病棟転換型居住系施設について考える会

世界に誇る日本の精神病院の病床数と長期入院者の問題とは…。削減した病床を病院敷地内の居住系施設に転換する問題とは…。

福祉新聞 2014年6月30日「精神病棟転換案 反対集会に3,200人」

2014-07-12 10:14:33 | 報道
福祉新聞 2014年6月30日「精神病棟転換案 反対集会に3,200人」

 使わなくなった精神科病棟を居住施設に転換 する案が厚生労働省で検討されていることに反対し、26日、東京の日比谷野外音楽堂で約3200人が集い緊急集会 が開かれた。精神障害の当事 者や支援者、有識者などで作る「精神科病棟転換型居住系施設について考える会」(連絡先=長谷川利夫・杏林大教授)の主催。

 当事者たちは「生活するのは普通の場所が良 い。もうこれ以上病院や施設に入れ続けないで」と訴えている。

 退院先の住居がなく入院が長期化、高齢化した人の地域移行が政策 課題。厚労省の検討会では、地域の支援を強化しつつ病床を削減し、いずれ不要になる病棟の建 物や施設をグループホームや賃貸住宅として活用す る案が出ているが、「それでは退院して、地域に戻ったことにならない」と反対意見も強い。

 集会では「日本も批准した障害者権利条約に違反する。家族に依存せず、地域で暮らすための社会資源やサービスの構築こそ強く求める」などと アピールした。

 検討会の取りまとめは7月1日の予定。

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