Gute Reise

東大で西洋建築史の研究をしながら設計を勉強している大学院生の日々の記録です。リスボン大に1年間留学を終え、帰国しました。

アプライ完了/リスボン再発見の日々・前半(2月11~14日)

2017-02-15 | LISBOA・FAUL
先日、Coelho先生のご紹介でコネクションをもらったJorgeさんに紹介して頂いた、PROAPの担当者の方にメールを打ったのだが、なかなか返信が来ず。。。

学科の友人たちに久しぶりに連絡を取ってみると、4月頃から続々と皆ヨーロッパにインターンで来るらしい。
私と同じタイミングで海外に飛び出したのは私とえりちゃん(彼女は大学院自体、コロンビアを選択)くらいだったので、M3やるのなんて自分くらいかもと若干寂しかったのだが、そうでもなさそうでちょっと安心した。
8月頃になったら北欧で落ち合って旅行するのもいいかもなどと話す。


既にアプライが完了したゆっこと話していて、なかなか返信が来ないPROAP事務所のアプライが心配になったのと、それから実は年末年始の旅行で魅了されたPeter Zumthorの建築などを見た結果、やはり順当に(?)建築設計の道に行く可能性もあると思って、AIRES MATEUS事務所へのアプライも考える。
みずほさんにメッセンジャーを打ち、希望期間等について何度かやり取り。
たまたまこの日人事担当の方とコンタクトが取れたそうで、なんと受け入れて頂けることになった。

最近編集を進めていたポートフォリオを、選考という意味で見てもらう機会はなくなったが、自己紹介の意味で見て頂くことになって、相手が見える分、逆にハードルが上がったと感じた。
来週の水曜日に事務所見学に行かせてもらうことになったので、ブラッシュアップして、印刷に出そう。



11日から、1年生の冬や2年生の夏に一緒に踊ったことのあるダンス仲間だったまみが、東京から遊びに来ていて、授業のある時間帯以外は、アテンドをしている。


11日・土曜日

11日は、12時着の飛行機で来るということだったので、ゆっくり起きて、空港へ。
中東乗り換えだったので、入国審査にかかっていて、結局会えたのは13時半くらい。
2年生の夏に踊ったぶり、という驚異のスパンの空いた再会をリスボンで果たす。

この日は、きっとまみも疲れているだろうということで、まずホステルにチェックインを済ませてから、Oriental美術館をささっと見て、Le Chatで食事。
雨で残念だったが、景色が綺麗なレストランで、白サングリアが美味しかった。




12日・日曜日

Gulbenkian美術館にまず向かう。

バス停で待っていると、カップルで来ていた韓国人の観光客が来て、男性の方にまず韓国語で話しかけられ、すいません私たち日本人なんです、と言うと、英語でバスを聞かれる。
28Eって日曜も運行してるんですか?という内容だったのだが、実はこの半年でただの一度も乗ったことがなく、わからなかったので、時刻表の見方を教える。
すると、予定を変えて今日はシントラの方面に行ってみることにしますと言っていた。
スペイン方面から周ってきたそうで、この日がリスボン初日だったそう。それは大変ですねと、色々相談に乗った。

742バスに乗って美術館に着き、今日無料ですよね?と確認すると、14時から無料らしく、後で戻ってくることにする。
先にミュージアムショップに案内して、色々とオススメの商品を説明していると、接客バイトの血が(?)騒いだ。

Leitaria Quinta do Paçoのエクレアを食べに徒歩で移動していると、Campo Pequenoが目に入り、そう言えばチョコレートのイベント今やってるけど、入ってみる?と確認、入場。
チョコのカップに入ったエスプレッソなど、色々と食べたり飲んだり。



前回のワインイベントしかり、Campo Pequenoのマーケットは有料の甲斐あってか、かなりクオリティが高いと思う。
クリスマスマーケットも行けばよかったなとちょっと後悔した。
Leitaria~に移動して、エクレアとエスプレッソで休憩。




15時くらいになってから、Gulbenkianに戻って、鑑賞。
研究室の先輩に依頼されていた、古代エジプト関係の彫刻をこの機会に写真に収めて送る。

El corte Inglesのスーパーでまみのお土産用のポルトワイン等を見て、Baixa Chiadoに移動。
雑貨屋などを案内して、RossioのGinja Sem Rivalでジンジャを頂く。

