徒然日記~港幸樹’sブログ~

道産子・港幸樹のブログです。

ジョイキッズシアター!

2012-06-30 23:56:23 | 舞台
今日は、奇跡的に都合がついたので、ジョイキッズシアターのレビュー公演に行くことができました。
一番の驚きはみんなの成長(*^▽^*)
5月のオーディションではまだまだ自分を出すことにためらいや恥じらいがあった子供達が、あんなに堂々と舞台で歌い踊る姿を見て、ただひたすらに感動した次第です(≧Д≦)
たくさんのエネルギーをもらい、これを来週から始まる“ルドルフ”の舞台に引き継いでいきたいと思います!

オーケストラ!

2012-06-29 18:25:23 | 舞台
今日はオケ合わせでした(*^▽^*)
ワイルドホーンの音楽が様々な楽器により色彩を帯び、マエストロ塩田さんのドライブ感溢れるコンダクティングで、その魅力が倍増され、そこに身を委ねることの快楽…
至福のひと時でした!
皆様も、是非この音楽を味わいに劇場におこし下さいm(__)m

スカイツリ一!

2012-06-27 23:54:07 | 舞台
6月に入ってから“ルドルフ”のお稽古は押上方面の“すみだパーク”という稽古場で行っていました!
セットが帝劇の稽古場ではちょっと組めないんですよね。
押上と言えば“東京スカイツリー”ということで、毎日、きれいにライトアップされたスカイツリーを見ながら歩く駅までの道のりは何とも言えないものがありました(そして、電車では何度乗りすごした事か…)
昨日、今日の稽古は新たな発見もあり、とても充実した稽古となりましたし、来週からの本番に向けて、また一つ階段を昇る事ができたと思います。
ところで話は変わり、本日6月27日は父の誕生日です(*^▽^*)
僕の誕生日が9月27日ですから、6を逆さまにすると9になるわけで、なかなか面白い偶然です。
67歳になりますが、先月祖母の葬儀で会った時は健康そのものでしたし、まだまだ長生きしてほしいと願うばかりです。
誕生日おめでとう!

ルドルフチケットに関して

2012-06-26 01:00:30 | 舞台
ミュージカル“ルドルフ”帝国劇場公演にお申し込みいただきました皆様。
今回、こちらの不手際でチケット発送が当初の予定よりも大幅におくれ、大変ご迷惑をおかけいたしておりますこと、お詫び申し上げます。
昨日、ようやくチケットの受け取りができましたので、早速本日より発送作業にとりかかっております。
今週中には全てのお客様のお手元にチケットが届く予定ですので、いましばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
チケットお申し込みいただいたお客様で、既にご用意できないとの連絡をさせていただいた方以外の皆様のチケットは、ご用意できておりますのでご安心下さい。
なお、今回の不手際により、他でチケットをご用意いただいた等の理由により、チケットのキャンセルをご希望の方がいらっしゃいましたら、もちろん対応させていただきますので、遠慮なくご連絡下さい。
また、チケット代金の入金が諸事情により完了してない、もしくはチケット代に関してのご連絡を受けとっていないという方がいらっしゃいましたら、お手数ですがメッセージ欄よりご連絡いただければと思います。
何か御不明な点がございましたらthanksmybrother@mail.goo.ne.jpまでご連絡下さい。
よろしくお願いいたします。

