2月2日(旧暦12月19日 二黒 赤口 癸未)
おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
太陽が顔を見せる冬の朝となりました。
冷え込みは厳しいですが、空が明るいのはなんとなくよい気分となります。
2月の別名は「如月(きさらぎ)」です。
寒さで着物を更に重ね着する「着更着」が有力な説ですが、気候が陽気になる季節が来る「気更来」、草木が生え始める「生更木」、同じ意味で「草木張月(くさきはりづき)」が変化したとする説もあります。
旧暦の2月は正確には今の3月中旬に当たりますが、草木が春の支度をしていても、人間にとってはまだまだ寒さが厳しい時期とされているようです。
さて、今年の2月は28日までです。
2月が他の月より日にちが短いのはなぜか?と私はふと疑問に思い、調べてみました。
意外と長い話になりますので、飛ばして”●”のところから読んでいただいても大丈夫です。
ほぼ4年に一度、うるう年というものがあり、2月が29日間になるときがあります。
地球が太陽の周りを1週する(太陽年)には、正確には365日+5時間48分45秒かかり、1年を365日とするとどんどん実際の季節と暦がずれていきます。
それを解消するため、紀元前45年に、当時ヨーロッパ世界の覇者であった共和制ローマの終身独裁官ユリウス・カエサルが太陽暦(ユリウス暦)をつくりました。
1月を始まりの月とし、大の月(奇数月)・小の月(偶数月)の日数を31日・30日としました。
しかしそれでは366日となってしまうため、改暦までローマでは年末とされてきた2月からマイナス1日とし、2月を29日間としました。
また4年に一度うるう年として、2月を調整月として1日プラスするとしました。
しかしカエサルはまもなく暗殺され、暦の運用も3年ごとにうるう年が置かれたりと誤った運用がされてしまいました。
カエサルの後を受け継ぎ、初代ローマ皇帝となったアウグストゥスが誤った運用を正すためにうるう年を一時停止し、数年後にまた4年に一度のうるう年を入れるようにしました。
ユリウス暦はその後1000年以上にわたり、ヨーロッパ世界で使われていました。
それでも太陽年とユリウス暦で1年で11分のずれがあり、何度か修正は加えられましたが、約1500年後の16世紀には誤差が10日にもなりました。
そこで1582年、当時のローマ教皇(カトリックの権威者)のグレゴリウス13世によってグレゴリ暦(=現行の太陽暦)が制定され、この年だけ10月4日の翌日を10月15日とすることでずれを解消しました。
うるう年が4年に一度はユリウス暦と同じですが、1年を365日+5時間49分と細かく決めて、400年に3回はうるう年を入れない年(平年)としました。
ややこしいのでより詳しく言うと、西暦を400で割り切れる年(1600年・2000年・2400年)ではうるう年、100で割り切れる年(1900・2100年・2200年・2300年)では平年とするということです。
●スケールが大きすぎるので実感しづらい話ですが、ではなぜ2月が短いのかという本題に移ります。
7月は英語でJulyですが、由来は先ほどのユリウス・カエサル(Julius Caesar)です。
同じく8月はAugustで、これはカエサルの後継者となったアウグストゥス(Augustus)からきています。先に出たうるう年の復活の際に8月を自分の月としました。
8月は本来小の月で30日ですが、これを7月と同じく31日にするため、調整月の2月から1日もらって8月を31日としたそうです。
とられた平年の2月は、28日間となってしまいました。
1・2月はローマでは農耕期間となり、ローマ建国からしばらくの間は1年が10ヶ月とされ、61日間は暦に載らない時期もありました。
その後1・2月を定めて12ヶ月としましたが、暦上は3月が新年の始まりとされていたことから、2月を調整月という形にしたとされています。
現代では、2月は受験生などにとって1日でも無駄にできない時期です。
2月が調整役をかっているのは、8月の日数が増えたためと思うと、夏休みの時期も無駄にできないと思います。
参考ページ こよみのページ 暦と天文の雑学
雪下ろし、排雪等承っております。
お問い合わせ先
有限会社 千葉建築
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字伊勢堂南6-4
