発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

福岡の11月

2017年11月12日 | 日記

  秋である。

  鳥飼八幡宮から西新にかけて歩く。鳥飼八幡宮は、神功皇后の祀られた由緒ある氏神さまで、この時期は七五三参りの親子連れをよく見かける。境内には九重部屋の宿舎があり、九州場所中であるので幟旗がいくつか立っている。隣接して中野正剛の銅像がある。中野正剛は57で亡くなったのかと。揮毫は緒方竹虎(この2つの人名、知らない人は検索してね)、周囲は常に掃き清められ、そして手摺には黒と白のマワシが何枚も干してある。

    西新商店街は、賑やかだ。歩行者天国の真ん中にリヤカー部隊と呼ばれる物販屋台が並ぶが、グルテンフリーのお菓子を売る屋台があるところが今風である。チェーンのドラッグストアの小さめの店がたくさんある。競争がすごそうだ。行列を作っているのは蜂楽饅頭、熊本県に本拠地がある回転饅頭で、小倉とか天神とか多くのデパートに出店している。西南学院や修猷館高校がある文教地区で、地下鉄駅のマークもペンと鉛筆がデザインされている。ただ残念なことに、大きな書店はこの辺にはない。金文堂書店は、ドン・キホーテになったし、リブロが入ってたビルはマンションに建て替え中だ。まあ、天神に出ればいいか、といったところなのでしょう。

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