2008/7/29、東京国際フォーラムAでの開催。
例によって、事前に指定席券と引き換える。
並ぶのが面倒なので、開演の少し前に行く。
「残りものに福」で、かなり後ろながら1階のほぼ中央が当たる。
上映後に主要キャスト、原作者、監督らが登壇し、舞台挨拶があった。
先にそれを紹介しておく。
TV東京の大橋アナの紹介で、主演の役所広司、アヤカ・ウィルソン、
それに小池栄子、國村隼、土屋アンナ、劇団ひとり、山内圭哉、
上川達也のキャスト陣と原作者(後藤ひろひと)と中島監督が登壇。
映画の紹介とそれぞれの「わがまま」な一面を喋る、という段取りで、
いくつか面白トークがあったが、記憶に残ったものをいくつか。
「私の書いた原作は、やくざがサルを育てる話だったので、
映画になるとこうも変わるかと」(原作者)
「皆さんはただで見ているのでつまらないなんて言う権利はないぞ、
ということですが、つまらないと思った人は見なかったことにして、」(監督)
(土屋アンナが)「前夜飲みすぎて昼まで来ないことがよくあって、」(監督)
「用事があるときは誘いを断るんですが、
自分が誘って断られると『死んでしまえ』と思います」(山内圭哉)
「銭湯に行ったら『パコと魔法の絵本、面白かったな』とつぶやいて」(役所広司)
***
役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、
加瀬亮、劇団ひとり、山内圭哉、小池栄子、國村隼、上川達也。
**
物語は阿部サダヲ扮する老人が、加瀬亮扮する若者の屋敷を
訪ねてくるところから始まる。
阿部サダヲは、仏壇にある役所広司扮するジジイの遺影に
手を合わせることもなく、1冊の絵本を手にする。
そして、このぼろぼろの絵本にまつわる物語を語り始めるのだった。
*
あれは何年前のことだったか、とある病院での出来事。
そこには、芝居好きの医者、浅野(上川達也)の元、
タマ子(土屋アンナ)と雅美(小池栄子)の一見とんでもない看護婦がいた。
患者もみんなから嫌われているわがままなクソジジイ大貫(役所広司)、
元有名子役でヤク中の室町(妻夫木聡)、
傷だらけのヤクザ龍門寺(山内圭哉)、
消防車に轢かれた消防士滝田(劇団ひとり)、
ジュディ・オング好きのおかま木之元(國村隼)、
よく判らない変装オタク堀米(阿部サダヲ)、
そして絵本を読んでばかりいるパコ(アヤカ・ウィルソン)。
大貫は立身出世伝の人、体調を崩して入院してはいるが
引退する気はさらさらなく、
毎日のように訪ねてくる甥の浩一(加瀬亮、二役)と
看護婦でその妻の雅美をも邪険にしている。
ある日、大貫はいつものいじわる心から、パコの絵本を読んでやる。
翌日、パコは大貫を知らないと言い、大貫の落としたライターを見せる。
ライターを盗まれたと思い、怒った大貫はパコを殴るが、
実はパコは記憶が1日しか持たない少女だった。
あれは7歳の誕生日、パコは両親とドライブに出て事故に遭い、
車ごと水に落ち両親は死亡、
パコも九死に一生を得たものの障害を受けたのだった。
かわいそうなパコに何かしてやれることはないか。
毎日記憶が消えていくパコに、大貫は毎日絵本を読んで聞かせることにした。
そしてある日、ついに思い立ってパコのために
病院のみんなで芝居をしようと言いだしたのだ。
**
後藤ひろひと原作の舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」の映画化。
非常に舞台的な演出と、舞台では絶対できない演出(CGなども含め)を
織り交ぜて、強烈な色彩とむちゃくちゃなメイクで、
ある意味「スピードレーサー」が脳裏に浮かんだ。
役所広司もすごいが、小池栄子と妻夫木聡は知ってないと
本人かどうかの識別が不可能なくらい。
このほか、木村カエラも出るし、彦摩呂がちらっと出てたり、
とにかくやりたい放題の映画。
最初の20分くらいはどうなることか、と心配したけど、
パコが出てきてからは物語も落ち着いて展開し、
笑いあり、涙あり、楽しい映画でした。
例によって、事前に指定席券と引き換える。
並ぶのが面倒なので、開演の少し前に行く。
「残りものに福」で、かなり後ろながら1階のほぼ中央が当たる。
上映後に主要キャスト、原作者、監督らが登壇し、舞台挨拶があった。
先にそれを紹介しておく。
TV東京の大橋アナの紹介で、主演の役所広司、アヤカ・ウィルソン、
それに小池栄子、國村隼、土屋アンナ、劇団ひとり、山内圭哉、
上川達也のキャスト陣と原作者(後藤ひろひと)と中島監督が登壇。
映画の紹介とそれぞれの「わがまま」な一面を喋る、という段取りで、
いくつか面白トークがあったが、記憶に残ったものをいくつか。
「私の書いた原作は、やくざがサルを育てる話だったので、
映画になるとこうも変わるかと」(原作者)
「皆さんはただで見ているのでつまらないなんて言う権利はないぞ、
ということですが、つまらないと思った人は見なかったことにして、」(監督)
(土屋アンナが)「前夜飲みすぎて昼まで来ないことがよくあって、」(監督)
「用事があるときは誘いを断るんですが、
自分が誘って断られると『死んでしまえ』と思います」(山内圭哉)
「銭湯に行ったら『パコと魔法の絵本、面白かったな』とつぶやいて」(役所広司)
