鉄火丼のつれづれ日記

思ったことをつれづれなるままに…。(テレビ番組の感想が中心)

「3年B組金八先生」(第1話:「ギラリと光るダイヤのような日!」)

2007-10-16 00:55:51 | テレビ(ドラマ)
10月11日から、「3年B組金八先生」の第8シリーズが始まった。

今回のエピソードの最初のほうでは、遠藤先生(山崎銀乃丞)が痴漢をやって捕まった、という知らせを受ける、というシーンがあった。
幸い、遠藤先生は痴漢を捕まえようとしたけれども、被害を受けた女性から痴漢と間違われてしまった、ということになったのではあるのだが。

私は遠藤先生の「痴漢を捕まえようとした。」という行動はすごくすばらしいことだ、と思った。
たとえ被害者から痴漢だと思われてしまったとしても、だ。


そして、「“見て見ぬふり”をする、というのが一番いけない!」とも私は思った。
いじめを例にして考えるならば、「いじめはなかった。」の一点張りでいじめの事実を隠そうとする学校と、いじめにあったことを事実として受け止めて、いじめに真っ向から立ち向かっていく学校があったら、私は迷うことなく後者を選ぶ。

校長(浅野和之)はドラマ本編で桜中学の入学希望者が減ってしまう…、と嘆いていたけれど、桜中学が決して生徒の抱えている問題から目を背けたりしない学校だとわかれば、入学希望者はおのずと増えていくのではないか…、という気がしてならない。
他にもいろいろと、問題はあるけれど…。


今回の話の真ん中あたりでは、立花先生(藤澤恵麻)が美術室で金八先生(武田鉄矢)に「あの絵は長谷川孝志(坂本優太)が描いたものではない。」とカミングアウトするシーンがあった。

私はこの事を聞いてしまった時、「えっ!?」と思った。
初めて孝志の絵を見たとき、「素晴らしい!」と感動したのだけれど…。

そして、孝志の親が桜中学に乗り込んで、「上手な絵を描くのに『3』という評価では納得がいかない!」と文句を垂れまくる、というのにはひたすら怒りを覚えた。
「学校に文句を言う前に孝志の悩みを聞いてやれ、コノヤロー!!」
と思わず、孝志の親に怒鳴りたくもなった。


私は孝志の親のように学校に文句を垂れる親を見ていると、「その親は本気で子供のことを考えてないな…。」、とつぶやきたくなる。
孝志が金八先生から夏休みの宿題の絵を返してもらっても全く笑顔がなかった、というのを思い出すなり、私は悲しくもなる。

しかも、内申点のために学級委員に立候補…、だなんて、私に言わせれば「???」だ。
「学級委員などといったクラスのリーダー役は、本当はやりたくてやるものでしょ!?」とも言いたい。


何はともあれ、孝志が本当の笑顔を見せてくれる日が早く来てほしいものだ。
いや、絶対にその日が来ることを信じたい。


また、今回は江藤清花(水沢奈子)が夜な夜なネットカフェに行き、そこで学校裏サイトにアクセスする、というシーンも出てきた。

私は学校裏サイトの事は週刊誌などで見て知っていたのだが、このドラマで見たときも「あまりにひどすぎる内容だ…。」という気持ちでいっぱいになった。
ドラマで金八先生が学校裏サイトを見て「便所の落書きだ。」と言っていたのと同じように、私は「2ちゃんねると同じだよ…。」とこぼしたくもなった。
だからと言って、2ちゃんねるを全否定するわけではないけれど。

しかも、中学生である清花がネットカフェに出入りする、というのを見ていて、私は信じられない気持ちにもなった。
「中学生や高校生は普通、ネットカフェに入っちゃいけないんじゃないの…!?」とも、私の口から思わずこぼれそうにもなった。

けれども金八先生が清花の家で、清花の母親に「子供は親の世間体のために生きてるんじゃないのですよ。」などと諭すシーンは、見ていてかっこよかったと思っている。
ここで清花の母親が「(清花を)小さい時から手塩にかけて育ててきた。」と金八先生に反論していたが、私はこれを聞いていて
「お前(← 清花の母親)は子供を愛情かけて育ててなんかない!!」
と浴びせたくもなった。
なぜなら、清花がネットカフェに入り浸るようになった理由を金八先生に、中学受験に失敗して以来、家庭に居場所がなくなったことだと清花が涙ながらに語っていたのを私は聞いて、「親に愛されていない、というのはとても辛い……!」と感じたからだ。
親の愛情を感じられなかったことが原因で夜の繁華街をたむろしている若者たちの事を、昔から自分が見聞きしていた、というのもあるが…。

とにもかくにも、清花の家庭に一家団らんという楽しい時間がやってきてほしいものである。
そしていつか、清花の本当の笑顔も…。


そして、今回のエピソードのラストでは、金八先生が3-Bの生徒たちに茨木のり子の詩を紹介するシーンが登場する。
そのシーンの最後の最後で金八先生が、各自のホームページ(=ノート)に自分の気持ちを書くように指導した、というのはとてもすばらしいと思った。

ドラマの中で、金八先生はそれぞれの文章を“私”という言葉で始めることや、必ず筆記用具を使う、というルールを決めたのだが、
このようなルールを守る事で人と人とのコミュニケーションを学べるし、2ちゃんねるにハマるのがバカらしく思えてきそうだ…
と私は感じた。

そして何より、自分も3-Bの生徒たちと同じように、「私」という名のホームページをやってみたい、とも思った。

ただ、読んでくれる人が少なくとも1人はいなければ…、なのだけれど。


次回は3-Bに、転校生がやってくるそうだ。
何はともあれ、これから半年間、3-Bでどんな事が起こるのか、楽しみである。


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・3年B組金八先生(8) 第1話 普通に生きる日(「レベル999のマニアな講義」より)


(A)「遠藤先生の『痴漢を捕まえようとした。』という行動はすばらしい事だ!」と思った人
(B)校長室で学校への不満を言いまくる孝志の両親にものすごい怒りを覚えた人
(C)清花が夜、ネットカフェに行く理由を聞いて、つらい気持ちになった人
(D)「『私』という名のホームページを自分も作ってみたい!」と思った人

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