「Oh! X」と改題.
  1号(1982年6月)~13号(1983年6月),2巻7号通巻14号(1983年7月)~6巻11号通巻67号(1987年11月)
------------------------------------------------
何冊かまとめて保存されてる様ですので、号とページ、記事の項目を書きました。

「1985年8月号P72~P80」

2017/11/13追記
別件で遠隔複写サービスを使ったのですが、この書き方に問題があったようで
論文名に「JODAN-DOS X1」と書いた方が良さそうです。

著作権の関係で問題無いかチェックが入ったあと、申し込み受付完了となりコピーの順番待ちになります。
ネット上で資料を見れる訳では無く、遠隔複写サービスには掲載号のページまたは項目指定が必要で
ページ指定出来ると、処理がスムーズに進むのかもしれませんね。
これも「パピコニアンの倉庫~整頓中」さんのお陰で取れた資料です。感謝感謝。

最初の申し込みはポストに投函から、土日挟んで約4日で国会図書館で登録された様です。
返信用封筒で帰ってきたのが投函から6日後ぐらい。
到着後の夜に複写サービス申請、そこから3日後に著作権審査が通って
サービス申請から5日後に国会図書館より発送、サービス申請から8日後に到着。

つまり、最初の投函から2週間で手元に届きました。
一カ月ぐらい覚悟していたのですが仕事が早いっ!!

 
普通にコピーすると閉じ部分が不鮮明です。(複写方法を指定出来るのかは不明)
今回は何の連絡も無く郵送されてきましたが、ページ指定しなければ関連ページ全てを送ってくるのか
確認が来てから送ってくるのかは分かりません。


遠隔コピーサービスでJODAN-DOSにかかった金額はこんな感じ
最初の利用者登録の82円は別です。
合計:535円+ATM払込手数料:80円(窓口だと+50円)
=総合計:615円
手に入れる事が難しい資料もサクっとGET出来る事を思えば、そう高い金額では無いですね。
理想は電子メール等で送って貰えれば時間も早く送料もかからなくて良いのですが、色々と問題があるのでしょう。


では続きのグダグダっぷりをどうぞ。



● JODAN-DOSを手に入れろ!アゲイン

見つけたファイルは前回と違って「JODAN-DOS.2d」

まず、Windows98SE機を見ると
「d88x1x」と言うd88形式からファイルを取り出すソフトがあったので
2dをd88に変換しなければダメだったのか?と考えた。

色々思い出そうとエミュレーターを使っている時、NewDiskを作るとd88になる事に気が付く。
「そうか、2dのファイルを読み込んでd88で保存すれば良いんだ!」
「そうすればd88からファイルを取り出せるはずっ!」

このd88に保存すれば良いんだろうけど、ブランクディスクの作り方が分からない
「NewDisk」で作って、そこに保存しようとしてもI/Oエラーになっちゃうんですよね。

取りあえず読み込めたJODAN-DOSのディスクでファイルを消せばブランクディスクになると思うので
Windows上でイメージファイルをコピーしておいて、エミュレーターから「KILL」コマンドで消します。

消せない...

そう言えば何かでファイル形式の後の”*”がプロテクトと見た記憶がある。
N88BASICのコマンドで検索、SET?で変更できるらしい
でもPかR以外はどうするの?色々試して””でリセット出来てそう。

タララ・タッ・タッ・タン♪
「ちまちまは、SETコマンドをおぼえた」

ブランク2dファイルGET!
それならd88も適当な既存ファイルを消してブランクディスクを作ろう。
ここで、ふとFORMATを入れてみると....コマンドあるんか~い!
FORMAT "0:"で、0ドライブのフォーマットが可能でしたJODAN-DOS便利!

そして、ここで気が付く。「Newdisk」を「Format」すれば使えたんじゃ...?
実際に試してみると、やっぱり....なんか凄く遠回りしたw

タララ・タッ・タッ・タン♪
「ちまちまは、エミュレーターでのNewdiskのつくりかたを おぼえた」

これで2dから直接は取り出せないファイルも、2dからロードしてd88に保存すれば取り出せるはず!?
・JODAN-DOS.2dイメージをエミュレーターで起動
・JODAN-DOS.SYSをエミュレーター上でロード
・JODAN-DOS.SYSをエミュレーター上でd88イメージにセーブ
・d88x1xを使ってd88からJODAN-DOS.SYSを取り出す。

しかし、この時点で「JODAN-DOS.SYSをエミュレーター上でロード」と言う行動を使っている時点でオカシイ事に気が付いた。
たしか以前は、ロードする前の「何も入ってない空っぽのJODAN-DOS」をカセットに書き込んでた訳ですからw

タララ・タッ・タッ・タン♪
「ちまちまは、”JODAN-DOS.SYS”をてにいれた」(パート2)

もう一つ、ファイルを取り出すソフトを試してみました。

「X1EMUとPadKey98のページ」さん所にあった
X1EMU用 イメージファイルツール集「img1023.lzh」内の
---------------------------
X1LOAD.EXE .... 2Dイメージをファイルに分割します
---------------------------
を使ってみると...
「X1LOAD.EXE JODAN.d88」で、あっさり”Jodan-do.sys”げっと!2dで試しても、同じ結果に!!

