トーハク本館でのお気に入りを紹介します。 2階の「日本の美術の流れ」の展示に沿った順番になります。
日本刀の国宝「福岡一文字助実」 何度か紹介していますが、やはり美しい。
助実の拵です。(この写真は2014.9.13撮影でこのときは撮影禁止ではなかったのですが、11月23日のときは禁止でした)
卍と猩々緋の赤が目に飛び込んできた。 小堀遠州、さすがの感覚。
掛軸二幅で構成された作品で、右掛軸の部分写真になります。 猿が活き活きとしています。
筆者不詳の屏風ですが、鑑賞者や展示室も含め、雰囲気がいいですね。
全体のデザインも粋ですが
何よりも、この繊細なディテールの素晴らしさ。
浮世絵のコーナに来ました。 モノトーンの北斎もいい。
広重も負けじと。
12月の江戸、虎の門付近の夕暮れ、ふんどし姿の若者は、寒の裸参りですぐ近くの金毘羅宮へ向っています。
歌麿の「台所美人」も以前、紹介していますが、これもいい作品。
一昨夜(11月27日)、トークイベント「歌川広重」へ行き、牧野健太郎講師の愉快な話を楽しませてもらいました。
その中で、江戸時代の女性は結婚すると、眉を剃っていたそうだ。 左端の女性がそうですね。
おっ!と驚いたのが、日本刀「大包平(おおかねひら)」が展示されていました。
前回(2013年4月20日)アップした「大包平(おおかねひら)」の記事は、今でも当ブログの人気ランキング上位です。
写真としてはピンボケの失敗写真ですが、雰囲気を伝えたいので、あえて掲載。
民俗のコーナ、アイヌのこの衣の色合い、デザイン、気高い品格なども感じられました。
近代美術のコーナでは、浅井忠の水彩画が目を引きました。 植物に内在するエネルギーが絵に充満しています。
久し振りの対面になりましたラグーザの「日本の婦人像」
本館の作品はここまでにします。