NHK問題で朝日がパイワン族出演者に事前説明なく発言と字幕は符号せずと報道

2009年09月17日 | メディア・芸スポ
台湾で広がる困惑 日本の植民地統治を批判 NHK番組
【9月16日 朝日新聞「メディアタイムズ」】

 日本が台湾を植民地統治した歴史について批判的に検証したNHKスペシャル「JAPANデビューアジアの“一等国”」(4月5日放映)に対し、台湾で困惑や不満の声が広がっている。60年余りが過ぎても台湾での日本統治への評価や感情に複雑なものがあることをうかがわせている。                      (台北=野嶋剛)

登場の先住民族「説明なかった」

 NHKは4月から長期企画「プロジェクトJAPAN」を始めた。近代日本が欧米に追いつこうとして孤立し、戦争に突入した歴史を描くシリーズ「JAPANデビュー」はその一環で、台湾部分はシリーズ第1回。日本統治下の差別、抵抗運動への弾圧、皇民化教育に焦点を当てた。

 これに対し、台湾で「内容が偏っている」と番組への抗議行動が広がり、日本語教育を受けた世代の親睦(しんぼく)会「友愛グループ」や短歌愛好者で作る「台湾歌壇」は抗議や訂正要求をNHKに送った。

 日本では自民党の一部が「反日的な番組」と批判を展開。小田村四郎・元拓殖大学総長ら約1万人が1人あたり1万円の慰謝料を求める民事訴訟を東京地裁に起こし、近く弁論が始まる。一方、日本ジャーナリスト会議は「表現の自由への恫喝(どうかつ)と干渉にあたる」と表明。民間団体「開かれたNHKをめざす全国連絡会」も「放送の自由の守り手として責務を果たすべきだ」とNHKを支援する側に立った。

 議論を呼んだ番組内容の一つが、1910年、台湾の先住民族パイワン族の人々をロンドンの日英博覧会に連れて行った経緯を検証する「人間動物園」と題した部分。NHKは渡英した人々の出身地、屏東県高士村(パイワン語名=クスクス村)を取材した。

 当時の欧州に植民地文化を見せ物的に取り上げる風潮があったのは事実だ。しかし村長の荘来金さん(50)は「先達が海外で我々の文化を広めたことは村の誇りとして語り継がれている」と話す。村民のこうした感情は番組で紹介されなかった。

 渡英した男性の娘、高許月妹(同=チャバイバイ・バブア)さん(79)は番組の中で父親の写真を見て涙を流し、パイワン語で語る。「悲しいね、この出来事の重さ、語りきれない」と字幕が出た。

 だが、朝日新聞の取材に高許月妹さんは「涙を流したのは父を懐かしく思ったから」と話した。パイワン語の専門家が発言を改めて訳したところ「何と言えばいいか。(父のことは)よく分からない」となり、字幕とは符合しない。番組では発言の背後で「この重さ、話しきれないそうだ」と日本語の声が流れるが、これは日本語が分かる近所の男性の声だった。

 高許月妹さんは「取材趣旨の説明はなく、突然来て父親の写真を見せられただけ」と話す。NHKは「発言と字幕は違っていない。見せ物になったこともディレクターが説明した」と反論している。

「日本の功罪五分五分」複雑な感情も

 日本の先住民族政策は強硬、懐柔の両面があり、台湾側の対日感情もない交ぜになっているところがある。

 台湾・中央研究院助理研究員の黄智慧氏によると、日本の統治下で漢族の抗日運動が終息した後も一部先住民族の抵抗は続いた。1930年には日本人警官の粗暴な振る舞いに反発した先住民族が大勢の日本人を殺傷する「霧社事件」が起きた。

 一方で日本は、恭順の意を示した先住民族には民生の充実を図った。今も日本語を使い、日本統治時代を懐かしむ高齢者は少なくない。

 感情の複雑さは、高等教育を受けた人々も同様だ。

 日本人と一緒に学校に通った元医師の柯徳三さん(87)は番組で、教育における台湾人差別を非難する発言を紹介された。ところが本人は「取材で日本統治をどう思うかと聞かれ、私は『功罪が五分五分』と話した。社会建設や教育の普及を評価したのに、功績の部分は完全にカットされた」と言う。

 柯さんは抗議文を送ったが、NHKは「発言の趣旨を十分に反映している」と反論、主張は平行線だ。

 台湾総統府直属の研究機関「国史館」の林満紅館長は「日本は台湾をアジア進出の拠点とし、台湾人は二等国民として差別を受けた。しかし、日本が台湾経営に力を注ぎ、中国大陸やアジアの国々と比べ豊かで安定していたことも事実。一方的な肯定や否定は適切ではない」と話している。