d88x1xはどうやらフルネームで抽出できる様ですが
X1LOADは8文字に切られてしまう模様?(ファイル抽出の時に元のファイル名が出ます。)
どちらのソフトも、読める「d88形式&2D形式」と読めない「d88形式&2D形式」がある様です。



●JODAN-DOS以外のOSを試してみる

相変わらずJODAN-DOSのWAV取込みは成功率100%な訳ですが
「その他のプログラムってどうなん?」って事で
何か長めのプログラムで使えるものが転がってないかなぁ~と、再び大海原へ出かけます。

そこで見つけてきたのが、「~ Oh!石の研究室 ~」さん所にあった
S-OS筑紫版X1用高速SWORDシステム「SWTCX1」

基本のS-OSを使ってみたかったのですが、Oh!XのWikipediaによると
---------------------------------------
Oh!X掲載のシステムについては、休刊を前にフリーウェア化宣言がされているが、
システムとしてはモニタを包含しているため、動作させるのにはメーカー側が著作権を
持つモニタも必要である。
そのため、それらの問題を含まずディスクイメージとして頒布されているのは、
スクラッチから起こされたシステムか、他社の権利を含まないもののみである。
---------------------------------------
と言う事なのですが、自分にはこの「モニタ」が何を指すのか分かりません。
BASICコマンドやDOSコマンドの様な、本体が持つ基本部分っぽいのですが
JODAN-DOSが再配布出来ないのと同じ扱いなのでしょうか?

どちらにせよ、標準的なS-OSはJODAN-DOSの時の様に怪しいサイトから引っ張ってくるしか無い様なので
カセットテープに対応しないですが、S-OS筑紫版X1用高速SWORDシステム「SWTCX1」を試してみたいと思います。

あっ!S-OS「SWTCX1」のテキストに ” 標準版は、Huモニタを流用 ” と
書かれているので、配布が出来ない原因が「HuBASICのモニタを含むから」って事なのでしょうか?
まぁこの件はS-OS「SWTCX1」を使う今回のテストには関係ないので大丈夫でしょう。

S-OS「SWTCX1」のテキスト引用
--------------------------------
プログラムは、0000hから始まります。実行アドレスも0000hです。
--------------------------------
と、ここでファイルサイズを見ると、JODAN-DOSと全く同じだと気が付きました...
もうちょっと長めので試してみたかったけど、まぁOSだから極力コンパクトにまとめるのは当然だわなorz

折角見つけてきたので、まずはJODAN-DOSと同じ手法で取込もうとする。
今回見つけた ” SWXCV110.OBJ ” は拡張子が初めて見るので「これでIPLからプログラムが走るのか?」と疑問に思いましたが
ファイルそのものっぽい感じだったので、試しに直接バイナリを「x1tape」で変換、WAV再生で読み込ませた所、問題無く動きました。
 
(実機X1C>簡易アナログ変換>RGB-VIDEO-CV04N>S端子ケーブル>液晶ビエラ画面を携帯で撮影)
カセット制御は出来ない様ですが、プログラムを走らせる事は可能な様です。
でもカセットテープが使用出来ないなら追加のプログラムが取り込めないし、コマンドも何も分からないので、このまま終了w

タララ・タッ・タッ・タン♪
「ちまちまは、S-OS「SWTCX1」をてにいれた」



●まとめ

国会図書館の遠隔複写サービスですが、
目的の記事がある年月(創刊号数)が分かれば、ページ数が分からなくても比較的簡単に資料が手に入る様です。
まぁ、分かれば今回の様にスムーズに手に入るので、過去記事の年月とタイトルリストは意外と重要そうですね。

基本のS-OSが「HuBASICを所持しているなら使用可能」と言う事ならば、
JODAN-DOSの様に国会図書館の遠隔複写サービスでS-OSのソースを手に入れて、
ファイルだけ何処かから探して来れば自分も使用可能なのかもしれません。
「~ Oh!石の研究室 ~ 」さんに、S-OSのゲーム等のソフトがあったので
カセットテープ対応のS-OSを手に入れる事が出来れば、その時はチャレンジしてみたいですね。

○X1CでのJODAN-DOSカセットテープ作成手順(.2dイメージ版)
こちらの過去記事も参考に「~JODAN-DOSを手に入れろ!
・頑張って「JODAN-DOS.2d」のイメージを拾ってくる。
・「X1LOAD.EXE」を使って”JODAN-DOS.sys”を抽出する。
・「x1tape」を使って”JODAN-DOS.sys”をWAV化。
・”カセットアダプター”を使って、WAV化した音声データをX1Cに送り込む。
・”Read error”になる場合は、カセットアダプターを見直してみる。
・そのまま、実機JODAN-DOS上で、再びWAV音声データをLOADする。
・保存用のカセットテープに”JODAN-DOS.sys”をSAVEする。
・テープ版JODAN-DOSの完成!

かくして、記事を書く為に違った過程を進んでしまい無駄で平穏な休日を過ごす、ちまちまなのであったマル。



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