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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2012.7.28) 久隅守景 

2012年08月05日 | アート 日本画

見たいと思っていた久隅守景の「納涼図屏風」(夕顔棚納涼図屏風)を見ました。

いいですね。   制作されて400年は経っているので、薄汚れた印象はあるのですが、晩夏の夕べの空気が感じられます。  しかし、月を眺めているという説明は?です。

 

親子の部分を拡大。  夕顔の描き方の軽やかさと、親子の人物の丁寧な描き方の対比。

 

人物をさらに拡大。 
月見を楽しんでいる顔には見えない。  夕涼みで外に出ている人も多いだろう・・・そういう何でもない光景を、さして興味深くもなく見ている・・・という場面を想像します。
確かに、月を見ているほうが高雅な詩情が感じられるかもしれませんが。
 

当時の絢爛、豪壮な日本画の流れのなかで、軽やかに庶民の風俗を描いた本作は、日本の国宝として早々と指定されたのもうなずけます。
久隅守景の紹介は、こちらの記事で。

 

続いては、岸駒。  納涼図とは180度異なる伝統的な日本画です。

 


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