コンテナ船 ほぼ横向きで衝突 関門橋とほぼ平行、かじを切りすぎた操縦ミスか

2009年10月28日 | news

コンテナ船 ほぼ横向きで衝突
10月29日19時46分

関門海峡で海上自衛隊の護衛艦とコンテナ船が衝突した事故で、コンテナ船は、前にいた貨物船を追い越す際に左に急旋回し、ほぼ横向きの状態で護衛艦と衝突したことが、海上保安部の調べでわかりました。海上保安部は、かじを切りすぎた操縦ミスの疑いもあるとみて調べています。

この事故で、韓国籍のコンテナ船「カリナスター」は、前を航行する貨物船を追い越そうとして左に針路を変え、前から来た海上自衛隊の護衛艦「くらま」と衝突しました。第7管区海上保安本部がコンテナ船の針路についてレーダー記録を調べたところ、コンテナ船は事故の数十秒前から船体が左に向き始め、その後、海峡に架かる関門橋とほぼ平行になるくらい横向きの状態になって護衛艦と衝突していたことがわかりました。当時のコンテナ船の速度は12から14ノット、時速20キロ以上の通常の速さだったということで、第7管区海上保安本部は「これだけ急旋回すると方向を元に戻すことは難しい」と話しています。海上保安部は、コンテナ船がかじを切りすぎた操縦ミスの疑いもあるとみて船長らから事情を聴いて調べを進めています。一方、事故原因の究明にあたっている国の運輸安全委員会は、29日、調査官がコンテナ船の中に入り、破損の状況や航海のデータを調べました。この事故では、海上保安庁の海上交通センターがコンテナ船に対し、前にいた貨物船を追い越すよう連絡したことがわかっていて、運輸安全委員会は、海上交通センターによる連絡と事故のかかわりについても調べることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10013448871000.html#




コンテナ船、大きく急旋回=「追い越しとは考えられない」-事故直前、追突回避か

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」と韓国籍のコンテナ船「カリナスター」が関門海峡で衝突した事故で、第7管区海上保安本部がレーダー情報などを解析した結果、衝突数十秒前にコンテナ船が不自然な急旋回をしていたことが29日、分かった。門司海上保安部は、前方の貨物船への追突を避けられず直前に大きくかじを切った可能性もあるとみて、原因を詳しく調べる。
 コンテナ船側はこれまで、「港湾管制当局の指示で左側から、前方の貨物船を追い越そうとした際に衝突した」と説明していたが、7管幹部は直前の急旋回について「通常の追い越しとは考えられないぐらいの大きな旋回だ」としている。(2009/10/29-22:36)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009102900928&j1




コンテナ船、追突避けようと急旋回…護衛艦事故

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」とコンテナ船の衝突事故で、コンテナ船は前方の貨物船に約2倍の速度で近づき、追突寸前になっていたことが、第7管区海上保安本部(北九州)の調べでわかった。

 コンテナ船は、貨物船を避けようとして左へ急旋回してほぼ真横を向いた状態になり、対向する航路を進んできたくらまとぶつかったという。

 7管が分析したコンテナ船、貨物船のAIS(船舶自動識別装置)データなどによると、貨物船は約6ノット(時速11キロ)で東方向へ航行し、コンテナ船はその約2倍の12~14ノット(同22~26キロ)で進んでいた。

 貨物船は、海上保安庁の関門海峡海上交通センターから無線で「コンテナ船が接近している」として右側へ寄るよう促された。貨物船はかじを切った際に減速し、コンテナ船が追突しそうになったという。

 7管幹部によると、コンテナ船はくらまと衝突した衝撃で停止したが、衝突しなければ山口県下関市側に座礁した可能性もあったという。

 7管は、コンテナ船の操船に問題があったとの見方を強め、業務上過失往来危険容疑で乗組員らから事情を聞いている。

(2009年10月29日15時26分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091029-OYT1T00708.htm?from=main5




