一年を振り返って

今日で２０１６年も終わりますね

毎年思いますが「正月が来る感じがまったくしない。。。」

今はコンビニもスーパーも元旦から開いているからでしょうか

子どもの頃のワクワク感もないし(お年玉ないしね)

さて、今年も色々とあった一年でした。

宮崎天使ママの会を設立して１０年たち、初めて自分のことを

書きたいとこのブログを立ち上げました。

当時のことは鮮明に覚えていて書きながら苦しくてでも書きたくて

想いの半分くらいしかかけていないとは思いますが、私も少し前に

踏み出せたような気かしました。

苦しみながら３月に小冊子が出来上がったこと、

５月には看護大の助産師過程の方に話をさせていただいたこと

１１月に医療従事者向けのセミナーに参加させていただいて

初めて「亡くなった赤ちゃんを入れるのは棺、箱は物を入れるもの

どんなに飾った箱でも箱は箱、赤ちゃんは物ではない、尊厳を持つこと」と

目からうろことはこのことだというような言葉を言われる助産師の先生との出会い

宮崎県内の県立病院に天使のゆりかごの在庫を置いてもらうことができたこと

産婦人科に働く方々生の声を聞いて勉強になったこと

１０年後には引退するという目標ができたこと

今年は本当に色々なことがあった一年でした。

１２月２９日には3つというびっくりするような天使のゆりかごの注文が

入り、県外にいたけど(隣の県)慌てて帰ってきたこと

今年は６０個のゆりかごが使われました(在庫分除く)

来年は少しでも減るのが希望、人工死産が減りますように

そんなことを思う大晦日です。

明日から始まる２０１７年、赤ちゃんを亡くすお母さんが一人でも

減りますように。。。

良いお年をお迎えくださいね

メリークリスマス

今日はクリスマス

わが家もプレゼントはありませんがケーキを

２３日と２５日といただいたのでお仏壇に

お供えいたしました。

きっと天国で「お母さん、太るよぉ」って娘は

言っているのではないかと思います

昨日のイブには相談の電話があり、今日は天使のゆりかごの

配達があったりと今年はちょっと大変な２日間でした。

世間はクリスマスで楽しい気分

でも先日のセミナーで講師の先生が言われていたように

２０分に１人の赤ちゃんが亡くなっているという現実

ちょっと納得したような出来事でした。

今年もあと一週間、もうゆりかごの注文がないといいな



こちらは今日、作っていただいた花束です。

ゆりかごと一緒に納品しました。

ゆりかごもいつまで私たちが提供できるだろう・・

色々と考えていかないといけませんね

まずはひとつひとつ

↑ここまで昨日書いていてここからは今日書きます。

今日は朝一番に郵便局からゆりかごを発送しました。

顔見知りの局員さんが「病院から注文がくるの?」と聞かれ

「そうですよ　年間３００人宮崎では死産があります」と

いうと絶句されてました。　１月に最新のデータが出るので

少しでも減っているといいなぁ

さて今年もあと一週間、年内の配達がもうないといいなぁ

そんなことを思いながらすごす師走の夜です。

宣言します。

先週のことですが宮崎県内の県立病院２カ所に

天使のゆりかごを置いていただくために出かけてきました。

７月から県と交渉してやっと実現したのでとりあえずホッと

したところです。

現場の医療従事者の方と直接お話をしてとても参考に

なりした。

これからは病院との繋がりもこれまで以上に密になると思うので

できるだけ問題点があれば一緒に考えて解決できるように

なればいいかなと思っています。

あと１０年弱で私は引退をしたいと常々言っております。

皆さんからはなぜか「絶対無理」だと言われていますけどね(>_<)

本来は流産・死産・新生児死を経験した方の集いをするという

のが宮崎天使ママの会でした。　それが本当に色々な問題が

山積みだったのでそこを何とかしたいと動きはじめたら

小冊子ができて、ゆりかごができました。

問題があると聞けば行政や病院と話をしたりと交渉事も多く

この状態をずっと続けていくのはいつか限界がくるのではないかと

自分でも思っています。

天使のゆりかごもそうです。私たちが提供しなくてもよい

宮崎県にすることが一番の願いなのでそこもシフトしていきたい。

今の状態はフルタイムで仕事をしているとなかなか難しい問題もあります。

今日も１８時前にゆりかごを配達しましたが。。いつ連絡くるかわからないしね

いずれ天使ママの会を私が続けても良いという方が出てくれば

こうした交渉やその他の仕事がないようにしてお渡ししたい。

だからあと１０年弱で私は基盤をしっかりと作って引退したいなと

そんな風に思っています。もしかしたら１０年では無理かもしれないけれど

できるだけ私の体が元気で(あっ　全然元気ですよ)動き回れるうちに

宮崎県の基盤を作っておこうというのが私の夢です。

「できるかな?」と思っているだけではダメなのでこうして宣言してみました。

やってやれないことはない。。頑張ろう

この１０年のこと

今日、地元の宮崎日日新聞の「日曜論説」に

宮崎天使ママの会のことが掲載されました。

会を発足する前からの知り合い、もう友人ですね

そのような方なので本当に伝えたいことを的確に書いてくださいました。

宮崎日日新聞を購読されている方はぜひお読みください。

「赤ちゃんの尊厳」

亡くなった赤ちゃんは「物」ではなくて「人」です。

人としての尊厳を持って最後まで接してほしい

私たちの活動の要となるところをすごく的確に

表現してくださいました。

「代表が私でなければもっと上手くいろんなことができて

宮崎はもっと良くなっていたかもしれない」といつも思いながら

たくさんの方に支えてもらっての１０年でした。

「人」の力って本当にすごい、無限大ですね

そう感じた１０年でした。

さぁ　まだまだやらないといけないことは山積みですが

不器用で短気な私なのでひとつずつやっていきますね

今日は朝から新聞の記事を見てちょっと泣きました。

わかってくれる人がいるって本当にうれしいことですね



２０１６．１２.１１　宮崎日日新聞より