発行人日記

図書出版 のぶ工房の発行人の日々です。
本をつくる話、映画や博物館、美術館やコンサートの話など。

新聞掲載

2011年08月31日 | 本について
 8月29日付の宇部日報に「長州維新の道」が、紹介されています。
(WEB版には載っていませんので念のため)
 
「宇部日報」とは、山口県宇部市にふたつあったローカル紙「宇部時報」と「ウベニチ新聞」が、今世紀になって合併してできた夕刊紙である。見事に足し算されたネーミングである。
 その名の通り、おもに山口県宇部市とその周辺、山陽小野田市、美祢市、山口市とくに阿知須町で読まれている。ここらでは、朝刊は、朝毎読のどれかで、夕方は宇部日報を購読している家というのが多い。
 年末年始、夏休み、春休み、ゴールデンウイークなど、帰省したときには、親がとってくれているこの新聞をタメ読みするのが習慣となっている。
 地方のニュースのなかに、高校時代に同じ電車で通っていた人が、今はミュージシャンで、小林幸子に楽曲を提供した、とか、同級生が、中学校の教頭になった、とか、高校のときの知り合いが、今はボデイビルダーである、とか、中学時代の知り合いのお父さんが、趣味の作品展を開いた、とか、そんなことを知ることができる。
 おとといの宇部日報の記事から検索して、HPを見て、ここまでたどりつく人もいないと思うけど、いらしたら、コメントしてね。
 
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新聞掲載

2011年08月23日 | 本について
 8月23日の朝日新聞朝刊の山口版に『長州維新の道 萩往還』が紹介されています。
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今日も、大鉄道時代展

2011年08月23日 | 物見遊山
 またまた博多シティ。
 前日は、メイン会場の展示しか見る時間がなかったので、映像展示とサテライト会場を見に。
 「大鉄道時代展」のサテライト会場は、3階のみどりの窓口でチケット引き換え、と書いてあるので行ってみると、なんと貰えたのは、博多駅入場券。水戸岡氏デザインの家具類の展示が少しあったけど、結局、駅のコンコースやホームで、リアルに使われている実物を見ろということなのね。ということで、駅の中で遊ぶ。
 思い出したのは、太宰治『人間失格』のはじめの方、「恥の多い生涯を送って来ました」(←人生なんてそんなもんだよ、それが何か?と、太宰よりは長生きしてる自分は思うのだけどね)の続きを思い出す。駅の停車場のブリッジのことを線路をまたぎ越えるために造られた実利的なものではなく、垢抜けした遊戯と思い込んでいた、みたいなくだりがあって。
 でも、急いでる人を邪魔しないで、安全に気をつけている限りは、楽しく遊んでもいいじゃないですか。
 たくさんのエレベーターとエスカレーター。ステンドグラス、カラフルな列車。楽しい売店とカフェ。
 普段は慌ただしく用事のある番線に向かい、さっさと列車に乗り、博多に戻ったらさっさと改札を抜けて帰るだけだったものだから。
 それから半券を握りしめてTジョイ博多試写室へ。
 50席ほどの小さな試写室で、映像展示。前半は水戸岡氏のデザインした車輛や駅の紹介で、後半は、JR九州のCFを延々と放送。
 藤井フミヤ、原田知世、脱力系PUFFY、速水けんたろう、萬田久子に多岐川裕美、黒木瞳、なにより、ピラティスのコープ姉妹(思い出せない方は、コープ姉妹、JR九州で動画検索されたし)を久々に見ることができてラッキーであった。

 それにしても、九州新幹線全線開業のロングバージョンは、感動する。泣ける。
 読んだ人の9割が涙したなどと帯に書いてある本を眺めて「私は残りの一割か」と小さく叫んだりするひねくれ者の私であるが、あれは泣けるのだ。
 3月12日開業、というのも、泣ける。

 ポスターをもう一度見る。「駅弁から新幹線まで」
 あっそうか。レイモンド・ロウイーhttp://www.raymondloewy.com/の『口紅から機関車まで』(鹿島出版会。新書版だが結構高かった)に因んだキャッチフレーズなのかと、やっと気がついた。
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水戸岡鋭治の大鉄道時代展