海自護衛艦衝突:コンテナ船飛び出し 艦への通知、直前に

 海上自衛隊の護衛艦「くらま」(5200トン)と韓国船籍のコンテナ船「カリナスター」(7401トン)が関門海峡で衝突した事故で、カリナスターは対向する「くらま」の視界に突然飛び込む形となっていたことが、海上保安庁などへの取材で分かった。カリナスターは前方を低速で航行する貨物船(9046トン)に、約2倍の速度で接近していた。関門海峡海上交通センターの管制官に、貨物船を左側から追い越すよう助言を受けて左に向かった後、衝突した。管制官がくらまにカリナスターの異常な接近を知らせたのは、衝突直前だった。

 門司海上保安部は、衝突直前の状況を中心にくらまの乗組員らから事情聴取するなど全容解明を急ぐ。

 海上保安庁などによると、事故当時の衝突現場の潮流は西向きに2ノット(時速3.7キロ)。貨物船は流れに逆らい約6ノット(同11.1キロ)の低速で航行していたが、後方のカリナスターは12?14ノット(同22.2?25.9キロ)の速さで接近していた。

 管制官は衝突4分前から、双方の船舶に数回にわたり注意を喚起。カリナスターに、左側から貨物船を追い越すよう誘導したが、くらまにカリナスターの接近を知らせたのは衝突直前だった。くらまはレーダーでカリナスターの動きを把握していたとみられるが、海上保安庁は「くらま側からすると、貨物船の陰からカリナスターが飛び出してきたように見えたはず」とみている。

 現場の「早鞆(はやとも)の瀬戸」は関門橋の東側で、可航幅が約500メートルと狭い。安全が確保されれば追い越しは許されるが、第7管区海上保安本部は管制官の誘導について「『一番狭い所を通過してから追い越すのでは』という認識で連絡したのではないか」と話している。

 一方、門司海上保安部は29日午前、くらまとカリナスターの乗組員から任意で事情聴取。押収した航海日誌などの分析を進めている。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091029k0000e040073000c.html


関門海峡における航法  関門海峡海上交通センター
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091029-OYT1T00708.htm?from=main5
参考図
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kanmon/others/kouhou-gif/sankouzu.gif

海自護衛艦とコンテナ船が衝突、双方炎上 関門海峡

<韓国船絡みの事故>
韓国籍の船が当て逃げ 漁船転覆、船長救助 姫路沖
高知港にタンカー同行 大月沖漁船転覆
タンカーと接触 船長転落不明
北九州市沖 漁船が衝突され転覆、船長死亡
当て逃げで漁船転覆・高知沖、船長を救出


【韓国】世宗大保坂教授コラム「韓国の交通文化:ハンドルにぎると人格が変わる韓国人」
日本外務省ホームページ、韓国を否定的に紹介 交通マナーは否定的な内容ばかり
韓国の交通事情は秩序なき戦い/韓国横河電機社長 帯刀楯夫
http://www.sjchp.co.kr/sjcnews/sjcreport/11.htm
参考画像




アシアナ航空機、着陸時に激しくバウンド 関空
2009年10月28日22時51分

写真しりもち事故を起こしたアシアナ航空機=28日午後9時28分、関西空港、千葉正義撮影

 28日午前10時8分ごろ、ソウル(金浦)発のアシアナ航空1125便(エアバスA321型機)が関西空港に着陸する際、機体が地面にたたき付けられるように激しくバウンドしたため、機長が再び上昇させ、11分後に着陸し直した。乗員・乗客147人にけがはなかった。

 アシアナ航空が点検したところ、機体尾部の下側に長さ1.8メートル、幅30センチにわたって滑走路にこすりつけたような傷があった。国土交通省は航空法に基づく事故に相当すると判断し、運輸安全委員会の航空事故調査官3人を関西空港に派遣した。

