京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都の洋館(第十四回)

2015-09-05 14:15:03 | 京都の洋館


本日二本目です。京都の洋館シリーズ第十四回です。

聖トマス学院(1923,大正12年)
設計は武田五一です。
明治から大正にかけて関西を代表する棉業商だった山口玄洞の住宅でした。
印象的な車寄せがある武田五一の代表建築の一つです。
スパニッシュ風ですが、玄関まわりはアール・デコのようでもあります。
敷地内には駐車場になっているようです。
建物の痛みがひどく、悲しい気持ちになりました。
いつ取り壊されるかわかりませんので、画像は多くなりますが掲載します。
京都府立病院の駐車場に隣接しています。















特徴的なデザインの玄関です。










玄関灯ですが、照明はついていません。





玄関前の建築物





書庫でしょうか。





建物の裏です。










中庭は雑草だらけです。





建物の北側もガレージです。
北側から見た景色です。











ギャラリー工房・チェリ 旧徳力彦之助邸(1937,昭和12年)
設計は徳力彦之助、国の登録有形文化財です。
徳力彦之助が英国客船の内装部材を購入し自ら設計した住宅兼アトリエ
京都市右京区太秦組石町、広隆寺の信号を南に下がったところにあります。


























日本聖公会京都聖三一教会(1930,昭和5年)
木造の教会建築で国の登録有形文化財に指定されています。
信徒の画家、園部秀治がデザインし、米人宣教師建築家バーガミニーが実施設計。
階下が幼稚園、階上が礼拝堂のなっている。
京都市中京区聚楽廻中町






















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6 コメント

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洋館だて (tango)
2015-09-05 18:18:46
京都にまだまだこれだけ素晴らしい建物が
残っているのですね?
ガイドブックにも紹介があっているのでしょうか?
今日のアップの建物も凄い!大事に保管しておきたいものですね!日本景色ではないようです…??
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tangoさまへ (京都で定年後生活)
2015-09-05 19:27:37
こんばんは
ありがとうございます。
聖トマス学院はいつ取り壊されるか心配です。
貴重な洋館ですのでなんとか保存してほしいと願うばかりです。
京都の洋館は一般的なガイドブックには紹介されていないのではないでしょうか。
拝観寺院のようになったらと思うのですが、、、。
京都の洋館もそろそろ終盤です。
あと数回で終わります。
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チェリ公房 (夢風庵)
2015-09-06 17:44:22
大阪にいた頃、ガラス工芸を習いにしばらく通っていました。
どこも維持していくのは大変だと思いますが、壊せばそれまでなのでなんとか残してほしいです。
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夢風庵さまへ (京都で定年後生活)
2015-09-06 19:34:13
こんばんは
チェリ工房に通ってらしたのですか、存じあげませんでした。
京都の洋館ですが、今回調査してわかったことは、年々取り壊されて少なくなっています。明治以降の建築物ですので、減ることはあっても増えることはありません。京都の町屋もどんどん減っていますが、同じようなことが言えるかもしれないです。
貴重な建築物ですので、なんとか保存してほしいと願うばかりです。
季節が急に秋めいて涼しくなってきました。
体調の変化はありませんか?
私は季節の変わり目は調子が落ちます。
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漢字 (夢風庵)
2015-09-06 20:27:25
工房が公房になってましたね。

ああ、ここも取り壊された・・・と散歩を始めた6年だけでも結構あります。

季節の変わり目、気温の変化が昔と違いますね。
お大事になさってください。
私は喘息の症状が落ち着いた今はわりと平気です。


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夢風庵さまへ (京都で定年後生活)
2015-09-06 21:12:22
お心づかいありがとうございます。
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