つばきあぶら

夫の転勤で三重県に引っ越してきた主婦。田舎の社宅住まいのつれづれなる日記や思いつきです。

「口利き」を思い出す

2008-07-23 04:09:35 | お仕事ゴタゴタ
現在、社会問題となっている
「教員採用に関する口利き」問題
「一応」教職を目指していた身としては気になるところです。
問題となっている県には現役教員の友達もたくさんいるしね…
モチロン、友人達は実力で教員になった人たちですよ。
念の為。

今まさに教員採用試験シーズン。
ワタシも一度は願書を出した身ですが…
ちょうどその頃は「就職氷河期」といわれていた頃。
どこの県でも現役での合格は難しいと言われるほどの競争率。
現在でも都道府県ごとの競争率は4倍~30倍と格差があるようですが、
地元の試験だけではなく、
少しでも競争率の低い所へ併願する人もたくさんいました。

そんな大変な教員採用試験では、確かに
≪コネ≫がないと難しいよ
と囁かれていたのも事実。
そういうですよ。
あくまで。
実際先輩を見ても、同級生を見ても
「受かるべくして受かる」人ばかりでしたから。
ワタシはモチロン「落ちる」組だったでしょうねぇ…
明らかに熱意が足らんのよね。

とまぁ「そこばかりが」注目され、世間を賑わせているわけですが…

きっと少なからず「色んな世界に存在する問題」
なんだろうなぁと思うのですよ。

だって実際前の会社で経験したんですから。

一応「採用係」だったあの頃。
田舎の一中小企業ですから入社希望者はほとんどいませんでしたが、
色んな業種があったので中には
「学生に人気」のお仕事もあったわけです。
毎年求人ではとても苦労していましたので
「エサ」としてそういう人気ある業種の求人票も必ず作成。
願書が来るのはそういう業種ばかり。
そうして一応「受験に来ていただいて」何とか別業種で採用してやろうという
ある意味「騙し」ではないかと思われる手法…
実際「騙される」人はほとんどいませんでしたけどね

で、その人気の「エサ」の方は…
採用する事もあれば採用しない事も…

そんな狭き門に限ってやってくるのがいわゆる≪口利き≫

議員さんやら取引先の偉い人やら…
(しかもそういう「紹介」は大抵「何かしらの」問題がある…)
どう考えても採用は厳しいと思われる人であっても、
とりあえず一次試験は通過。
後は「役員判断に任せる」という玉虫色。
小さな会社は圧力に弱いのです…

独自の試験でしたから「評価」の基準もあいまいだし
結果の改ざんもやろうと思えばカンタン…

「公平な世の中」
そうであって欲しいけど、世の中そんなに甘くないのよね。

この暑さ 喉もと過ぎても 忘れない…
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