 国交省関西空港事務所によると、アシアナ航空が同事務所に事故を報告したのは午後3時前になってからだった。国交省は「報告が遅かった」としてアシアナ航空に説明を求めたところ、「整備部門から情報が上がってくるのが遅かった」と答えたという。

http://www.asahi.com/national/update/1028/OSK200910280098.html









【護衛艦衝突・炎上】事故2日前の「くらま」同乗記 海峡通過は「緊張の連続」 
2009.10.29 00:00

写真事故前の海上自衛隊・護衛艦「くらま」

 27日夜、関門海峡で韓国籍の貨物船と衝突事故に起こした護衛艦「くらま」(基準排水量5200トン)は、事故2日前の25日、自衛隊観艦式で、外遊中の鳩山由紀夫首相の代理として菅直人副総理の観閲を受ける栄誉に授かったばかりだった。狭い海峡では大型船は針に糸を通すような操舵技術を求められる。観艦式で同乗した本社記者は乗員の緊迫したやりとりを目の当たりにしていた。

 観艦式でくらまは東京湾-相模湾間を約7時間かけて航行した。台風20号の影響で波は高く視界も悪い。もっとも乗員が緊張したのは東京湾の出入り口にあたる浦賀水道にさしかかったところだった。

 「あの漁船は止まるか」

 「まだ動いてます。近づいてきます」

 「なぜだ。汽笛を鳴らせ!」

 狭い艦橋(操舵室)では柏原正俊艦長の指揮下、航海責任者である当直士官や操舵員ら約10人の緊迫したやりとりが続いた。

 浦賀水道は一番狭い場所(富津-観音崎)で幅約6・5キロ、実際に船が航行する水路は1・4キロとさらに狭いにもかかわらず、1日平均700隻の船舶が航行する世界有数の難所だ。

 25日も悪天候にもかかわらず漁船が縦横無尽に行き交った。右から小型漁船が速度を緩めずに近づいてきたかと思えば、今度は左から別の漁船が迫ってくる。同時にすぐ近くを大型コンテナ船がすれちがう。乗員らは双眼鏡やレーダーを駆使しながら、片時も休むことはなかった。

 コンテナ船などで10年以上の船長歴を持つ社団法人「日本船長協会」の小島茂・技術顧問(62)は、狭い海峡での航行について「狭い航路ほど潮の流れが速い。少し舵を切っただけで船体が流される難しさがある。特に浦賀水道や関門海峡は交通量が多く、速度の加減と舵の切り方の兼ね合いが難しく緊張の連続となる」と説明する。

 加えてくらまのような大型船は、速度を上げれば停止や旋回などの回避行動をとりにくくなる。逆に速度を下げすぎると舵が効きにくくなり、操舵には微妙な加減が要求されるという。

 関門海峡は幅約600メートルで浦賀水道よりさらに狭い。柏原艦長は自衛官乗員服務規則に基づく「航海保安」を発動し、総員で細心を払って運航していたというが、コンテナ船との衝突は回避できなかった。優雅に行き交うように見える船舶だが、乗員には緊張の連続なのだ。(酒井充)

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091029/plc0910290004000-n1.htm







【40×40】宮嶋茂樹 観「菅」式とちゃうんやで
2009.10.29 08:00

 不肖・宮嶋にとって3年ぶりの海上自衛隊観艦式である。五輪ほどではないが3年に1度の大イベントや。どれほどこの日を待ちわびたであろう。わが艦隊の雄姿、士気、練度を目の当たりにできるのである。前回は当時の自衛隊最高指揮官・安倍晋三首相が観閲された。前回だけやない。平成になってからは歴代の最高指揮官(首相)は全員、観閲艦に座乗し、参加艦艇から敬礼を受けてきたのである。あの村山富市(元首相)ですら、乗艦したんや。

 せやのに、鳩山由紀夫首相は来んのである。東アジアサミット出席でタイやからやて。東アジア各国首脳が一堂に会し「友愛」の精神、理解してもらう重要な会議やて? アホぬかせ。日米首脳会談からの帰国当日、あれほど忙しいのにあの“ケバケバ夫人”伴って、相撲見に行く根性あったら、日程を数時間ずらすなりしたら出席できたんとちゃうんか?

