てる子の『限りあるいのち』俳句の道標。96歳になりました。

今まで詠んできた俳句を『蕗の薹』『葉さくら』『青ふくべ』『紫陽花』と集めてみました。93歳になってもう一つ新しい句集に!

『紫陽花』の句集から(115)

2016-12-20 09:45:54 | 俳句

 
  鼻先に いちはやく冬 来りけり 



今日は今年最後の別荘にジャガイモの収穫に行きました。
今年で終わりかなあと軍手でイモの土を丁寧に払います。
「来年はニシユタカを植えよう」
息子の声にまた春を思い浮かべています。


『紫陽花』の句集から(114)

2016-12-01 08:16:32 | 俳句
 
  
 落葉降る 枯山水の 波の上



息子が「相続の判を押さんのや」とぼつり、もう娘が亡くなって11カ月になります。
ほとんど縁がなくなった娘婿の顔や孫の顔もおぼろげです。
やはり一緒に暮らしたことのない長い時間を考えます。
今のマンションを売ってと考えていたが無理だったようです。