カゲロウの、ショクジ風景。

この店、で、料理、ガ、食べてみたいナ!
と、その程度、に、思っていただければ・・・。

il luogo di TAKEUCHI

2013年07月15日 | 大阪
「其れが何でも、かまわない。」

此れまでの人生において、パンナコッタというものについて、そう深く考えたことがあるという訳ではなかった、プリンとゼリーの間、其の程度の曖昧な認識に過ぎなかった、浅墓ながら其れが正直なところである。

だがしかし、此れこそが本当のパンナコッタなんですよ、そう諭されたかの如くに本格的な風情漂う其のデザートを眼の前にして、改めて、此れこそが本当のパンナコッタなのかと、素直に認識を改めんとしている己が其処に居る、其のくらいに説得力のある、カラフル、且つ、混沌とした、其のドルチェであった。

かといって、何を以って、其れがパンナコッタであると世間的に認定されるのか、そのようなことには、実はさらさら興味など抱いてはいないというのも、正直なところである。

所謂昭和世代などという時代遅れでしかない者にとって、パンナコッタやティラミスといったような、幼少の頃には聞いたことも見たこともない、そんな未知のスイーツというのは、実は幾つになっても未知のまま、此れこそが、まさにそうであるという認識すらも形成し得ない其のままに、ただ、微かな憧れと、小さな驚きとともに、おそらくは其の人生の終わりまで受け入れられることになる、其れでいいのだ。

其れが、此のパンナコッタように、奥深く、原初的で、不可解に興味深いものであるならば、其の喜びというのは、ひとしおのことである。

il luogo di TAKEUCHIイタリアン / 福島駅新福島駅西梅田駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5



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