 臨時代理は菅直人副総理というか、戦略何とか担当相である。その臨時代理が、訓示で何をコイたか。アデン湾沖派遣、水上艦艇部隊と航空部隊には触れたものの、いま現在も灼熱(しゃくねつ)のインド洋上の補給部隊にはたったひと言触れただけや。おのれらが勝手に政争の具にし、何の根拠もなしに勝手に「評価されてない」と決めつけときながらも、黙々と任務を続ける自衛官に対し、ねぎらいの言葉もない。最高指揮官の無神経、無配慮。インド洋上での将兵の失望感は察するに余りある。

 あっそうか…「友愛の精神」とやらは、朝鮮半島や中国らアジアの民に対して発揮するのであって、われら日本人や同盟国アメリカ、ましてや24万自衛官には必要ない、ちゅうことかい…。インド洋派遣部隊が帰国したら、「税金ドロボー」呼ばわりしかねんわ。

 ちなみに例年、訓練展示で披露される洋上補給は今回はなぜか公開されなかった。まあ…臨時代理に見てもろたって、どんなインネンつけられるか分かったもんやないからのう。(カメラマン)

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091029/plc0910290802005-n1.htm







菅副総理、観艦式で訓示 「民主的統制下で貢献を」

 海上自衛隊の観艦式が25日、神奈川県沖の相模湾で行われ、外遊中の鳩山由紀夫首相の代理として菅直人副総理兼国家戦略担当相が出席した。菅氏は訓示で、海賊対処法に基づくソマリア沖・アデン湾での海上自衛隊の活動を評価した上で「わが国の主体的判断と民主的統制の下で、自衛隊が国際社会の平和と安定に貢献していくことを望む」と述べ、国際貢献の必要性を強調した。

 防衛省によると、1996年に陸海空3自衛隊の持ち回りで観閲、観艦式が行われるようになって以来、首相の欠席は初めて。

 菅氏は、北朝鮮のミサイル発射や核実験についても触れ「重大かつ深刻な脅威であり、断じて容認することはできない」と指摘、米国など関係各国との連携を訴えた。

 観艦式には、海上保安庁の巡視船も含む艦船40隻と、陸海空自衛隊の航空機43機、隊員約8千人が参加した。
【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102501000330.html




海上自衛隊観艦式 菅副総理 海賊対処活動を「広く内外から高い評価」と賞賛
2009.10.25 17:28
激しく波を上げて航行するミサイル艦「おおたか」=25日午後0時57分、神奈川県沖の相模湾(酒巻俊介撮影)

 自衛隊観艦式が25日、神奈川県沖の相模湾で行われた。外遊中の鳩山由紀夫首相に代わり、護衛艦「くらま」に乗艦した菅直人副総理兼国家戦略担当相は、海上自衛隊のソマリア沖での海賊対処活動を「広く内外から高い評価と感謝の言葉をいただいている」とたたえ、「自衛隊の活動の場は海外に広がっている。わが国の主体的判断と民主的統制の下で自衛隊が国際社会の平和と安定に貢献していくことを望む」と訓示した。
 また、菅氏は北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験表明を「国際社会の平和と安全に対する重大かつ深刻な脅威で断じて容認できない」と強く非難。「米国は無論、中国、韓国、ロシアなどと緊密に連携し、安全確保に万全を期さないといけない」と述べた。
 自衛隊の観閲式は陸海空各自衛隊が毎年持ち回りで開催しており、海自の観艦式は3年ぶり。艦艇40隻、航空機31機、隊員約8000人が参加した。
海上自衛隊の観艦式を観閲するため護衛艦「くらま」にヘリで降りた菅直人・副総理=25日午前時11時、相模湾の護衛艦「くらま」艦上(酒巻俊介撮影)栄誉礼を受ける菅直人・副総理=25日午前時11時3分、相模湾の護衛艦「くらま」艦上(酒巻俊介撮影)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091025/plc0910251756005-n1.htm




自衛隊の帽子受け取る=鳩山首相

 鳩山由紀夫首相は26日午前の臨時閣議の前に、25日行われた自衛隊観艦式に首相の代理として出席した菅直人副総理兼国家戦略担当相から、自衛隊の帽子を手渡された。菅氏が「総理が出るはずだった観艦式にわたしが行ってきました。総理の名前が入ってますよ」と帽子を差し出すと、首相は笑顔で受け取った。(2009/10/26-13:08)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009102600281

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