2011年08月22日 | 物見遊山
 「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」http://www.jrhakatacity-eventspace.jp/mitooka/
 生きているデザイナーの個展としては最大規模と思われる。
 24日で終わりだから、参考にできる人自体少ないと思うけど、チケットを持ってない人は、会場入口に行く前に、みどりの窓口でチケットを買えば、前売料金で入れます。
 世界を変えるデザインについては、すでに古典といって差し支えない、レイモンド・ロウイーの『口紅から機関誌まで』は、繰り返し読んだ。
 今生きてる人なら、水戸岡鋭治。
 何を変えたって、もちろんほかでも仕事をしている人だけど、九州の鉄道デザインから、九州全島を遊園地にしちゃった人である。
 楽しーい。かわいーい。きれーい。おっしゃれー。乗りたーい。
 そんな列車や建物をデザインしてる。
 その人の、これまでのポスター、図面、列車のシート、内装、モケット類、鉄道制服などなど膨大な展示である。
 水戸岡氏の仕事を初めて見たのは、まだ日本がバブルに浮かれている1987年にオーブンした、ホテル海の中道(当時はANAと福岡市の三セクだった)で、現在のルイガンズホテルである。    
 アーバンリゾート(赤面)ですよ、会社のだけどパーティーもあったし、私のような地味OLでさえ。いわんやそうでない人々をや。なんてバブリーなの。
 そのバブルの頃にきっちり働いていたかどうかで、その後の立ち位置が決まったのだろうと思う。
 そのホテルに向かうディーゼル列車のデザインが、水戸岡氏の最初の鉄道仕事だったのね。
 その後も「JR九州にびっくり」が続く。つばめにびっくり。未来型特急ソニック登場にびっくり。新型車輛だけではなく、旧型車輛も、肌色国鉄色を塗り替え、モケットを変えた、特急みどり、かもめ、ハウステンボス。ハイパーサルーンもおしゃれに塗り替えられた。その間にも、新型車輛がどんどん出て来た。新型かもめ、ゆふいんの森。観光列車や特急だけでなく、通勤列車も。そして九州新幹線。ずっとぴっくりしてきた。
 その「びっくり」仕掛人の、ここ25年くらいの集大成でございました。
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たれかこきやうをおもはざる

2011年08月20日 | 日記
 山口県単独ローラーと、イベントでの販売を終え、帰福。またまた段ボールにまみれて発送をする。

◆今年は山口国体があり、マスコットキャラクターの「ちょるる」が、県の随所にみられる。http://www.choruru.pref.yamaguchi.lg.jp/kokutai/mascot/ 地元のデザイナーによるものだということ。山口っぽさを発揮しながら地方ゆるキャラにありがちな哀愁が漂っていない。ひたすら元気そうで可愛い。これなら、サンリオに勝てる、というか、勝ってどうする? とりあえず、県庁ロビーのちょるるを携帯の待ち受けにした。
 ちょるるグッズも出てる。 http://www.choruru.pref.yamaguchi.lg.jp/kokutai/mascot/goods.html  種類が多い。 国体マスコットだからというだけではなく、ちゃんと愛されてつくられているのではないかと思う。全国普及間違いなしである。

◆山口県庁では、午後三時になると県民体操の音楽がかかるという噂は本当だった。

◆宇部に行く。銀天エコプラザのパンフレットに、今回、ピカチュウに似過ぎということで着ぐるみがお蔵入りした「エコハちゃん」の平面キャラクターが印刷してあった。平面デザインは、やっぱり似てない。エコプラザの人の意見も、やはり着ぐるみメーカーに問題があったという考えであった。
 全国的な話題となったからには、市議会でも取り上げられるだろうか。オリジナル着ぐるみは20~30万円はかかるもので、それが無駄になったわけだし、自治体としてコンプライアンスがゆるい印象を全国に与えてしまった。
 顔と耳の色をちゃんと違うものにして、葉脈もはっきり入れて、口もピカチュウ的でないデザインにすれば良かったのに。「ちょるる」の活躍ぶりを見るにつけ、お蔵入りした「エコハちゃん」が、不憫でならない。耳の別布をケチったメーカーと、チェックをケチった市の担当の人は、とりあえず、来年の「市民のための著作権講座」http://www.cric.or.jp/seminar/seminar.html#04 に行って、レポートを書いて来なさい、と、私が言ってどうする。  