ルドルフの音楽その5

2012-06-23 22:36:47 | 舞台
昨日の稽古をもちまして、振付の“ジョン・オコネルさん”が帰ってしまいました(≧Д≦)
ジョンさんは映画“ムーランルージュ”やハリウッド版“シャルウィダンス”の振付もされている方で、ルヴォーが「彼の振付はストーリーテリング(物語を伝えている)」と評していたのが印象的ですし、踊りが苦手な僕にも非常にわかりやすく、振りやステップはもちろん大切だが、それ以上に重要なものがあるということを再確認させてくれました。
特にワルツとタンゴは基本から丁寧に教えて下さったので、皆様どうぞお楽しみに(*^▽^*)
さて、今日はM14からいきます。
M14“行動すべき時”
アンドラーシ・ツェップス・フォーゲルザング・エドワード・クレマンソーにより歌われる革命のナンバー。
次期皇帝のルドルフに対し、ドイツに対抗する同盟を結ぶための署名を強く求めます。
一体、誰がどの役になるのか、キャスティングにも注目の熱いナンバーです!
M15“ぼくの道はどこへ”
その場での署名は見送ったルドルフですが、何が本当に正しいのか確信を持てずにいます。
たとえ父を裏切ったとしても、自由な生き方を望み、それを目指したはずなのに、あと一歩が踏み出せず迷う自分がいるのです…
M16“スケーティングソング”
そんなルドルフの所へ偶然マリーがやってきます。
ルドルフはとある秘密を打ち明け、マリーとの距離は一気に縮まり二人はスケート場でデートをします。
スケート場の楽しい雰囲気でいっぱいの、アンサンブルによるナンバーです。
M17“見つめあえた瞬間”
そんな楽しいひと時にも、ルドルフには監視の目がつきまといます。
マリーと上手くお芝居をして監視の目を欺き、二人はお互いの気持ちを確認しあいます。
非常にシンプルな旋律が、恋におちた若者の初々しさを絶妙に表しているこのナンバー。
二人にとって何も考えず、一番幸せな瞬間がここにあるのです。
M18“二人を信じて”
楽しい時も束の間、ルドルフは自分の秘密が父の耳に入ってしまったことを知ります。
もう一緒には居られないと切り出そうとするルドルフに対し、マリーは「あなたが悩んでいるのはずっとわかっていた。夢見た全てを私と叶えましょう。」と強く歌いかけ、一幕は終了します。
いかがでしたでしょうか?
二幕も素敵な曲がたくさんありますので、お楽しみに(^з^)-☆

海外ドラマ

2012-06-22 23:52:00 | 舞台
今日はちょっと趣向を変えて海外ドラマネタで(^-^)
昨年の秋からタブレット端末を使っているのですが、とっても嬉しいのが“Hulu”です。
ドコモキャンペーンで、3か月の無料お試し期間があったのに加え、月々1580円だった料金がなんと980円に値下げされました!
何と言っても、海外ドラマが豊富なのが淒いです。
有名どころの“24”“プリズンブレイク”“LOST”などは当たり前、“CSIシリーズ”なども入っており、いくらTSUTAYAが旧作100円レンタルを始めたといえ、月に10本借りることを考えれば安いものです。
しかもレンタルでは新作扱いの“ウォーキングデッド”等もあるので、超オススメですよ!
映画コンテンツも徐々に増えており、最近のホラーでは空前のヒットとなった“SAWシリーズ”も全てあるので、近いうちにレンタル店が無くなってしまうのではという危惧さえいだかせます…
ただ、寝不足になることは間違いないので、ご利用の際には健康管理にくれぐれも注意を(^.^;

