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天の数歌

ヤマトヒメ

2017-05-09 00:31:24 | いせしまホツマ

伊勢神宮(三重県伊勢市)
伊勢志摩サミットでも各国首脳が訪れて世界的な話題となり、
また、平成二十五年の第六十二回式年遷宮はまだ記憶に新しいかと思います。

神宮式年遷宮の第一回は持統天皇四年(西暦690年)からですが、
垂仁天皇二十五年(紀元前5年)ヤマトヒメさまにより、伊勢の地に祭られたイセノミヤ。
ホツマツタヱ三十六アヤ『ヤマトヒメ カミシツム アヤ』の記述より、
ヤマトヒメさまとイセノミヤをご紹介します。





◎ヤマトヒメ

時はスヘラギ・イクメイリヒコ(十一代垂仁天皇)の世。(在位BC29~AD70年)
タマキミヤ(奈良県桜井市巻向)に政庁が開かれて九年目の九月十六日のこと。
正后(二代)カハイ・ツキヒメが、ヤマトオオクニカミ(二代目オオモノヌシ・クシヒコ)より
シテ(幣)を賜る夢を見て、身籠りましたが臨月を過ぎても産まれずに、病になりました。

イクメ(垂仁)十二年(BC18年)九月十六日、お生れになられましたのはヒメ皇子、
ヤマトヒメ・ヨシコ(イミナ・実名)と名付けられました。
産後、ツキヒメは病の床に就いたまま、十月二日にお亡くなりになられてしまいました。
※カハイ・ツキヒメ:樺井月神社:京都府城陽市水主宮馬場・延喜式名神大
イクメ(垂仁)二十五年(BC5年)三月八日、ヤマトヒメは二代目ミツエシロに任ぜられます。

初代ミツエシロのトヨスキヒメは、ミマキのキミ(十代祟神天皇)のミコ(皇女)。
ミツカキ(十代祟神天皇・瑞垣の宮)三十九年(BC59年)三月三日、
ミマキのキミ(祟神)より「トヨケカミとアマテルカミをお祭りする」とのミコトノリです。

トヨスキヒメはアマテルカミのお告げにより、ミタマケ(アマテルカミの心の乗り代)を
お担ぎになり、ヨサ(京都府与謝郡、天橋立の宮津市付近)に向われます。
ササハタミヤ(篠畑神社、奈良県宇陀市榛原区山辺)に戻りますと、
またカミ(アマテルカミ)のお告げがあり、再びヲヲカミのミタマケを奉賛し、
アフミ(近江)よりミノ(美濃)を巡り、イセ(伊勢)のイヰノ(飯野)のタカヒオガワにススを留められ、
タカミヤ(三重県松阪市山添町、神山神社)をお造りになり、アマテルカミのお心をお鎮めになって居られました。
※この間の諸国巡行は『倭姫命世記』に詳しいが、トヨスキヒメとヤマトヒメのご交代時期の錯誤も混入。

イクメ(垂仁)二十二年(BC8年)十二月二十八日、
ヤマトヒメがミツエシロに定まり、オバ(伯母)のトヨスキヒメに見習いして、
アマテルカミのお心にお仕えします。
ワカコ親子がお伴をしての道中、ウスメ(若い女性)がクシ(櫛)をあげようとして、
川に落としてしまいましたので、そこでとどまり年を越します。※松阪市櫛田町、櫛田神社、櫛田川
新年のハツヒの出で立つとともに、アケノハラ(明野)のイセタカミヤにお入りになりました。
※三重県多気郡明和町斎宮、竹神社:http://www.genbu.net/data/ise/take_title.htm

三年の見習いの後、イクメ二十五年、トヨスキヒメ(百三歳)よりヤマトヒメに
ウチ(アマテルカミのウチミヤ)のヲミコ(ミツエシロ)を任せることになりました。
ヤマトヒメはミタマゲを担いで、イヰノ(飯野、タカミヤ、神山神社)から
イソヘ(イソミヤ、磯神社?伊勢市磯町。伊蘇上神社?三重県多気郡多気町大字相可)に
お遷しして鎮め祭ります。

「良きミヤトコロ、サ(南)にあり。」
と伝わりきましたので、ワカコを遣わしたところ、ヰススカワ(五十鈴川)に至りますと、
フモヤヨロホ(二百八万歳)のサルタヒコがあらわれワカコに告げます。

「われ昔、カミ(アマテルカミ)からの賜り物を
サコクシロのウチミヤ(アマテルカミの晩年のご座所、伊勢・内宮)に入れ、
アラミタマ、ヤヨロホ(八万年)待ちました。
『カカン・ノン・テン時待ちて、ミチ表せ』、アマテルカミよりの申し渡しです。
コニモヱズ(亡くなることを得ず)して、お渡しするべきヌシを待っておりました。」
※アマテルカミのご遺詔はホツマツタヱ二十八アヤ。
とサルタヒコはワカコにミクサのカンタカラを渡します。

報告を聞いたヤマトヒメは、早速にウヂ(内宮の場所)に至りて見て仰います。
「これは、カンカセのイセノミヤ、ミクサは祭るミナモト、
イヤマヒ(尊敬)をかえすアマテルカミご存命時代のアクライシもあります。」
ヤマトヒメは、ウチのミヤ(内宮)の場所をここに定められました。
※三重県伊勢市、伊勢神宮・内宮



イセノミヤにつづく。

参考文献・資料:
・ヲシテ文献の世界へようこそ-日本ヲシテ研究所
「ヲシテ文献・大意」http://www.zb.ztv.ne.jp/woshite/index.html
・『ホツマ辞典』池田満著・展望社
・ホツマツタヱ勉強会(イセの会)池田満先生講義資料
・上古天皇の在位年と西暦対照表の一覧ウィキペディア
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