『紫陽花』の句集から(106) 2016-07-28 08:19:08 | 俳句 手花火の 終の雫の 消えて闇 昨夜不思議な夢を見ました。 主人と二人の子供とその孫たちが集まって庭先で線香花火をした夢です。 その時に詠んだのがこの句です。
『紫陽花』の句集から(105) 2016-07-21 08:16:24 | 俳句 噴水の 穂先はしゃぎて もつれけり もう何十年も前になるか息子と娘の孫を連れて近くの公園に行きました。 噴水の中に孫たちが時を忘れる程で主人と私は日傘を差してずっと見つめていました。 今は主人も娘もなくなりました。
『紫陽花』の句集から(104) 2016-07-14 09:30:44 | 俳句 うつむきて 雨の飽きしや 濃紫陽花 雨の合間裏道を抜けて買い物に行きます。 大きなマンションに囲まれて子供の通学路になっている私のお気に入りの小道です。 校庭の柵から濃紫陽花が頭をもたげています。
『紫陽花』の句集から(103) 2016-07-07 07:28:09 | 俳句 雲の峰 朝より二度の 濯ぎもの じゃがいもの収穫をしていたらにわか雨。 軒の下でふとこの春に亡くなった娘と孫とこうして雨宿りしたことを思い出しました。 もう少し話をしていればよかった・・・。
『紫陽花』の句集から(102) 2016-07-05 07:43:11 | 俳句 心得て 流されている 水すまし 梅雨の晴れ間ベランダに出ていつの間にか大きくなったインゲンの小さな白い花を見てなんだかほっとしています。 イギリスの離脱?私はこれからもどこに流されていくのでしょうか。 でもいつも流されてきた私です。