ルドルフの音楽その4

2012-06-21 23:23:39 | 舞台
今日は全幕通しをしましたが、通すことによって見えてくる部分がたくさんあります。(もちろん台本に全て書かれていることなのですが)
特に前半30分は登場人物のオンパレードですし、それぞれの関係性や位置づけ等、かなりの情報が観客に与えられます。
ルヴォーの言葉で印象的だったのは、その前半部分は一つのフレーズなんだと言っていたことです。
それに伴い、役者は動き続けていなければならないと。(踵で立たないという表現を使っていました)
もちろん、ここでいう動きとは物理的な動きではなく、心の動きであり、役として生きるということに他なりません。
「君たちが舞台上でその役割を果たすだけじゃつまらない、観客は信念を見にくるんだ」という、初日に受けた言葉を改めて思い出しました。
ルヴォーはこうも言います。
「乗客になってはいけない」
自分達が物語を作っていくという、主体性、能動性をフルに発揮して、これからもこの作品と向かいあっていきたいと思いました!
さて、前置きが長くなりましたが、今日はM5からです。
M5“美しき戦争”
“恋愛と戦争は同じ。女性が主導権を握り、あらゆる武器を使って敵を陥落させるのよ”というラリッシュ・マリー・女性アンサンブルによるナンバー。
全体的にマットな雰囲気の漂う本作で、唯一スカッとしたある意味最もミュージカルらしいナンバーです。
シリアスな中にこういう曲をポンといれてくる所に、センスの良さを感じさせられます。
M6“マリーのテーマ(運命の人)”
いつか、この世界を変えるような運命の人に出会えることを信じて歌う、マリーのショートナンバーです。
M7“踊れワルツを”
ドイツ皇帝ウィルヘルム二世の歓迎舞踏会で、ワルツを踊りながら歌われる優雅な一曲です。(数名、踊ってない人もいますが…)
M8“ポルカ”
歌はないインストナンバーです。M5“美しき戦争”のモチーフが使われている中、ポルカを躍ります。
M9“マリーのワルツ”
舞踏会で運命の出会いを果たしたルドルフとマリー。まだその事には気づいていませんが、M6“マリーのテーマ(運命の人)”のワルツアレンジによって、観客には運命の出会いを果たした事は伝わっているのです。
M10“踊れワルツを(リプライズ)”
きっとまた会える…そんな確信のような予感を抱きながら二人は別れ、リプライズの歌が流れ舞踏会は終わりを迎えます。
M11“それ以上の…”
「ただのロマンスじゃない、夢でもない。あなたはそれ以上…」
二人の心は舞踏会で出会ったお互いの事でいっぱいです。
離れているのに心がシンクロしている、そんな演出にも注目していただきたい素敵なデュエットです。
M12“栄光への道”
ターフェが自分の理想を思い描き歌うショートナンバー。
実はこのモチーフはルドルフが二幕で歌う“明日への道”のモチーフなんです。
前回ご説明した逆リプライズがここでも登場というわけです。
M13は転換の曲なので、次回はM14から再開です(*^_^*)

ルドルフの音楽その3

2012-06-19 20:37:38 | 舞台
今回のルドルフは再演ではありますが、初演に近い感覚なので、色々と明らかにしない方が皆様の想像力が膨らんで、より観劇を楽しめることと思い、あまり作品に触れずにやってきましたが、ルドルフの音楽についてあれだけ熱弁したわけですから、差し障りのない程度に軽めの楽曲解説をしていこうと思いますので、観劇の足しにしていただけると幸いです(*^▽^*)
M0“プロローグ”
壮大なオーケストラにより前奏曲が始まりますが、すでにここでマリーが歌う一幕ラストM18“二人を信じて”のモチーフと、ルドルフが歌うM2“名もなき男”のモチーフが使われています。
M1“幕が上がれば”
ルドルフとステファニーの部屋から一転、M4“ウィーンのテーマ”のモチーフがくり返され、場面は完成したばかりのホーフブルク劇場に移ります。貴族達により新しい劇場を祝う賛歌です。
M1A“ウィーンのテーマ”
新劇場の舞台上で行われる座興で使われる、M1への導入でも使われたナンバーですが、とある乱入者により思いがけない幕切れに…
M2“名もなき男”
ミュージカルでは、一幕で出たナンバーがショートバージョンで二幕で使われることが多く、それを“リプライズ”と称しているのですが、この作品では一幕の方がショートバージョンになっている、逆リプライズ現象が起こっており、この“名もなき男”はまさにその一曲です。ルドルフの無力感を表しているこの曲は、プロローグで暗示的に使われているので、ここでも非常に効果的なナンバーとして強い印象を残しています。
M3“なぜ聞かない”
ルドルフとフランツの掛け合いによるナンバーで、激しい親子の確執が描かれています。
ライトモチーフとしては、フランツのテーマと言っても差し支えないでしょう。
M4“ウィーンのテーマ”
すでにお馴染みの“ウィーンのテーマ。
ここでは、秋晴れの爽やかなリング通りで、男性アンサンブル3人によって歌われます。
と、今日はこの辺にしておきましょう。
ちなみに、ナンバーはリプライズも含め全部でM33までありますので、気長にお付き合い下さいm(__)m