この日の締めは、Chafariz do Vinhoで食事。
サーブしてくれたお姉さんが、最初に、それであなたたちは日本から来たのね?と聞いてくれたのだが、お会計のときに、日本から来たのか聞いてごめんなさいね、実はちょっと勉強しているの。と言っていた。
私たち東京から来たんですけど、機会があれば来てくださいね、と伝える。






13日・月曜日

この日は早起きをして、シントラへ。

まず、434バスでムーアの城跡に向かい、散策。



そこにあった歴史センターが、Zumthorのローマ遺跡シェルターに酷似していた。




次に同じく434バスでPena宮殿に向かい、素敵な壁の前なんかでお互い写真を取り合ったりして過ごす。
昼は家から作ってきたサンドイッチをテラスで食べる。

434バスでシントラ宮殿付近に降り、Queijadaの有名なお店に。
Queijadaとエスプレッソ、と注文しようとすると、店員さんが、これ美味しいからちょっと食べてよ、とメニューの一番上に載っているパティスリーをオススメしてきたので、それも頼むことに。
Queijadaはやはり前にRita(隣のクラスのシントラ出身の方)やPatriciaたちと来たとき食べた適当な路面店のものより遥かに美味しかった。



店員のオススメのパティスリーは、卵とアーモンドのクリームがパイ生地に入ったもので、それも美味しかった。


434バスでシントラ駅まで戻り、403バスで今度はロカ岬へ。

40分程バスに揺られるのだが、どこかで見たことあるような景色。
民家が、石垣に囲まれ、低い緩勾配の瓦屋根だったり、どことなく沖縄っぽいなぁという印象。
民家の辺りを散策したりする時間は今回なかったので、また後日一泊くらいしに来ようと考える。

ロカ岬ははるばる来た甲斐あって、海や空の青さと、陸の緑があまりにも綺麗で、もっと早く来ればよかったと後悔させられる程だった。



帰りのバスの時間に合わせて戻り、まみはユーラシア大陸最西端の証明書を購入。

帰りのバスで、通路を挟んだ向こう側に座っていた女性が運転手に、このバスカシュカイス行きますよね?と聞いていて、バスを間違えたようだった。
ロカ岬からはシントラ行きとカシュカイス行きどちらも出ているので、時刻表と行先をしっかりチェックしなくてはならない。
それからシントラ周辺のバスは総じて、ポルトガルに来てから出会ったことのなかった驚くほど定刻通りに動くバスだった。


帰ってきてから、Baixa Chiadoのコーヒー屋さんに行き、まみはコーヒー豆を購入。
15Eで戻り、まみはPingo Doceへ買い出し、私は家に洗濯物を取り込みに帰る。

まみの泊まっている宿で豚肉を焼いて、簡単な食事をする。
まみが先日購入した、ポルトワインで乾杯して。





14日・火曜日

今日は私がドローイングの授業があったので、16時半にPastéis de Belém前で待ち合わせ。
授業はコメルシオ広場であったのだが、とんでもない人混みで驚いた。
ポルトガル人の学生によると、今日ドルトムントとポルトガルのサッカーチームの試合があるらしく、ドルトムントのサポーターが来葡しているそうなのだ。
確かに、同じドルトムントのタオルやマフラーを首に下げている人がいっぱいいるし、今日はやけにドイツ語をよく聞く。

まみと合流して、ナタとパスティシュ・デ・バカリャウ(塩鱈のコロッケ)を頂く。




MAATに移動したのだが、10月にオープンしたばかりのはずなのに、地面をひっくり返して工事が行われていた。



手前のエントランスが封鎖されていたので大丈夫かなと心配だったが、奥の方のエントランスから屋上に上がることができたので、よかった。




本当はRibeira市場のグリーンサングリアが飲みたかったのだが、サッカーの試合があるとわかり、交通などやや心配だったので市内には出ないことにする。
15EでLx Factoryに移動しようとしていたが、半年間で初めて、電線不良で15E全線が止まってしまう。
私たちはもう徒歩で向かうことのできる距離まで来ていたのでよかったが、そうじゃない人は大変だっただろうな。




Lx Factoryに入っているお店を案内して、A Praçaで軽く食事。
カルパッチョ各種、山羊のチーズなど、スターターしか食べていないが、美味しかった。

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