NHK「誤った情報が流布 残念」

 「JAPANデビュー」を担当した河野伸洋・NHK放送総局エグゼクティブプロデューサー(55)は朝日新聞への文書回答で「誹謗(ひぼう)中傷、歪曲(わいきょく)ともいえる誤った情報が一部に流布している」と反論した。    (編集委員・川本裕司)

 ── 日本の台湾統治の負の側面を描くのが狙いだったのですか。 

 「台湾の植民地統治についてこれまで伝える機会があまりありませんでした。今回、日本統治50年を記録した『台湾総督府文書』が保存されていることなどがわかり、番組が制作できると考えました」

 ── 視聴者の評価は。

 「ご意見の中に『こうした歴史を知ってこそ、台湾の人々とより良い関係を築いていける』というものがありました。私たちも日本と台湾の絆が深まることを願っています」

 ── 自民党有志の「公共放送のあり方について考える議員の会」が発足したり、訴訟が起こされたりと異例の批判が展開されましたが。

 「番組のホームページに、ご意見や疑問に対する説明を6月と7月に掲載しました。これに対して、事実に基づいた反論はいまだにありません。誤った情報をもとにして『内容が偏っている』『事実関係に誤りがある』『台湾の人たちへのインタビューを恣意的(しいてき)に編集している』などの批判があることはたいへん残念です」

・キーワード 日本の台湾統治
 1895年、日清戦争後の下関条約で台湾が日本に割譲された。日本は台湾総督府を設置し、1945年の敗戦まで植民地として支配した。

・写真:高許月妹さん(右)と荘来金村長=台湾・屏東県高士村、野嶋写す

http://www.melma.com/backnumber_100557_4612537/

パイワン人も提訴、原告1万人突破 NHK台湾特集訴訟










漫画家がNHKの「ほんっと~に不愉快!」な対応に取材拒否! 真相を語る
2009.09.13 17:52:52

人気漫画家の唐沢なをき先生をご存知だろうか? 『週刊アスキー』で『電脳なをさん』を連載しているので、インターネットユーザーには知られている漫画家といえよう。さらに、『コミックビーム』では『まんが極道』、『ガンダムエース』では『機動戦士ぶよガンダム』、『イブニング』では『ヌイグルメン!』を連載中で、たとえ名前は知らなくても一度や二度は絵柄を見たことはあるはずだ。

そんな唐沢なをき先生と妻でありエッセイストのよしこ先生が、NHKの人気番組『マンガノゲンバ』の取材を受けていたところ、あまりに失礼な取材だったため取材を途中で拒否。放送の中止が決定していたことが判明した。このことをよしこ先生がブログ『からまんブログ』で激白。NHK取材を拒否したことを伝える報告は以下のとおりだ。

<よしこ先生のブログコメント>
「NHK-BSで放送している『マンガノゲンバ』の取材を受けたと書きましたが、残りの取材を拒否してしまいました。つまり、放送も中止です。放送を期待してくれていた方もいらしたと思うんですが、大変申し訳ありません。また、残りの取材で協力してもらう予定だった方々にもご迷惑かけました。申し訳ありません。『ヌイグルメン!』を取り上げる予定になっていたんで、「新たにこの漫画を知ってもらえるいい機会だし、より多くの人に読んでもらえるようになるかも!」と、ガマンしようと思ったんですが、耐えられなかったです。すみません」(ブログより引用)

この文面からすると、NHKの取材班と唐沢先生との間になんらかのトラブルがあったことが予想できる。その後、新たにブログを更新して「NHKと何があったのか」詳細を語っている。

<よしこ先生のブログコメント>
「『マンガノゲンバ』の取材、放送を中止してもらった理由ですが、この番組の取材、ほんっっっと~~~~に不愉快だったからです。びっくりしました。なんというか、インタビューが誘導尋問的なんですよ。ディレクターさんがなをさんに質問し、それになをさんが作画しながら答えるというところを撮影してたんですが、なんか、このディレクターさん、勝手に頭の中で「ストーリー」を作っちゃってるんですよね。唐沢なをき像というか。なをさんは子供の頃から、ずーっと特撮の舞台裏の漫画を描くことだけ考えてた人で、ほかの漫画は全部イヤイヤ描いた漫画で、今、『ヌイグルメン!』で特撮の舞台裏が描けて幸せだあ! ってな感じの筋立てになってるようでした」(ブログより引用)