◆宇部でのランチは、新川駅近くの「じゃがいも」で。ここは高校生のころからあった。すべてのものが丁寧に選んである感じで、居心地良し。しかもおいしいよ。嫌いな奴には「教えず、話題にせず、近づけず」の三原則を守りたいタイプの店だ。この店から、隣の日の出印刷までは時間が止まったように変わらない。ただ、私は古くなり、お店の人は代がわりしてる。
 宇部で私が勤めている間、ランチはどうしてたのかな。
 会社で、お弁当、というのが一番多かったように思うけど。
 資格試験の勉強を昼休みもしてた時期は、毎日外で食べてたなあ。当時あった中央大和というスーパーの最上階に不二家のファミレスが入っていて。そこが勉強しやすかった。隣にはユニクロの前身・小郡商事のビルがあった。
 そのころの私は、グレーがかったピンクのリボンネクタイの制服OLで、同色のグログラン巻きのカチューシャでストレートロングの髪を止めてた。今同じ格好をすると、ほぼ間違いなく石を投げつけられるだろう。
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オバケ屋敷と鉄道展

2011年08月11日 | 物見遊山
 天神ホラーハウス「こっちにおいで」http://www.tenjin-horror.com/へ。ようするに、お化け屋敷のこと。自分は基本怖がりなので、ホラー映画などは苦手なのだが、チケットを貰ったので、会場の西鉄ホールへ向かう。
 お化け屋敷の話は「ちびまる子ちゃん」にも出て来る。まる子が、夏休みに父ヒロシにデパートのお化け屋敷に連れて行ってもらう話だ。昭和40年代の話なので、古典的な妖怪や幽霊が用意されていた。
 10分待ち。結構人が並んでいる。ショートコース600円、ロングコース800円の当日券。夏休みの小学生、男子高校生のグループ、若いカップルなど、まあいろいろ来ていて、成功している興行のようである。
 待ち時間の間、会場から聞こえてくる、お客さんの阿鼻叫喚に気分は盛り上がるのだが………。
 怖くなかった。全然。チケットがショートコースだったからかな。でも、他の人たちには結構受けていた。一緒に入った小学生姉妹に「おばちゃん、お願い、先に行かないで」と、なぜか頼られていた。
 お化け屋敷に入るにあたっては「何か出るが、地元新聞テレビと東映と西鉄がイベントとしてやってることだから危険はない」という心構えができている。普通の生活で不意打ちを喰らうこと、たとえば洗濯物を干しにベランダに出たら、ハトが羽音を立てて足もとから飛び立って行くようなことのほうがよほどびっくりするわけで。
 お化け屋敷は、どちらかもしくは両方が、より親密になりたい下心を持つカップルにとっては、投下した資本が確実に回収できるものなのではないか、と、彼氏の背中に貼り付いて怖がっていた女の子を見て思ったのであった。
 そのあと、博多シティに移動。
 博多シティでは、鉄道展がふたつほど同時開催である。
 ひとつは阪急の「みんなの大鉄道展」http://kyushu.yomiuri.co.jp/yomiuri/event/1107/ev_11070501.htm
 もうひとつは「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」http://www.jrhakatacity.com/mitooka/である。同じビルの8階と9階で、別の有料展示。混乱は起きていないのだろうか。チケットがあったので、今日は阪急の方に行く。水戸岡展は24日までなので後日。
 宇都宮照信氏とか、奈良崎博保氏とか、九州鉄道マニア界の重鎮の写真やコレクションが並んでいる。来ているお客さんもマニアさんっぽい。
 ジオラマを走るカメラ付きのHOゲージ模型を操作することができる。プラレールからNゲージ模型に昇格することはあっても、HOゲージにはなかなか手は出せないもんね。自作する器用さと熱意と走らせる場所があれば話は別だけど。
 そのあと屋上に。鉄道神社参道で、冷凍苺をかき氷にしたものを買って食べる。上から練乳がかかっている。小ぶりだけど、リアル苺なので、激ウマである。
 とまあ、夏休みらしいお出かけであった。

