長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

たけのこ

2009-04-30 07:42:21 | Weblog
♪今日もコロッケ・・・

なんか昔そんな歌があったけど、昨日も
一昨日と同じく、たけのこを「おでん」
にしてみた。長岡京のたけのこを使うと、おでんが
絢爛豪華なごちそうになる。
かしわのガラを、大きな寸胴でがらがらと煮込み、
出汁をつくる。こまめにアクをとってやるのがポイント。
昆布とかうすくち醤油などをうまく使うと味が落ち着いてくる。


同時に「ゆで卵」をつくる。関西では「いぬき」という。

あとは、こんにゃく、ちくわぶ、生あげ・・など好きなものを
いれる。いつもは、生あげのかわりに、長崎産のさつまあげを
入れる。それに昨日は、京都産のたけのこ。

ぼくが大学生のころ京都の荒神口を少し下がったところに「シャンクレール」という有名なジャズ喫茶があった。コーヒーの味は覚えていないけど、バリバリという
レコードの雑音と、タバコの煙と、ハイボールを飲みながら、聴いたジャズが
今思うと青春だった。

そこから100mくらい下ると「安兵衛」というおでんやがあった。今も
同じ看板があるけど、代替わりしていて、今は居酒屋。
そこの安兵衛ではときどき「ころ」を食べた。そのころはくじらは一般的に
食されていて、油身の「ころ」は京都のおでんやでは一般的だった。
これをつまみにして、伏見の名誉冠の熱燗を飲む。これも今思えば、青春だった。

今日はお休み。ぼくにとっては「ゴールデンな休日」。
ひさしぶりに、目白のおでんやにでも顔を出すとするか・・・


ヨーコ オノ

2009-04-29 06:21:58 | Weblog
そんな日本人がふたりいた。まだ生きているけど・・
ひとりは、ジョンレノンの奥さんだったひと。
もうひとりニューヨークに住んでるアマチュア陶芸家。
日米陶芸コンテストというのがあり、そのお手伝いをしているので、
何度かニューヨークにいったけど、何年か前に優勝したのが、彼女。
なかなか斬新な作品をつくる女性だ。

そして昨日の「英語で蕎麦会」で新人のヒィンランド人のヨーコさん
がきた。
金髪でスレンダーな感じで、日本語も流暢で、日本酒もおいしそうに
飲んでいた。残念ながら、ヨーコで金髪で、スレンダー・・
美人を想像すると思うけど、男なのだ。ヨーコという名前は、あちらでは
よくあるらしい。

昨日は京都の天真庵から筍が届いた。京都の天真庵は、長岡京にある。
筍がおいしいところで、錦水亭という有名な筍料理のお店がある。
そこで京野菜の商いをしているので、野菜、とくに筍はうまい。
昨日はそれを「若竹煮」にして、もう一品は「たけのこごはん」にした。

今日は「かっぽれ」。今日は筍の「精進煮」にでもして、食べようかしらん。

「墨田ぶらり下町音楽祭」のチケットも残り少なくなってきた。
昨日は大手新聞社の取材もあり、来週あたりに掲載される。
地元のケーブルテレビでも、来週一週間紹介されることになった。







マリオネット

2009-04-28 06:47:07 | Weblog
昨日、暖簾をだそうとしてると、十間橋通りを
さわやかなにいちゃんが手を振りながら歩いてきた。
マリオネットの吉田さんだ。
7月11日に、練馬でマンドリンの合奏がある。
マリオネットのサイトから、抜粋すると、下記の
ような感じ。前売りチケットは、天真庵にも若干あり!

マリオネットの吉田剛士が指導・指揮をする《マリオネット・マンドリンオーケストラ》の2009年のコンサート情報です。マンドリン合奏によるマリオネット楽曲の世界、ぜひご来場下さい。

東京公演
●7月11日(土) 午後3時(2時開場)
  『競演2009』~3つの個性的なグループが奏でる今日的マンドリン合奏の世界~
  練馬文化センター大ホール
東京都練馬区練馬1-17-37/03-3993-3311
西武池袋線・西武有楽町線・都営地下鉄大江戸線「練馬」駅北口より徒歩1分
出演/アンサンブル テスタ カルド
     エレクトリック・チェア
     マリオネット・マンドリンオーケストラ
料金/ 1,500円 (当日 2,000円) <全席自由>
主催/「競演2009」実行委員会
問合せ・チケット取扱/オフィス・マリオネット

