
2009/11/11、有楽町朝日ホールでの開催。
どの程度になるとそう呼ばれるのか分からないが、いわゆる試写会マニアは存在する。
何かで読んだが、試写会マニア=ただで映画を見る人たち、との認識が
映画関係者にあって、あまり好意的に捉えられていない面もあるらしい。
昔は試写会で見ても多くの人に情報伝達する手段がなかったろうが、
今はブログを書く人も読む人も多いので、ある程度の宣伝効果があると思うが、
なお、ただで見るせこいやつとの認識なんだろうか、
それとも勝手に宣伝してくれる有り難いやつなんだろうか。
**
長澤まさみ。
監督は本広克行。
「踊る大捜査線」シリーズや「少林少女」の監督。
似た名前の本木克英(「釣りバカ11~13」「犬と私の10の約束」「鴨川ホルモー」)
とはまったくの別人。
そういえば、「鴨川ホルモー」の試写会のとき、
本木監督自身が本広監督と良く間違えられると言ってたっけ。
***
桜井米(長澤まさみ)は幼い頃、海に落下する隕石を見たことがあり、
宇宙に憧れを抱く夢多き少女だった。
そんな彼女も今は湾岸TVのAD。
超能力者を発掘する「あすなろサイキック」という番組の担当。
しかし、出てくるのは偽エスパーばかり。
ある日、桜井米はプロデューサー(甲本雅裕)から
視聴者からの応募の手紙の山を託され、本物の超常現象を探す旅に出る。
しかし、出会うのは間違い、いんちき、にせものばかり。
そして、クリスマスイブの日に着いたとある町。
その町の「カフェ・ド・念力」と一風変わった店名の喫茶店。
ここでエスパー・パーティが開かれようとしていた。
集まったのは、サイコキネシス(念力)を使う作業員風の河岡(諏訪雅)、
エレキネンシス(電子機器操作)の井出(川島潤哉)、
透視の筧(中川春樹)と、初参加のテレパシーの椎名(辻修)、
テレポーテーションの小山(三宅弘城)。
しかし、エスパーであることは絶対の秘密。
こうしてお互いの秘密を見せられるこのカフェは心の休まる場所でもあった。
マスターの早乙女(志賀広太郎)は超能力訓練に予断がないが一般人、
昔、エスパーに危機を助けられた経験があり、
その人を探すうち、彼ら本物のエスパーに出会うようになった。
マスターは、新しいエスパーが来ると言って、どこかへ出かける。
店にやってきた神田(岩井秀人)を新しい仲間と勘違いしたみんなは
超能力を披露してしまう。
一方の神田は、ただのびっくり人間だった。
普通の人間にエスパーだったことがばれると大変だとみんなは神田を逃がさない。
そこへ、桜井米がやってきた。
よりによってエスパーの忌み嫌う番組のAD。
彼女は神田から連絡を受け、この店を待ち合わせ場所にして、
取材をする予定だったのだ。
桜井をだしにしてその場から逃げようとする神田、逃がさないエスパーたち。
神田の運命は、エスパーの天敵、桜井の運命は、、、、。
***
ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之助、平田満などが、脇役で登場。
笑いどころは随所に織り込まれ、出演者のコミカルな動きも笑いを誘うが、
全体になんとなく盛り上がりに欠け、淡々と展開する感じ。
場面の少ない映画だと思っていたが、それもこれも、
もともとは舞台劇だと知って納得。
展開の仕方や説明的なシーンの挿入もなるほど、という感じでした。
ちょっとVFXやCGのひどい映画があると
「だから日本映画は」的発言をする人がいますが、そんなことはありません。
超能力のVFXは違和感まったくなく、良く出来てました。
*** 追記 ***
「あすなろサイキック」で、観客が持っていて、上を叩くと
「ありえない」「ありえない」とか言うボタン。
これです。

本体はダイソーで100円で売ってます。
押すと点くランプです。
握り手の棒は付いてません。
この写真も手の上に載せているだけ。
棒を握っているように見えるでしょうか。
どの程度になるとそう呼ばれるのか分からないが、いわゆる試写会マニアは存在する。
何かで読んだが、試写会マニア=ただで映画を見る人たち、との認識が
映画関係者にあって、あまり好意的に捉えられていない面もあるらしい。
昔は試写会で見ても多くの人に情報伝達する手段がなかったろうが、
今はブログを書く人も読む人も多いので、ある程度の宣伝効果があると思うが、
なお、ただで見るせこいやつとの認識なんだろうか、
それとも勝手に宣伝してくれる有り難いやつなんだろうか。
**
長澤まさみ。
監督は本広克行。
「踊る大捜査線」シリーズや「少林少女」の監督。
似た名前の本木克英(「釣りバカ11~13」「犬と私の10の約束」「鴨川ホルモー」)
とはまったくの別人。
そういえば、「鴨川ホルモー」の試写会のとき、
本木監督自身が本広監督と良く間違えられると言ってたっけ。
***
桜井米(長澤まさみ)は幼い頃、海に落下する隕石を見たことがあり、
宇宙に憧れを抱く夢多き少女だった。
そんな彼女も今は湾岸TVのAD。
超能力者を発掘する「あすなろサイキック」という番組の担当。
しかし、出てくるのは偽エスパーばかり。
ある日、桜井米はプロデューサー(甲本雅裕)から
視聴者からの応募の手紙の山を託され、本物の超常現象を探す旅に出る。
