木枯らし１号

気象庁は１０/３０に関東地方に木枯らし１号が吹いた、と発表した。

昨日上げるのを忘れてましたが、とにかく風は強かった。

１０/３０の朝は、近くの川沿いの柳の木が、こうだったのですが、


翌朝、こんな風になってました。


実は刈り込んでいただけだったりして、と思って昨年の写真を見ましたが、
１１/３０でも短くはなっていたものの、葉がなくなってはいませんでした。

１０/３０のこの付近の東京都の観測による毎正時の風速は、
１１時の８．６ｍ/ｓなど、１１時から１４時まで８ｍ/s超えでした。

気象庁の観測では、東京都心（北の丸公園内観測所）で１５：２３に
８．９ｍ/ｓを記録しています。
最大瞬間は１６:２０に１９．６ｍ/ｓを観測しています。

ただ、台風２２号が最接近したのは２９日だったんですよね。
夕方から夜にかけて５ｍ/s前後の風が吹いただけで実はたいしたことなかった。

気になったのは２点。

（１）そもそも木枯らし１号って、その定義は？
（２）東京と大阪で観測って発表されたけど他の地域は？

それではお答えしよう・・・なんて、気象庁のＨＰからの受け売りですが、

「木枯らし１号」とは
「１０月半ばの晩秋（ばんしゅう）から１１月末の初冬（しょとう）の間に、
初めて吹く毎秒８メートル以上の北よりの風のことです」だそうです。

風向きも関係あるんだ、そりゃそうですよね。
で、風向きを調べると、この付近の同時間帯の風向は北西から北北西でした。
気象庁の観測でも北北西でした。

で、台風２１号の時、１０/２２～２３を見ると、
１０/２２、最大北東の風７．１ｍ/ｓ、瞬間最大は北北東１３．９ｍ/ｓ。
瞬間最大が８ｍ/ｓを超えてもだめみたいですね。

１０/２３は最大が１３．７ｍ/ｓ、瞬間最大は２９．９ｍ/ｓとなっていますが、
いずれも風向は南南東でこれもダメ。

と言うことで、１０/３０になったようです。

次に、東京、大阪以外の木枯らし１号は、についてですが、
先ほどの気象庁の説明の続きを見ると、
「気象庁では、東京地方と近畿地方でこのような冬になったことを感じさせるような
　風が吹いたとき、「木枯らし１号」のお知らせを発表しています。」

と言うことで東京と大阪（近畿地方）以外の木枯らし１号は気象庁の管轄ではないようです。
地元の気象関連団体/会社などが発表することはあるのかもしれませんね。

ついでに、「春一番」の方は
「２月４日ごろの立春（りっしゅん）から３月２１日ごろの春分（しゅんぶん）までの間に、
　日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの毎秒８メートル以上の風」だそうで、
地域限定ではなく、日本全体の気圧配置なども関係があるようです。