札幌北陵高校美術部 2009.4〜2022.3の記録

札幌北陵高校美術部の2009年4月から2022年3月までの記録

本日の美術部~220602

2010-06-02 19:26:11 | 美術部
本日の美術部といっても
本日から前期中間考査1週間前になりましたので
部活は実施されていません。
部員のいない美術室は少し寂しい雰囲気です。



今日は何と地元住民の方から
本を寄贈したいとのお話をいただき
受け取りに行って参りました。
奇遇にも2人の方からタイプの違う全集を2種類。
たいへんありがとうございました。



レンブラントの『夜警』も
ばっちり掲載されています。
古典に関してはもう図書室に行く必要が無いですな。



何と部分もこんなに大きく詳細に。
こういうのは安い小さな本では確認できないので
たいへん助かります。

こんなに本が揃ってる美術部もそうそうないですぜ。
美術部員の諸君。



高校の美術部員って
どこの生徒もそうだけども

「自分自身にしかできないものを制作したい!」

という心を強く持ってる生徒が多いです。
その思考自体はたいへんすばらしいことなのですが
その新しいものを生み出すには
アカデミックなもの、古典的なものを勉強しないと生み出すことはできません(…って思っています)

「すげぇだろ!? この作品」って思った時ほど
すでにその表現が世に出ていることが良くあります。
その時ほど滑稽で自分自身が惨めになる時はありません。
お釈迦様の手のひらで踊ってる孫悟空以下です。

「すげぇだろ、俺の作ったこの椅子!?」
「アホか。おまえリートフェルト知らねぇの?」

こんな感じです。
自分の無知をさらけ出したくないのであれば徹底的に勉強するべきです。

知識と実践を比べたら
実践の方が大事な気がしますが
自分は前述の点から知識はたいへん重要だと思っております。

構図や色をはじめ
作品を作る上で何かを生み出すのであれば
故きを学び
「自分自身の中で昇華する」過程が必要だと思います。

自分自身の中で昇華するってのが大事なのです。
新しい着眼点が常にほめられるってわけではないのだ。



さて諸君、いただいた本は大切に扱ってくれ。
そして表現の勉強に励んでください。

…と言いつつ今は中間考査に向けての勉強が大事ですね。
がんばってください。




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