今日は「英語で蕎麦会」

ばーらが咲いた

2009-04-27 06:07:57 | Weblog
♪ばーらが 咲いた ばーらが咲いた 真っ赤なばーらあが~
さーみしかった ぼーくのこころに ばーらが咲いた

みたいに、昨日つぼみだった菖蒲が咲いた。

前日はストーブをつけるほど寒くて冬にもどったみたいだったけど、
昨日は一転して、暖かくなった。

畳の文化がだんだんなくなって、床の間のある家も少なくなってきた。
そのため、お茶やお花の文化も、衰退していくばかり。
日本人が大切にしてきた精神性、みたいなものもいっしょに消えて
いくのだろう。

「黒船」が日本にやってきた時、日本の子どもたちが縁側で、
ままごとをしながら、ちゃんとお茶をいれるような所作に、
「この国は、おさない子が、茶事を自然に身につけている」
と、驚いたらしい。
「ゆとりの教育」で、子どもたちの教育レベルの低下がかしましく
報じられているけど、同時に大人たちの精神的文化力もあげていけないと、
どうしようもないかも?

今日は「順受の会」。
論語読みの論語知らず、も、たくさんいるけど、
月に一度くらいは、東洋哲学にふれるのはいいものだ。

明日は「英語で蕎麦会」
あさっては「かっぽれ」。

菖蒲で勝負

2009-04-26 06:45:56 | Weblog
昨日は菖蒲を生けた。
写真では見えないけど、この花は、けんざんは使っていない。
毎回、「くばり」という土台を自分削ってつくるのだ。
えんぴつを削る要領で、二本の枝をV字型にぴったりくるように
削る。この土台がしっかりしてないと、花が立たない。

咲きかけた花を真(しん)にする。いわゆる中心のしん、であり、
こころのしんなのだ。その向きによって、床の間に飾ってある
掛軸の左におくか、右におくかがきまる。
左におくのを「本勝手」(ほんがって)といい、右におくのを
「逆勝手」という。

「本勝手」の場合、葉は、ぜんぶをばらし、裏表と、先の曲がり方を見て、決まり
長いほうを右、短いほうを左にして、重なる部分に水を吹いてくっつける。

「たえ」は、三枚というのが基本。

自然界には、神がつくった方程式があるのやも知れないけど、その
聞こえない声を聞いて、黄金則みたいなものをつくってきた古人たちの
叡智に敬服する。

絵は南條先生の「白日青山に遊ぶ」
厨子は、般若君作。なかに飾ってあるのは、渡辺愛子作の「たぬき」
彼女は、今、池袋東武で個展をやっている。

明日は「順受の会」。毎月一度、論語とか東洋の哲学にふれる日。
あさっては「英語で蕎麦会」。

お花

2009-04-25 06:17:27 | Weblog
春は、いい。花がいっぱい咲いていい。
下町は、路地裏の玄関のまわりなどに、鉢植えのお花などが
格別多く飾られているように思う。おじいちゃん、おばあちゃんが
元気なのこと、子どもたちの笑い声がたえないこと、お花がいっぱい
咲いていること、などは、「いいとこ」の必須条件のような気がする。

路傍に咲いている菜の花を、信楽の徳利に投げ入れて、同じく無釉の
備前のたっぷりした酒器で、人肌の燗酒を飲む、なんて、体中に一気呵成に
「春」がやってくる。
信楽といえば、渡辺愛子さんの展覧会が、池袋の東武デパートで開催されて
いる。彼女はオープニングで、たこ焼きを焼いてくれた。
土を焼いても、たこ焼きを焼いても、一流だ。

今日は「お花のお稽古」。毎月原田先生が下関からきて稽古を
つけてくれる。
今日から新人の料理人君が、初参加。
「お花」とか「お茶」とかいう世界は、日本人が日本人になってきた
精神性みたいなものが、ぎっしりつまっていて、とてもいい。



テレホンカード

2009-04-24 06:10:11 | Weblog
昨日、古本を整理していたら、テレホンカードがでてきた。
バブルのころ?の家電メーカのもの、取引先の10周年記念とか、
政治家の写真つき・・・いろいろあった。十条にある、昔よくいった
ゴルフ練習所のところにあるお店にいったら、ぜんぶで定価の7かけ
で買ってくれた。サラリーマンの平均的なお小遣いを上回るくらいの
お金になった。白井さんちへいった帰りに、板橋のイタリアン「オルト」にいって
ワインを飲んだこのお店は、野菜料理がうまく、普段も格別に美味いけど、
昨日はまた格別に美味かった。
古本はほとんどお金にならないけど、テレフォンカードは、お金みたいなものだ。


