日本酒が好きですが、器には無頓着でした。
最近、美術展(杉元博司の趣味と芸術展、村上隆のスーパーフラットコレクション展)で骨董品を見て、
その繋がりで、俳優神山繁の酒器コレクションを見ました。
斑唐津のぐい飲みなど、いかにも酒がおいしく飲めそうです。
また、最近、ブログ読者になった「小さな器に魅せられて。」さんにも、ぐい飲みコレクションの紹介があり
むらむらと、私も酒器が欲しくなりました。
たまたま、片口で検索していたところ、かたくち屋さんのWebサイトが目にとまり、丁度、銀座三越デパートで
展示されていることがわかり、3月4日(金)に伺って、購入しました。
黒木 泰等(たいら)さん作の織部の片口とぐい飲みです。
酒籠も、と思っていたら、漆の箱が一緒に展示されていて、併せて購入。 箱の蓋が、お盆代わりになり、ピッタリ。
日本酒を注ぐとこんな感じ。
お盆を外すと、こんなふうで、木のテーブルとも合いますが、黒漆のお盆の方が引き立ちます。
ぐい飲みのアップ。 外側の釉薬部分にいろんな景色が見えます。
形の違うぐい飲み。(手作りのため)
内側は織部の緑釉がきれいです。 貫入も入っていますね。
こちらのほうも。 そして、薄造りになっていることがわかります。 口縁には細かな凹凸があり、触感が面白い。
横から撮ると、縁の部分がゴマ塩になってます。
かたくちも面白い。 胴部分の膨らみと溝、表面の無数の微小なくぼみ(光っている点)で手になじみます。 景色も面白い。
反対面。 注ぎ感、水切れOK.
高台を上にして。
ぐい飲みも上から。 高台脇の一の字に見える切れ込みは、作家のお名前泰等(たいら)から、”た”の字をデザインしたものだとか。
ぐい飲みは2個買ったのですが、もう一個買うため、3月6日(日)にも行き、同じ作家の粉引きぐい飲みを購入。
模様を見やすくするため、ローキーで撮影。
高台など。
口縁の部分をアップにしました。 こちらも薄造りですが、微小な粒々があり、飲む触感が面白いのです。
当初は、斑唐津のわびさび風な酒器を考えていたのですが、日本橋高島屋デパートで、一個5万、10万円の値段をみて、腰が引けました。
で、現代陶磁器を選択。 モダンななかにも、わびさびの味があり、値段も一桁以上、リーズナブル。
かたくち屋を一人で運営する大屋さんも美人でしたね。
以上、毎日の晩酌が楽しく、酒の味覚も向上したのですが、酒を飲まない妻はしらじらした目線です。