気ままな旅


自分好みの歩みと共に・・

コンビニで二重瞼の・・・買いに!

2017-05-06 17:13:00 | エッセイ

 老眼鏡を買い替え気分一新して数かっ月が過ぎた。 

 今年の賀状に親しい友人には近況報告にと、「この頃、瞼の下垂で新聞が読めなくなった」と一筆添えた。ひとりの友人は、その話を娘さんに話をした。

 すると、娘さんがいいものがある。「今、流行っている手軽な二重瞼にするのがある」との情報がでてきた。 親切な友人は早速、電話で「コンビニで売っているそうだ」と情報を流してくれた

 どうも、字が読めないのは、瞼の下垂が本来の元凶なのかも知れないと思っていただけに行動に移そうとした。 朝のニュースで天候不順の話をしていたのを思いだした。二階の窓から外を見た。日暮れに太陽が差しかった頃の時間だ。 時計の針は午後4時50分を指していた。夕日が真っ赤に染まって西の空に沈もうとしていた。今日はチャンス到来と,慌ててコンビニに行く用意をして二階を急いで降りた。玄関先でカメラをかざしシャッタを押した。

 そして、いつもの散歩に行く出で立ちで400m程離れたコンビニに杖を頼りに歩いていった。 

 道々歩きながら考えた。 そう言えば友人は商品名は知らんと言っていた。ギャルが買うものを傘寿を超えた爺様が買うのを見られたら変態だな。 でも、そんなことを言っていられる程いまは余裕がないのである。 

 幸いにも、齢と共にこのコンビニには行かなくなったので見た顔のバイトはいない。時間帯が良かったのか、誰もお客はいない。 ちょっと、探したが元来どんなものかを知らないから無理だ。そこで、バイトの小母さんに聞いてみた。 

  「ありませんね。でも、難しくて装着に疲れますよ。反対ですね」と、私の要望はいとも簡単に切り捨てられた。お礼を言って店をでた。そう言えば、大きな店でないと置いてないかも知れないと教えてくれた。

 それから忘れていて数か月が過ぎた。駅前の100円ショプも併設している大きなドラグストアが目についた。 急に思いだし、杖を突きつき店にはいった。若い女の子の店員が商品の整理をしていた。

  「ちょと、いいですか、こんなもの置いてありますか・・・」と手ぶりよろしく特に使い道に力説して聞いてみると・・・

いとも簡単にこれですと案内してくれた。 

ここで一言「接着剤で取り付けますので、肌が荒れれます。 また、瞼が接着して開かなくなったら大変ですよ。私はお勧めしません」ここでも爺様にはと反対された。

 昼寝して瞼が開かなかったら下垂より大変だ。年寄りには親切な国だわいとひとり満足して散歩から我が家に戻った。

余談だが、夕暮れ時の写真はNO Good でした。

終わり 


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1 コメント

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二重瞼 (山下です)
2017-05-09 11:21:06
二重まぶたで、お目々パッチリの先輩にお目にかからなくて良かった。(笑)

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