<NHKの考えと態度・唐沢夫妻の考えを要約>
・事前取材で先生の考えを勝手に解釈して番組の流れを作ってる
・ディレクターが描いた返答をしないと「いや、そういう答えじゃなくて?」とインタビューやり直し
・ディレクターの「ストーリー」に即した答えを言うまで許してくれない
・インタビューで先生が返答する内容を質問する前から想定してる(想定とずれるとやり直し)
・それでも道筋にない返答だと「あーそれじゃあですね!」と、あからさまに嫌そうに別の質問
・嫌そうな態度されると「この漫画家、使えない答えしか言わない」と思われてるようで不愉快
・「良い答えがいえない俺」という罪悪感から相手が望む返答を本意ではないのに言ってしまう
・先生はヤラセに対して否定的ではなく出演者も視聴者も楽しいヤラセのウソはアリだと考える
・仕込みやヤラセに協力させたいならば、ちゃんと漫画家に事前に協力要請するべき
・『ヌイグルメン!』のネタを夫婦で考えてると言ったら会議の様子を勝手にストーリー化された
・こんなの勝手に考えてくる前に、どういう風に会議やってるのか、なぜ聞いてこない?
・自分のストーリーに合わないことには、聞く耳持たないディレクターだった
・ネタ会議のシーンの撮影で、実際に漫画に使うネタを考えてくれとディレクターに言われた
・「撮影されつつネタ考えるなんて無理」と言っても「いや、それじゃリアルじゃないから」と拒否
・「会議撮影中に考えたネタをそのまま漫画に載せて欲しい」とディレクターから無理難題
※漫画用語では「ネーム」ですが一般的にわかりやすく「ネタ」という表現にしています

などなど、この数倍のムカツキシーンが夫妻にはあったようだが、詳細はブログ『からまんブログ』を読んでみるといいだろう。しかし、なかでもいちばん驚いたのは、『ヌイグルメン!』の漫画取材のためスーツアクター(着ぐるみを着用して演技をする俳優)の方に先生が取材をするシーンを撮影することになり、打ち合わせをしたときのディレクターの発言だ。

「このスーツアクターさんに取材したおかげで、漫画の主人公のイリヒトが成長したって感じにしたい。このスーツアクターさんの言葉が、実際に漫画に影響を与えた、という流れにしたい」と、ディレクターが夫妻に注文してきたというのだ。「したい」とはどういうことなのだろうか? 「する」のは先生なのだが、どうしてディレクターの思惑がそこに入ってくるのか理解できない。

この取材、唐沢先生がスーツアクターとしてNHKに言われるがままの演技を要求されたようなものである。そんな皮肉も言いたくなるNHKの取材、あなたはどうお思いだろうか? 最後によしこ先生は「うちの『マンガノゲンバ』の取材はかように不快なものでしたが、ほかの漫画家の先生方の取材がどんな様子だったのかはわかりません。全部が全部、ウチのケースと同様とは限らないことをお断りしておきます」とコメントしている。

http://getnews.jp/archives/29018

現役職員が匿名告発! こんなに杜撰だったJデビューの制作現場






NHKが「昭和天皇ドラマ」計画? 大きな反響を呼ぶのは必至
2009/9/ 3  
 月刊誌が「NHKが昭和天皇をテーマにした大型ドラマを計画している」と詳細に報じている。NHKの大型特集「シリーズ・JAPANデビュー」に対し、「自虐史観に基づいている」と批判の声があがるなど、過去にも「歴史問題」を巡っていろいろトラブルが起きた経緯がある。計画が本当であれば、大きな反響を呼ぶのは必至だが、新たな火種になる可能性もある。

「戦略型企画 提案表」と題した企画書の写真を掲載

 この「昭和天皇ドラマ」の計画を報じているのは、2009年7月26日発売の「月刊ウイル」(WiLL)09年9月号。「NHK・中堅番組ディレクター」を名乗る匿名の人物による内部告発という形で、18ページにわたって経緯が掲載されている。記事では、「社内の提案会議を通った企画書が回ってきた」として、「戦略型企画 提案表」と題した企画書の写真を掲載。作成日は08年11月12日とされており、提案者として実在するプロデューサーの名前も記されている。