ルドルフの音楽その2

2012-06-18 18:55:32 | 舞台
この前、ルドルフの音楽の特徴の一つとして“ライトモチーフ”が多く使われているという説明をしましたが、あえてこの欠点を申し上げるなら、特定のモチーフをくり返し使うことにより、必然的に曲のバリエーションが少なくなるという事があります。
この事に関して、D・ルヴォーが次のような笑い話をしてくれました。
「ワイルドホーンはとても素晴らしい作曲家だから、ありがたい事に次から次へと新しいモチーフをもってきてくれるんだ。でも僕は『一幕で使ったあのモチーフがとても素敵だったから、二幕でもまた使いたい』と言って、大変申し訳ないけど断ったんだ。彼はきっと納得していないだろうけどね。」
これはルヴォーが我々にしてくれた数ある話の、とある一部分を切りとったものですから、ここだけを読んで変な誤解だけはしないで下さいね。
シリアスではなく、あくまでジョークとして話してくれた事ですから。
とにかく、僕がここで強く感じたのは、ルヴォーは作品の中で音楽をとても大切に使ってるんだという事でした。
一つのモチーフに深い意味を求め、それを表現として多用するというのは、かなり音楽に造形が深くないとできないことだと思います。
それを裏付けるように、ルヴォーは稽古前や休憩中にたまにピアノを弾いているのですが、一体何の曲なのかはわかりませんが、日本で馴染みが深いG・ウィンストンやA・ギャニオンのような雰囲気の曲を弾いているんです。
音楽をヴィジュアル的に使用する彼のセンスは、転換や役者の出ハケのきっかけを出す時にも、相当注意深く音楽に神経を注ぎ込んでいる所からも伺えますし、我々が確認でタイミングを尋ねても「音楽で“ここだ!”というタイミングがあるから問題ない」と言って教えてくれません(もちろん、その後で指示は出してくれますよ)。
目をつぶり音楽に集中し、あるタイミングで“ガッ!”とエネルギーを解放しキューを出すその様子は、まるで指揮者のようです。
それに、なんとカッコイイことか…
憧れます(^з^)-☆

訂正

2012-06-17 20:29:31 | 舞台
昨日のコメントでもいただきましたが、日比谷シャンテにてルドルフの出演者メッセージが書かれたボードが掲示されてます。
僕も一筆書かせていただいておりますが、実はその中で誤字がありますので、この場を借りて訂正させていただきます。
“昇化”→“昇華”の間違いです。
書いた瞬間、「あっ!」と思ったのですが、けっこうバタバタしてる中で書いたもので、「ま、いっか」とやり過ごしてしまいました(^^;)
蛇足ながら説明させていただきますと、昇華とは化学用語で固体が液体の状態を飛び越えて気体の状態になる現象(またはその逆)を指します。
一般的な例としては、ドライアイス(固体)が液体になることなく、二酸化炭素(気体)になる変化を指す例としてよく使われるのですが、転じて“事象がより高尚な次元に高められること ”という意味でも用いられます。
僕がメッセージボードに書いた
「愛が芸術に昇華する」というのは、演出のD・ルヴォーが言った言葉でもありますし、僕自身もその言葉に深い感路を受けた一人であります。
是非、皆さんもその現象を目の当たりにしていただきたいと思います。