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file.097 Jim PALMER【ジム・パーマー】

2006-11-18 | PQR
【Cakes】
Jim PALMER

オリオールズ一筋19年、
その間、エースとして輝かしい足跡を
メジャーリーグの歴史に刻んだパーマー、
その投手としての実力もさることながら、
甘いマスクで女性人気も高く、広告のモデル経験もある。
アール・ウィーバー監督とは幾度も衝突、
関係は良くなかったが、お互いを認め合ってはいた。
通算268勝、防御率2.86。
1990年に殿堂入りを果たしている。

デビューは、わずか19才の時であった。
65年、若き19才のパーマーは27試合に登板し5勝、
翌66年には早くも15勝をあげ、チームの主力投手となる。
その年のワールド・シリーズでは
かの大投手サンディ・コーファックスに投げ勝ち完封、
全米にその名を轟かせた。
オーバースローから投げ下ろされる速球と、
絶妙のコントロールを武器に、安定感抜群の投球を誇った。

怪我の影響もあり、67~68年の二年間は
主にマイナーでの生活を余儀なくされるも
69年、8月のノーヒット・ノーランを含む16勝、防御率2.34で復活、
以後、誰にも止められない怒濤の快進撃が始まる。
70年、防御率2.71で20勝をあげ、チームをリーグ優勝に導き
ワールド・シリーズでも1勝。
71年は、防御率2.68、20勝をマーク、
「20勝カルテット」の一角としてチームの2年連続リーグ優勝に大きく貢献。
73年、リーグトップの防御率2.40と22勝でサイ・ヤング賞。

75年防御率2.09、23勝をマークしサイ・ヤング賞を受賞すると
76年防御率251、22勝で、2年連続のサイ・ヤング賞に輝いた。
75年から77年の間はいずれも20勝以上で、
3年連続の最多勝に輝いている。

結局、78年までの10年間、実に9度の防御率2点代、8度の20勝以上をマーク、
加えて、最優秀防御率2回・サイ・ヤング勝3回・最多勝3回
チームのワールドチャンピオン.....など
70年代はまさにパーマー時代、比肩しうる者なきエースぶりで、
オリオールズの黄金時代の主役を担った。

1980年代に入った頃から衰えを見せ初めたパーマーだが
80年は、16勝をマーク、
83年は、シーズン5勝に終わるも、
ワールド・シリーズで2イニング投げ1勝し、
チームの世界一に貢献した。

が、84年、1勝もあげる事が出来ず、現役生活に幕を降ろした。

現役生活中は満塁ホームランを打たれる事のなかったパーマーは
完全主義者としても有名だった。
試合中、審判にボールの交換を要求する事がしばしばあったが、
一度、突き返したボールは何があっても、再び突き返して来たという。

また、ノーラン・ライアンの殿堂入りに対して、異を唱えた話も有名である。


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