 企画書の写真から読み取れる範囲では、
「迪宮裕仁(みちのみやひろひと)親王と名付けられ、死後には昭和天皇と追号された天皇に初めて焦点をあてて、大正から激動の昭和を描く超大型ドラマ。『坂の上の雲』につづいて現代史に踏み込み、昭和の歴史を鮮やかに浮かび上がらせます」
「大正元年から100年にあたる平成24(2012) 年の放送を目指します」

と「ねらい」が書かれている。「実現する上での課題」の欄には、
「『オールNHK』体制による質的担保」
「段階的なチェックによるきめ細かな危機管理」

などのリスクヘッジ策が掲げられている一方、「提案のキャッチコピー」の欄には、
「この提案は、世界で最も有名な日本人を主人公に、大正・昭和の核心を描くNHKにしか出来ないドラマです」

と、企画には相当な自信がある様子だ。企画書によると、90分番組の10回シリーズを目指すという。

 昭和天皇を描いた映画化・ドラマ化した事例としては、ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督による「太陽」が知られている(国内では06年に公開)。この映画では、昭和天皇をイッセー尾形さん、香淳皇后を桃井かおりさんが日本語で演じ、ベルリン国際映画祭などで高い評価を得た。

 だが、日本の大手メディアが昭和天皇をドラマ化するのはきわめて異例だ。

「NHK内部に実在する企画書なのは間違いありません」

 NHKの大型特集「シリーズ・JAPANデビュー」では、「偏向した内容で精神的苦痛を受けた」などとして約8000人が集団訴訟を起こしたのは記憶に新しいところ。今回の「ドラマ化」報道についても、あからさまにNHKに対して警戒感を示す声もあがっている。 記事を見る限りでは、ドラマ化計画についてかなり詳細に書かれているように見えるが、NHK広報部では、
「月刊Willさんからは、そのような取材は全く受けていないし、私たちが知る限りでは、そのような事実は全くありません」

と、現段階では否定している。一方、「WiLL」編集部では、
「NHKから抗議書が来ていますが、記事中のドラマ以外の記述についての抗議です。ドラマについては、NHK内部に実在する企画書なのは間違いありません」

と反論している。

http://www.j-cast.com/2009/09/03048826.html










イチロー“金字塔”も…米での評価「ほとんど」ナシ
2009.09.14
拍手にヘルメットをとって応えるイチロー。米国内での記録への評価はさまざまだ(共同)【拡大】
 メジャーの記録を塗り替えるイチローの9年連続200安打。米国内では108年ぶりの“大記録”の割には報道は少ないのが実情だ。マリナーズの地元紙「シアトル・タイムズ」(12日付)は、「イチローの記録は米国ではほとんど注目されていない」と伝えている。

 アジアから来た1人の外国人選手の達成する大リーグ記録の重みはどれほどか。同紙は、ヤンキースのキャプテン、ジーター内野手が今月、伝説のスラッガー、ルー・ゲーリックの持っていた球団最多安打記録の2721安打を塗り替えた際の米報道陣の熱狂と比較している。

 ジーターの記録は単なるチーム記録を塗り替えたに過ぎなかったのに米メディアはお祭り騒ぎ。イチローの記録も現地での盛り上がりはあるが、主に日本人記者の取材によるものだと指摘している。同紙は「この記録は米国よりも日本でより大きなニュースになっている」と皮肉っている。

 大リーグ公式サイトでも同様の報道があった。「ジーターの取材陣とイチローの取材陣では比較にならない。日本人の取材陣は増えているが、この記録の取材のために、米国人プレスから球団への新しい取材申請は1件もなかった」と伝えている。

 イチローの大記録に対する米メディアやファンの関心について、マリナーズのワカマツ監督は次のように話している。

 「それには多くの理由があると思う。ニューヨークとシアトルでは市場の違いがある。ヤンキースは最も人気のあるチームで、王者としての歴史も最長だから、ニューヨークの方が市場は大きい。外国人選手ということで、ニュースの魅力が減っているということもある」

 一方で、「イチローは米国で正当に評価、報道されていないのではないか」という指摘も出てきている。米全国紙USAトゥディのコラムニスト、ハル・バドリー氏は次のように述べている。

 「もしイチローがシアトル以外の場所でプレーしていたら、彼は常にニュースの中心にいただろう、不公平な話だが、彼が成し遂げた驚くべき実績が知られないままになっている。知られていないとまでは言えないかもしれないが、相応の評価を受けていないことは事実だ」