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山本太郎など。

2011年08月06日 | 日記
 昔見た映画「追憶」(THE WAY WE WERE)、主題歌はインスタントコーヒーのCMソングになったから70年代にテレビを見ていた誰もが知ってる。
 主題歌を歌ったバーブラ・ストライサンドと、まだ若い、といっても、すでに冒頭の学生役には少し無理があったロバート・レッドフォード主演。
 ようするに左翼女子とノンポリ男子の物語で、たぶん「赤狩り」がなければ、別れることはなかった男女の話である。この映画を見るまでは、アメリカに共産党が存在するなんて知らなかった自分である。それと、この映画で、自由でないアメリカについて知った。「赤狩り」の話は、近年では「インディージョーンズ、クリスタルスカルの王国」にも出てくる。原爆実験で高濃度の放射線を浴びても、ジョーンズ博士は大丈夫だったが、あの映画を見て、核汚染はシャワーで簡単に除染できると思われるのはいやだなと思ったものだ。
 ともかく、1950年代、アメリカには思想信条の自由がかなり制限され、左のニホヒがすれば、簡単に仕事から干されていたらしい。ジョーンズ博士は大学を解雇され、ハリウッドで脚本を書くハベル(レッドフォード)は、妻のケイティ(ストライサンド)の政治活動が仕事の支障となっていく。
 山本太郎が干され続けるかどうかに注目している。あと鈴木杏が干されるかどうか。つまり反原発を表に出した芸能人がどうなるのか。
 山本太郎を干し続けた結果、原発反対活動家が彼の新しい芸風となってしまい、山本太郎が、反原発版鳥肌実(鳥肌実をご存知ない方は検索してね)になってしまうような世界は健康ではないと思う。
 原発に反対することを表に出してもフツーに芸能活動を展開してもらいたい。
 てゆーか、反原発は、テレビから干されるほどの危険思想なのか? 
 この期に及んで原発を続けようとする力というのが、どのくらい強力なのか。
 反対する人々にどういう圧力をかけていくのか。
 日本人は変わるだろうか。今回のことで。誰かにまかせておけばなんとかなるのではなく、一つひとつ自分で責任を持った選択をしていこうと思う人は増えるのだろうか。それとも原発推進も反対も誰かほかの人にやってもらおうということになるのだろうか。
 ?マークが脳内にあふれる。
 原発事故は、先日も書いたが、文明の手痛いオウンゴールのようなもので、明確な敵はいない。少なくとも、憎しみの対象となるような敵国はない。戦争は、わが国の軍部が政治が商人が……とはいえ、敵国がいた。今回の事故が起きたのは、日夜電力を供給してくれる電力会社の発電所である。
 キーワードが「資源」であることは、さきの戦争と共通しているけどね。
ひとは損得で動く。金銭面にせよ気持ちにせよ。
 原発は損か得か。とりあえず事故が、この国に生きるすべての人の財布に直接に影響してくることは確かである。牛の話ひとつとっても、セシウム汚染された牛は一頭5万円で買い取って処分されることになったと新聞に書いてあったが、こんな値段では畜産農家の採算がとれないことは素人にもわかる。それで、汚染された牛を買い取るそのお金を一体全体誰が出すのだ。税金なり電気代なりに転嫁されるわけで。
 他の場所でまた似たような原発事故が起きれば、間違いなく日本経済は破綻する。今とて怪しいのに。
 原発事故は、取り返しのつかない損である。しかも今、進行中で。
 事故は起きない、というのはウソだった。で、今後事故は起きるのか。
 やらせをしなければ人を納得させられない原発を信用できるのか。
 長いものには巻かれろという言葉があるが、最初に巻かれてみせたのは、自分が巻かれたら大儲けできる、あるいは将来にわたって生活が保証される人々だった、ということがわかってしまったのだ。
 電力会社のえらい人たちは、最初は「やらせメール」のどこがそんなに悪いか理解できてないみたいだったけど、それは当たり前かもだ。原発立地予定のある自治体の選挙のときに、電力会社の関係者の住民票を大量に予定地に不正に移して問題になったことがある(原発 予定地 住民票で検索されたし)。そういうことを平気でする業界だから、やらせメールのお勧めくらいで、なぜ社長をやめないといかんのだと思っても不思議ではない。
 いろんな面でいろんなことが試されている。この国は変わるのか。あしたはどっちだ?
 とりあえずいえることは、この夏を無事に終えることができれば、夏の節電のもとで世の中がうまく動けば、原発を増やさなくても済む道筋らしいものもつく、ということだ。
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戦略。