しかし、出会うのは間違い、いんちき、にせものばかり。
そして、クリスマスイブの日に着いたとある町。
その町の「カフェ・ド・念力」と一風変わった店名の喫茶店。
ここでエスパー・パーティが開かれようとしていた。
集まったのは、サイコキネシス(念力)を使う作業員風の河岡(諏訪雅)、
エレキネンシス(電子機器操作)の井出(川島潤哉)、
透視の筧(中川春樹)と、初参加のテレパシーの椎名(辻修)、
テレポーテーションの小山(三宅弘城)。
しかし、エスパーであることは絶対の秘密。
こうしてお互いの秘密を見せられるこのカフェは心の休まる場所でもあった。
マスターの早乙女(志賀広太郎)は超能力訓練に予断がないが一般人、
昔、エスパーに危機を助けられた経験があり、
その人を探すうち、彼ら本物のエスパーに出会うようになった。
マスターは、新しいエスパーが来ると言って、どこかへ出かける。
店にやってきた神田(岩井秀人)を新しい仲間と勘違いしたみんなは
超能力を披露してしまう。
一方の神田は、ただのびっくり人間だった。
普通の人間にエスパーだったことがばれると大変だとみんなは神田を逃がさない。
そこへ、桜井米がやってきた。
よりによってエスパーの忌み嫌う番組のAD。
彼女は神田から連絡を受け、この店を待ち合わせ場所にして、
取材をする予定だったのだ。
桜井をだしにしてその場から逃げようとする神田、逃がさないエスパーたち。
神田の運命は、エスパーの天敵、桜井の運命は、、、、。
***
ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之助、平田満などが、脇役で登場。
笑いどころは随所に織り込まれ、出演者のコミカルな動きも笑いを誘うが、
全体になんとなく盛り上がりに欠け、淡々と展開する感じ。
場面の少ない映画だと思っていたが、それもこれも、
もともとは舞台劇だと知って納得。
展開の仕方や説明的なシーンの挿入もなるほど、という感じでした。
ちょっとVFXやCGのひどい映画があると
「だから日本映画は」的発言をする人がいますが、そんなことはありません。
超能力のVFXは違和感まったくなく、良く出来てました。
*** 追記 ***
「あすなろサイキック」で、観客が持っていて、上を叩くと
「ありえない」「ありえない」とか言うボタン。
これです。

本体はダイソーで100円で売ってます。
押すと点くランプです。
握り手の棒は付いてません。
この写真も手の上に載せているだけ。
棒を握っているように見えるでしょうか。
確かに観る側にも、態度がよろしくない人たちが散見されるのは非常に残念なことです。
私も試写会で態度が悪かった人の顔は絶対に覚えているので(!)、次回見かけたら近くに座らないようにしているくらいですし(笑
ですが、制作側が試写会に来る人たちを一段低く見ているのなら、試写会などしなければいいのにって思います。。
一体なんのための試写なのか。 決して良い評価だけがあるわけではなく、制作側もよい悪いの両方の評価を受け止める謙虚さがないといけないような気がするんですけどね。
さて本作ですが、長澤さんはこういう雰囲気の方が自然でいいと思うだけに、彼女の存在がほとんど生かされていなかったのが非常に残念でした。
ブロガー限定、感想投稿などを条件にしている試写会もあるので、アクティブな宣伝手段ととらえているかもしれません。
>制作側もよい悪いの両方の評価を受け止める
これはそう思いますね。
「面白くない」と書いたブログのコメントでスタッフを名乗る人物の「一生懸命やっているのに批判するな」風の書き込みを見たことがあります。
一生懸命と出来不出来は別物です。
あの「ありえない」「ありえない」は面白かったです♪
本当にあったら売れそう。。。
でも、あの番組は視聴率悪そう^^;
ライトはすぐに気が付きました。
うちにあるやつじゃんって。
>あの番組は視聴率悪そう^^;
ストーリー上はあれでいいのでしょうが、
確かに受けない番組っぽかったです。
「ありえない」のライト、
小道具で作ったんじゃなくて、
実際に売られているものを使用してたんですね!
全体的にもっさりとしていて
うまくそのテンポに乗りきれず
コメディなのでそこまで楽しめなかったのが
ちょっと残念でした。
そうですね。
もっさりは長澤まさみのキャラかとも思いますが、
「全体的に」がいまいちの理由かもしれません。
「サマータイムマシン・ブルース」が面白かったので、似たような作りのこれにも期待していたのですが…ちと期待が大きかったかも知れません。「サマー…」は越えれずという感じ。
あと「サマー…」の好評(?)に勘違いしちゃったのか(?)、必要以上に舞台風味を強化してる感もありましたね。KGRさんの仰る舞台風の絵然り、有名俳優ではなく舞台俳優さんで主要キャストを固めちゃった点とかも。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
「ゲキ×シネ」ならいざ知らず、映画を舞台風にしてもどっちつかずになると思います。
特にこの映画の場合、ほとんどアップがなかったと思いますが、小ネタの中にはアップで生きる物があった気がします。