明日は「お花」だ。
連休をすると、体は楽になるけど、仕込みが大変。
これから出陣。

SAMAPの草薙君が、酔って全裸になってつかまったことが、
テレビでかしましく報道されている。
ちょっと、ハメをはずして、外でスッポンポンになっただけなのに、
有名人になると大変だ。
昔なら、運動部でも大学のサークルでも、会社の宴会でも、
ひとりくらいは、飲んで全裸になる輩は、いたでしょ?
ソフトバンクの創業期には、3人くらいいたよ!








古本屋カフェ

2009-04-23 06:40:43 | Weblog
みかみ君が、いよいよ押上に引っ越して、古本屋カフェ?
を始めそうだ。
「都会仙人」よろしく、簡素な生活をしている人で、今どき
とは思えないほど荷物が少ない。
冷蔵庫はもちろん、食器棚も、ガスレンジも、テーブルなど家具類も
皆目ゼロに等しい。ただ、膨大な本と、書家や宗教家や文人たちの「書」
をたくさんもっている。

ロマンティックな合鍵ではないけど、一応彼の部屋のカギを預っていて、
昨日は、ガスレンジと本をもっていった。

考えてみれば、古本屋カフェは、古本とガスレンジとテーブル・イスが
あれば、なんとか始められる。
かなりマニアックな古本屋カフェになりそうだが、楽しみだ。

今日は久しぶりに、建築家の白井さんと会う。
ぼくの師匠の「達磨」の高橋さんの広島のお店や家を設計した建築家。
達磨の建築は「雪花山房」という。天真庵を改装する時もいろいろアドバイス
をいただいた。



地デジ

2009-04-22 07:13:50 | Weblog
切痔やイボ痔ではない、地上デジタル。

2011年に「東京スカイツリー」ができる。地デジの発信が
ここからスタートする。

昨日はフジテレビの人たちが夕方「ほぼぶらじる」を飲みにこられた。
「東京スカイツリー」の現場で研修会があったらしい。
そういえば、先月末に「今日のワンコ」に元気を出すかもしれない、
という電話があった。そのまま、だということは、ボツになった
かもしれない元気君なのでした、なのかも?

昨日は「英語で蕎麦会」だった。英語の先生が、近くの長屋に
住むことになった。カレはうちに書の勉強にきている。
「長屋で英会話」「おばあちゃんもバイリンガル」とか、そんな看板を
手書きで書いてはるのもいいな。
陶芸家の升さんのアトリエのある長屋のすぐ近くに、三軒長屋が改装して
「空室」の看板がでた。彼はその真ん中を選んだ。
三軒並んでいて、真ん中を選ぶ、というのがいい。
ちなみに、ぼくは、絶対にお店のカウンターなら、端を選んで座る。きっと
三軒長屋がぜんぶ空いていたら、端を選ぶタイプ。でも、隣にへんなおっちゃん
が住んで、その隣に美人なおねえさんが住む、みたいなことになったら残念なので、真ん中という選択肢は、これから、吉とでるか凶とでるか、神のみぞ知る?
のかもしれない。

でもまた「変った人が、押上に住んでいる」という伝説にひとり加わる
ことになった。



もにじんライブ

2009-04-20 06:44:12 | Weblog
昨日は、ギターのじんじんさんと、ハーモニカの
まつもにかさんのデュオ「もにじんライブ」をやった。
たぶん天真庵の2年間で5回目(ひょっとしたら6回)だ。
長屋の夏は、暑く、冬は寒い。そんな寒暖さを、お客さんと
共に、いっしょに旅するようにライブを重ねてきた。
昨年は、墨田花火大会の日にもライブをやった。

そして、今年の墨田花火大会、7月25日(土)も
夕方5時から「もにじんライブ」。
昨年と同じく、ドレスコードあり・・・浴衣とか、作務衣
でお願いしたい!
もにじんライブのお客さまは、半分が「まいはし」を持参される。
お店もそうだけど、「お客さまといっしょに育っていく」という
感覚をもった時が、一番幸せな感じ。

昨日はぼくの京都時代の親友がきてくれた。
30有余念前から、ぼくのコーヒーを飲んでくれてる「生き字引?」
みたいな友だち。「友の遠方より来るあり またうれしからずや」

今日は「スケッチの会」
明日は「英語で蕎麦会」