中秋の名月。@石川県輪島市

2007年9月25日は「中秋の名月」です。旧暦の8月15日にあたり、「十五夜の満月」を「中秋の名月」として観賞する(愛でる)のが「お月見」であるとされています。厳密に言うと今年は9月27日が満月なので、月がやや欠けている事になります。暦の関係でこの日は必ず「仏滅」になります。


このお月見の行事、畑作物の収穫儀礼と深く結びついています。中秋の名月には「里芋」を、後の月には「枝豆や栗」を供え、収穫に感謝しました。このため、中秋の名月を　“芋名月”　、後の月を　“栗名月”　“豆名月”　と呼んだりします。


最近では十五夜には月見団子とお神酒、そして稲穂に見立てたススキを供えるイメージが定着しています。


お月見の晩に飾ったススキを軒下へ吊せば病気をしないとされ、月見団子が子どもたちに盗み食いされれば神様が食べたものと見なされて縁起が良いとされています。


(↓クリックで拡大。自称携帯版うめめ君、携帯で撮影(笑))



中秋の名月の晩には「秋の七草」を飾ってみても素敵ですね。皆さんは秋の七草を御存知ですか?


「萩(はぎ)/ススキ/くず/撫子(なでしこ)/藤袴(ふじばかま)/おみなえし/ききょう」です。


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秋の野に咲きたる花を指（および）折り/かき数ふれば七草の花
by山上憶良（やまのうえのおくら）
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偉そうに語っていますが、実は私も覚えたてです。詳しくは私がこよなく愛する「しばわんこ/和のこころ」(←クリック)を御覧になる事をお勧め致します。


中秋の名月は高確率で雨の日が多いのですが(昨年も土砂降りの雨でした)、今年は・・・。


(「10年に1度しか見えない」/『十五夜』のこの時期は秋雨前線が居座ることが多く、江戸時代の書物には『十年に九年は見えず』と書かれているそうです。また、十五夜前後の空気がとても澄んでいるので月が美しく見えるそうです。by携帯版ウェザーニュース)


お忙しい皆さんも久しぶりに月を眺めてみてはいかがでしょうか?


それでは、また。


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