塾禁止は悪平等の典型

「塾は禁止」　教育再生会議で野依座長が強調(朝日新聞) - goo ニュース

学力が落ちているのを底上げしようと言う議論ならわかるが、
できる子の伸びるのを押さえて、全体をならそうなんてのは、
悪平等そのもの。

大体、できるっつったって、全部の学科に優れる子なんてそうそうはいない。
数学が得意の子もいれば、国語や理科や社会の得意な子もいる。

数学の塾つったって問題の解き方を教えるわけで、
それで「数学という学問」が好きになるとは思えないけど、
まあ、それは良いとして、

国語が好きで、塾へ行ってその勉強して何が悪い。
算数が好きで数学が好きで、どんどん勉強させてどこが悪い。

伸びる面は伸ばしてやればいい。

突出を嫌う、みんなどんぐりのせい比べの方がいい、
平均にならそうなんて、活力をなくすもとだ。

みんな大いに個性を発揮して、人と違うことが自慢だし、
他人にも賞賛される、そういう社会がいじめをなくすんだと思うよ。

できるんだったら塾禁止なんて、出る杭は打たれるの典型だ。

じゃあさ、
そろばんができる子は計算が早いから、算数の時に得なのでそろばん塾禁止、
て言ったらどうします？
そりゃおかしいよって思うでしょ。
同じ議論だと思うな。

できる子は塾に行かなくてもいいでしょってんならまだしも、
禁止するなんてなぜ言えるのか。

子供のころたまたま成績が良かったからって、
学校の勉強で足りなくてもっとやりたくったって独学しかできない、
それでずっと伸びていくかな。
やはり子供の個性にあったコーチが必要じゃないの。
独学でできる子はよほどの子だ。

自分たちが塾に行っていたかどうかなんてのは関係ない。

座長は子供のころから、自立心もあって、大変お出来になったようだから、
塾なんか行かずとも抜きんでた成績を修められたことと思いますが、
座長のご幼少の頃ほど「できる」子供もそういませんよ。