電話 0182-45-2325 FAX 0182-45-2304
携帯 080-1837-5342
mail kchiba@poem.ocn.ne.jp
おはようございます。横手市増田町の工務店、千葉建築です。
太陽が顔を見せる冬の朝となりました。
冷え込みは厳しいですが、空が明るいのはなんとなくよい気分となります。
2月の別名は「如月(きさらぎ)」です。
寒さで着物を更に重ね着する「着更着」が有力な説ですが、気候が陽気になる季節が来る「気更来」、草木が生え始める「生更木」、同じ意味で「草木張月(くさきはりづき)」が変化したとする説もあります。
旧暦の2月は正確には今の3月中旬に当たりますが、草木が春の支度をしていても、人間にとってはまだまだ寒さが厳しい時期とされているようです。
さて、今年の2月は28日までです。
2月が他の月より日にちが短いのはなぜか?と私はふと疑問に思い、調べてみました。
意外と長い話になりますので、飛ばして”●”のところから読んでいただいても大丈夫です。
ほぼ4年に一度、うるう年というものがあり、2月が29日間になるときがあります。
地球が太陽の周りを1週する(太陽年)には、正確には365日+5時間48分45秒かかり、1年を365日とするとどんどん実際の季節と暦がずれていきます。
それを解消するため、紀元前45年に、当時ヨーロッパ世界の覇者であった共和制ローマの終身独裁官ユリウス・カエサルが太陽暦(ユリウス暦)をつくりました。
1月を始まりの月とし、大の月(奇数月)・小の月(偶数月)の日数を31日・30日としました。
しかしそれでは366日となってしまうため、改暦までローマでは年末とされてきた2月からマイナス1日とし、2月を29日間としました。
また4年に一度うるう年として、2月を調整月として1日プラスするとしました。
しかしカエサルはまもなく暗殺され、暦の運用も3年ごとにうるう年が置かれたりと誤った運用がされてしまいました。
カエサルの後を受け継ぎ、初代ローマ皇帝となったアウグストゥスが誤った運用を正すためにうるう年を一時停止し、数年後にまた4年に一度のうるう年を入れるようにしました。
ユリウス暦はその後1000年以上にわたり、ヨーロッパ世界で使われていました。
それでも太陽年とユリウス暦で1年で11分のずれがあり、何度か修正は加えられましたが、約1500年後の16世紀には誤差が10日にもなりました。
そこで1582年、当時のローマ教皇(カトリックの権威者)のグレゴリウス13世によってグレゴリ暦(=現行の太陽暦)が制定され、この年だけ10月4日の翌日を10月15日とすることでずれを解消しました。
うるう年が4年に一度はユリウス暦と同じですが、1年を365日+5時間49分と細かく決めて、400年に3回はうるう年を入れない年(平年)としました。
ややこしいのでより詳しく言うと、西暦を400で割り切れる年(1600年・2000年・2400年)ではうるう年、100で割り切れる年(1900・2100年・2200年・2300年)では平年とするということです。
●スケールが大きすぎるので実感しづらい話ですが、ではなぜ2月が短いのかという本題に移ります。
7月は英語でJulyですが、由来は先ほどのユリウス・カエサル(Julius Caesar)です。
同じく8月はAugustで、これはカエサルの後継者となったアウグストゥス(Augustus)からきています。先に出たうるう年の復活の際に8月を自分の月としました。
8月は本来小の月で30日ですが、これを7月と同じく31日にするため、調整月の2月から1日もらって8月を31日としたそうです。
とられた平年の2月は、28日間となってしまいました。
1・2月はローマでは農耕期間となり、ローマ建国からしばらくの間は1年が10ヶ月とされ、61日間は暦に載らない時期もありました。
その後1・2月を定めて12ヶ月としましたが、暦上は3月が新年の始まりとされていたことから、2月を調整月という形にしたとされています。
現代では、2月は受験生などにとって1日でも無駄にできない時期です。
2月が調整役をかっているのは、8月の日数が増えたためと思うと、夏休みの時期も無駄にできないと思います。
参考ページ こよみのページ 暦と天文の雑学
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