***
役所広司、アヤカ・ウィルソン、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、
加瀬亮、劇団ひとり、山内圭哉、小池栄子、國村隼、上川達也。
**
物語は阿部サダヲ扮する老人が、加瀬亮扮する若者の屋敷を
訪ねてくるところから始まる。
阿部サダヲは、仏壇にある役所広司扮するジジイの遺影に
手を合わせることもなく、1冊の絵本を手にする。
そして、このぼろぼろの絵本にまつわる物語を語り始めるのだった。
*
あれは何年前のことだったか、とある病院での出来事。
そこには、芝居好きの医者、浅野(上川達也)の元、
タマ子(土屋アンナ)と雅美(小池栄子)の一見とんでもない看護婦がいた。
患者もみんなから嫌われているわがままなクソジジイ大貫(役所広司)、
元有名子役でヤク中の室町(妻夫木聡)、
傷だらけのヤクザ龍門寺(山内圭哉)、
消防車に轢かれた消防士滝田(劇団ひとり)、
ジュディ・オング好きのおかま木之元(國村隼)、
よく判らない変装オタク堀米(阿部サダヲ)、
そして絵本を読んでばかりいるパコ(アヤカ・ウィルソン)。
大貫は立身出世伝の人、体調を崩して入院してはいるが
引退する気はさらさらなく、
毎日のように訪ねてくる甥の浩一(加瀬亮、二役)と
看護婦でその妻の雅美をも邪険にしている。
ある日、大貫はいつものいじわる心から、パコの絵本を読んでやる。
翌日、パコは大貫を知らないと言い、大貫の落としたライターを見せる。
ライターを盗まれたと思い、怒った大貫はパコを殴るが、
実はパコは記憶が1日しか持たない少女だった。
あれは7歳の誕生日、パコは両親とドライブに出て事故に遭い、
車ごと水に落ち両親は死亡、
パコも九死に一生を得たものの障害を受けたのだった。
かわいそうなパコに何かしてやれることはないか。
毎日記憶が消えていくパコに、大貫は毎日絵本を読んで聞かせることにした。
そしてある日、ついに思い立ってパコのために
病院のみんなで芝居をしようと言いだしたのだ。
**
後藤ひろひと原作の舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」の映画化。
非常に舞台的な演出と、舞台では絶対できない演出(CGなども含め)を
織り交ぜて、強烈な色彩とむちゃくちゃなメイクで、
ある意味「スピードレーサー」が脳裏に浮かんだ。
役所広司もすごいが、小池栄子と妻夫木聡は知ってないと
本人かどうかの識別が不可能なくらい。
このほか、木村カエラも出るし、彦摩呂がちらっと出てたり、
とにかくやりたい放題の映画。
最初の20分くらいはどうなることか、と心配したけど、
パコが出てきてからは物語も落ち着いて展開し、
笑いあり、涙あり、楽しい映画でした。
同じ試写会でしたね。
私は引換券配布1時間前から並んだので、11列目の中央くらいでした~
でも、娘が大ファンの阿部サダオが来ていなかったので、ものすごく残念がっていました。
映画は意外にもなかなかだったと思います。
娘はもう一度観に行くと言っていました。
最近は列に並ぶ気力が失せて、
開場してからの到着が多くなりました。
東京国際フォーラムでは、
特に早く行かないと良い席は取れないので、
最初から諦めて「どこでもいいや」の心境です。
本当に思ったよりいい映画でした。
こんばんは♪
もしかしたらさっきコメント下さったのはKGRさんでしょうか?
後半からぐっと良くなりましたよね♪
でもほんと木村カエラとかいらなかったなぁー
映像もステキでした♪
>KGRさんでしょうか?
えっ?と思って確認したらUnknownになってました。
コメントに名前を入れ忘れてしまいました。
すみませんでした。
序盤は「人物紹介の章」なんでしょうが、
いまいち乗れませんでした。
この映画は「笑い」も「泣き」も思いっきりできる後味のとーってもいい映画でした。
泣きすぎて次の日は目が腫れてました。
妻夫木くんは一瞬包帯ぐるぐるの消防士かと思ったら、劇団ひとりでしたね。別人のようでした。
もう一回劇場に観にいこうと思っています。
いったいどこに出てんだろう、なんてね。
小池栄子のメイクもすごかったですね。
劇団ひとりだけまともメイクだったので、
かえって浮いてましたよね。
最初の20分くらいは、本気で心配しましたが、
途中からはテンポよく進行し、
舞台劇を見ているようでもありました。
完成披露試写会ってそんなに早くに
あったんですね(*_*)
>最初の20分くらいはどうなることか、
と心配したけど
同じですσ(^◇^;)観たの失敗だったかな・・・とか
思ってしまいました(笑)私もパコちゃんが出て
きてから、物語に入り込めました^^
体調がイマイチで観たので、思ったより感動は
できなかったのですがσ(^◇^;)いい映画だったとは
感じました^^
同じ日に記者会見もあったようですが、
そちらには出た妻夫木聡が、
舞台挨拶に来なかったのが残念でした。
私は上川さんのファンなのに、彼がわからなかった~(^_^;)
だいぶ経ってから、あ~!でした(^^ゞ
後藤ひとひとさんのお話とか聞いた後で見たら、またひと味違ってたのかもしれないなぁって思いました。
上川達也(すみません、呼び捨てで)
メガネが大変だったらしいですね。
よく見えなくて気持ち悪くなったとか。