2011年08月03日 | 日記
 ローラー、と書くと、西城秀樹の声で脳内音声変換する私は古い。
 とある少女向け雑誌の1972年1月号、忘れもしない、その号の表紙はマーク・レスターであった。その本に「今度、広島から上京して歌手デビューする木本龍雄くんです。すてきな芸名をつけてあげましょう」という記事が載った。それが若かりし日のヒデキであるが、西城秀樹の話ではなく、今日は猛暑の北九州ローラー。
 博多駅のバスセンターに「しまむら」が入っていて、ちかっぱびっくり。
 JR九州特急で出かけ、黒崎と小倉の町をてくてく歩いて書店さんめぐり。小倉の駅ビルの駅コンコースに通じる三階入口のところで、アイスクリーム屋が数店臨時営業していたが、大盛況だった。
 節電ということで、どこも冷房がほどほどで、それはそれでいいんじゃないかと思う。
 
 ゆるキャラが好きだ。最近は、福岡市水道局のゆるキャラの写真をゲットしたので、近いうちにアップする。
 特に真夏のイベントでは、ゆるキャラなどの着ぐるみを見つけたら、労をねぎらわないといけない。スーパー屋上の夏休みウルトラマンショー(ショーが終わってへとへとになり、ちびっ子相手のサイン会が中止になったのを覚えている。そのとき私は試飲用のカルピスを観客の皆さんに振る舞うバイトをしていた)など、中の人は大変な暑さと戦っているのだ。
 宇部の環境イベント用キャラクターがピカチュウに酷似していると、全国で話題となっている。
 なるほど。酷似している。
 サンリオがウサギのキャラクターについてミッフィー関係者から抗議されたことがあったが、それよりも似ている。
 だが、調べてみると、平面キャラクターのときは、それほどピカチュウ的ではない。http://www.city.ube.yamaguchi.jp/script/diary/?year=2010&month=11&date=1291042800 福岡ユニバーシアードのカパプーと、ムーミンくらいには離れてくる。
 キャラクター選定のときではなく、着ぐるみ製作のときに問題が起きたようである。「そういわれてみればピカチュウに似てるかな」的キャラクターを、ピカチュウに似せよう似せようとして作ったかんじの着ぐるみなのだ。
 どういうわけで、平面のときは違っていた耳の色が顔の色と同じになったのか? 口がピカチュウになったのか。なんで着ぐるみの出来上がりをチェックして、誰もダメ出ししなかったのか? 謎に包まれている。
 ネガティブな話題として周知をはかり、結局「せんと君」のような人気者に大化けさせるための巧みな戦略……ではないだろうな、たぶん。
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未来からの搾取

2011年08月02日 | 日記
 朝刊を見る。
 福島第一原発で、10シーベルトの放射線量を計測したというニュース。
 2番目の見出しであるが、佐賀知事が九電にメール投稿を要請したことよりも大事件である。
 1時間浴びると全員死亡する放射線だ。JOC事故で亡くなった人のように。

 核汚染に戦争も平和もない。原発事故には敵国もいない。いわば、文明の手痛いオウンゴールだ。
 化石エネルギーは、過去の地球と太陽からの遺産である。原子力は未来の環境からの搾取である。安いといわれてきたのはそういうわけである。
 原子力は今のところ、きちんと管理できてないわけだし、燃料処理方法も確立しているとはいえない。津波がくればこのありさまである。そのうちに、管理できるようになるだろうし、燃えかすの処理もできるようになるだろう、という楽観的な考えの上で、それまでに何かあったら、どんな悪い未来がくるのか、から、目を背けてきたのだ。
 未来の環境からの搾取、の「悪い未来」が、福島にやってきてしまっているのだ。
 恐ろしく高くつく、ということが、わかってしまった以上、再生可能エネルギーにシフトすべきだ、というより、もはやシフトするしか選択肢はなくなったんじゃないかと。
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