鮨の名人、佐賀のがばいじいちゃんが手製のからすみを持ってきてくれた。
さだまさしの「♪ からすみを煮てダメにする」とかいう歌にでてくるボラの珍味。
少しあぶって食べると口の中に海の恵みみたいな芳醇な味が広がり、人肌の
熱燗(ぬるかんやね)で飲(や)ると最高。秋の酒も美味いけど、花見で一献は格別だ。
昨日はカルフォルニアから干し草おじさんがやってきた。毎月のように、来日し、朝
は築地でお寿司、昼が天真庵の「とり蕎麦倍セット」。
築地のとある八百屋の店主をひきつれて、まるで「やっちゃばの主」よろしく元気がいい。
やっと歩くようになった「たくみ君」も、元気な外人の英語を目の当たりにして固まっていた。
今日はこれから「卵かけごはん」
全国津々浦々、いろいろな卵があるけど、この日の卵は「平飼い」と「遺伝子組み換えでない飼料を使っている」
卵にしている。赤い卵、みたいなものが市場では人気らしいが、本来の飼い方で育った卵は、薄い黄色の卵。
築地に並んでいる魚と、近所のスーパーに並んでいる魚の、似て非なる姿にもあらためてビックリぎょうてん玉手箱。
夜は「ダメから始める中国語」
明日は、クラシックコンサートがあるので16時閉店。
来月から消費税があがるけど、お店で食べたり飲んだりするものは、値段据え置きにした。
お釣りの手間がめんどくさい。10%になった時は、考える。
個人経営のお店とか生産者は、一円の利益を出すのに、血がにじむような努力をしている。
「ものの価値を知る」ということと「足るを知る」ということを、もう一度根本から見直すところにきている。
どうやって生きていこうか、とか悩んでる人が多いと思う。「ただしく生きる」ということを腸(はらわた)まで
ずどんと落としてしまえば、どんな時代がきても、どうにかなるのではなかろうか。
そんなことを思う今日このごろ。