 残念ながら、イチローの9年連続200安打は、まだ全米大絶賛の重みまではあと一歩というのが実情か。ただ、その価値を見直そうという機運が高まったことには価値があり、イチローでなければできなかった業績でもある。大リーグにも一石を投じる記録達成であることも間違いなく、しかも、まだ35歳のイチローは果てしない可能性を秘めている。

http://www.zakzak.co.jp/sports/mlb/news/20090914/mlb0909141556002-n1.htm








「日本に帰りたい」 遼クン完全アウェーに戸惑いも 
2009.09.11
大会マスコットもモロ韓国風。完全アウェーに石川も苦笑い(高橋朋彦撮影)
 10日開幕した男子ゴルフの「韓国オープン」(天安市・牛汀ヒルズCC=7185ヤード、パー71)は石川遼(17)=パナソニック=にとって、新鮮な韓国初ラウンドとなった。

 17歳最後の大会で海外初優勝を狙う石川は初日、首位と3打差の12位につけ好スタート。日本では大勢のファンを引き連れてラウンドする人気者だが、石川の組に常時ついて回った観客は少なかった。その多くも昨年の韓国賞金王で同組の●(=褒の保を非に)相文に声援を送った。拍手の大きさで引けを取るのは日本で見られない光景だ。

 知名度で劣る経験に「ホームかアウェーでいえば、アウェーですね」と答え、冗談交じりに「1日で日本に帰りたくなりました」と続けた。

 韓国特有のゆっくりとしたプレーも想定外だった。前の組が詰まり、18ホールに要したプレー時間は国内ツアーよりも1時間近く長い約5時間20分。「バーディーを取った後は、勢いよく次のホールに行きたくもなる」と振り返る通り、持ち味のリズムいいラウンドはできずに終わった。

 それでも最終18番をバーディーで締めて「首位に3打差は初日としてはいいスタート」と、いつも心掛けている積極思考で気持ちを切り替えた。「今回は招待。招待選手は最後まで試合を盛り上げるのが仕事だと思う」と自らに言い聞かせるように話した。

http://www.zakzak.co.jp/sports/golf/news/20090911/glf0909111230000-n2.htm



[オピニオン]マナーの欠いたギャラリー
OCTOBER 23, 2007 07:29
ゴルフを楽しむ方法は三つある。「するゴルフ」「見るゴルフ」「読むゴルフ」がそれだ。ゴルフを直接しながら感じる楽しさには比べようができないだろうが、世界トップクラスのプロゴルファーらの試合を現場で見る楽しさも大きい。米PGAやLPGA大会はもちろん、国内ゴルフ大会にも高い入場料を払って、ギャラリー(ゴルフ観衆)が大勢集まるのを見れば分かる。
◆慶北慶州(キョンブク・キョンジュ)のマウナオーションゴルフ場で一昨日閉幕したLPGAツアー「KOLON?ハナバンキング選手権」は韓国ゴルフファンの水準を示したがっかりさせられる大会だった。悪天候でよくないグリーンの状態と強風のために最終3ラウンドがキャンセルとなると、クラブハウスの前に集まったギャラリーはデモ隊同然だった。ぺットボトルが投げられ、大声が飛び交う中でもみ合いまで起きた。ファンサービスのために、サインをしに出てきた外国選手らに指を持ち上げて悪口を言う人までいた。ある米国選手は「怖くてサインできない」と、クラブハウスの中に避難したりもした。

◆悪天候でゴルフ大会が短縮されるケースはしばしばある。LPGAの場合、2ラウンド36ホールで大会が終わった場合は1963年以後16回もある。しかし、ギャラリーがこのように集団抗議した例はなかった。そういえば、国内のゴルフ大会の時、一部ギャラリーが見せる「不良マナー」を考えると、理解できなくもない。選手がティーショットやパッティングをする際、音を出したり動き、携帯電話が鳴る場合もよくある。グリーンで選手らのパッティングが終わっていないのに次のホールへ移動するといって騒ぎ立てたりもする。

◆良い試合を見るため、全国から慶州まで駆けつけたゴルフファンとしては試合のキャンセルでとてもがっかりしただろう。だからと言って、物理的に抗議までするようなことではなかった。金美賢(キム・ミヒョン)選手の言葉どおり、試合のキャンセルは、選手や主催側の過ちでも、コースのためでもない。ただ「天気の運」が付いてなかっただけだ。崔京周(チェ・ギョンジュ)が米PGAトップ10に入り、韓国勢の女子選手30人余りがLPGAで猛活躍している。なのに、まだ韓国のギャラリーのマナーが素人の水準なら恥ずかしいことである。

権順澤(クォン・スンテク)論説委員
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=100000&biid=2007102347368


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