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映画 VoD「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」

2017-01-04 02:08:34 | 映画感想
公開時に見たかった映画。ビデオ・オン・デマンドで鑑賞。
日付は忘れたが、2016年の鑑賞。

私のなかでの扱いはVoDは、CM、カットもないからTV放送とは一線を画すが、
DVD/BDと同等の扱いで年間鑑賞本数には含まない。



フランク・ランジェラ、リブ・タイラー、ジェームズ・マーズデン、スーザン・サランドン。



近未来。
高齢で一人暮らしのフランク(フランク・ランジェラ)。

フランクはずいぶん前の出来事を最近のように話したり、ちょっと記憶が定かでない。
娘のマディソン(リブ・タイラー)は仕事で海外を飛び回っているが
父のことが気になってしょうがない。
兄のハンター(ジェームス・マーズデン)が父親の面倒を見ていないことに腹を立てている。

フランクは毎日、図書館へ行っては司書のジェニファー(スーザン・サランドン)と
無駄口をたたくのが楽しみだが、図書館はNGOに買収され電子化されることになった。

息子のハンターが最新型のケアロボットだとして、アシモ似のロボットを置いていく。

フランクは反対するがとりあえずロボットを家に置き、
ロボットは翌日からあれこれフランクの世話を焼く。

フランクが雑貨屋でくすみ損ねた石鹸をロボットがばれずに盗んだことで、
フランクはロボットに泥棒テクを教え始める。

フランクはロボットに協力させ、NGOのジェイクに反撃を計画する。

果たしてフランクの計画はうまくいくのだろうか。
そして、フランクが気づいていなかった(忘れていた)驚愕の事実とは。

**

結末は涙する。

古い記憶は確かだが最近のことは忘れているとか、いわゆる認知症で
子供たちはそりゃ心配するだろうけど、本人は全く自覚していない。

で、最後の最後、肝心なことを忘れていた自分に自分で驚くという結末。

「エターナル・サンシャイン」と通じるものがあるが、あちらは
自分の意志で記憶を消すもので、こちらは自然の摂理(=加齢)で
記憶が消えていくけど・・・・

フランク・ランジェラの自然な演技が見事で、結末を知って考えると
息子や娘たちの行動も合点がいく。

**

ロボットは小さい人間が入っているようだった。
アシモを使えばいいのにと思ったのは私だけか。
アシモなら動きは遅いだろうが、遅い動きは編集でなんとでもなるし、
止まっているときに微動はしない。
階段の上り下りもできるし、実際にロボットだ。



ロボットは、ロボットに形を借りただけなのか、
それともロボットであることに意味があったのか。

ロボットがユーザが簡単に触れるリセットボタン一発で
初期化されてしまう構造はまずいが、展開上やむなし。

あっさりボタンを押しすぎの感想もあるようだが、あれでよかったと思う。

どこまで人型が必要かはわからないが、介護ロボット、
健康管理ロボットなどは近々にある程度の範囲で実用化されるものと思われる。

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