光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

「山口小夜子 未来を着る人」展を見て

2015年06月02日 | アート デザインその他

ソウル旅行編の途中ですが、もう一つ割り込みして、5月17日(日)に行った

「山口小夜子 未来を着る人」展を紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山口小夜子は小さい頃、ファッション雑誌からお気に入りを切り抜いて、母親にその服をつくってもらうのを楽しみにしていた。

会場の最初に、小夜子のそうした切り抜きや、絵本、人形、レコードが展示されており、彼女のイメージが膨らんできます。

両親が、大事に保管していたのでしょう。  私も幼い頃、鉛筆で漫画を描くことが好きだったのですが、そうした画を母は

大事にとっていてくれました。 約50年ぶりにその画を見たとき、懐かしさとともに、母の愛情の深さにジーンときました。

 

 

小夜子が若い時に読み、大事にしていた本。

 

 

パスポートの小夜子。 このコーナには小夜子が集めた写真切り抜きでボブカット、いわゆるオカッパの女性写真が多い。

小夜子のボブカットは、深い愛着があるのだろう。

 

 

 

 

会場ではタブレットにスライドショウで表示されていた、雑誌「装苑」の1974年7月号の「サヨコのパリ、ロンドン一人旅」

の記事が良かった。

小夜子が選んで着た旅行服と、表情が輝いています。 パリコレのファッションショーでの小夜子は、プロの

仕事としてのファッションですが、生身の小夜子の旅行服は、一人の女性として、お洒落センス抜群のファッションでした。

 

でも、プロのモデルとしての仕事も見事です。

 

 

 

 

 

舌だしの写真の相方はミック・ジャガーだと思いますが、負けてませんね。

 

 

 

 

 

 

 

資生堂のモデルとしての仕事は、昨年の「中村誠の資生堂」でも紹介しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森村泰昌が小夜子になりきった作品。

 

 

小夜子の遺品。  

  

 

 

以下は、会場での撮影がOK だった最終コーナでの展示です。

 

 

 

 

 

 

素顔かな。 ポーズに迫ってくるものがあります。

 

 

 

少しぎこちない赤ん坊の抱きかたですが、眼差しは優しい。  ただ、健康面が心配になるほど、痩せてきていますね。

 

 

マネキンです。 かっての輝きが失せたような感じがして、なぜか悲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場入り口にあったモニターTVのビデオ画像

 

 

 

  

堪能しました。

その後、都現代美術館の常設展も見て、3階から見た景色が、実に美しく見えました。

 

 

木場公園の緑、山口小夜子の印象と重なって、心に涼やかな風が流れていく。


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