てる子の『限りあるいのち』俳句の道標。96歳になりました。

今まで詠んできた俳句を『蕗の薹』『葉さくら』『青ふくべ』『紫陽花』と集めてみました。93歳になってもう一つ新しい句集に!

『紫陽花』の句集から(106)

2016-07-28 08:19:08 | 俳句

  
 手花火の 終の雫の 消えて闇



昨夜不思議な夢を見ました。
主人と二人の子供とその孫たちが集まって庭先で線香花火をした夢です。
その時に詠んだのがこの句です。

『紫陽花』の句集から(105)

2016-07-21 08:16:24 | 俳句

  
 噴水の 穂先はしゃぎて もつれけり



もう何十年も前になるか息子と娘の孫を連れて近くの公園に行きました。
噴水の中に孫たちが時を忘れる程で主人と私は日傘を差してずっと見つめていました。
今は主人も娘もなくなりました。

『紫陽花』の句集から(102)

2016-07-05 07:43:11 | 俳句

  
 心得て 流されている 水すまし



梅雨の晴れ間ベランダに出ていつの間にか大きくなったインゲンの小さな白い花を見てなんだかほっとしています。
イギリスの離脱?私はこれからもどこに流されていくのでしょうか。
でもいつも流されてきた私です。