光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

秋の東京国立博物館(2014.11.23) 本館の展示から

2014年11月29日 | アート 各分野

トーハク本館でのお気に入りを紹介します。  2階の「日本の美術の流れ」の展示に沿った順番になります。

日本刀の国宝「福岡一文字助実」   何度か紹介していますが、やはり美しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

助実の拵です。(この写真は2014.9.13撮影でこのときは撮影禁止ではなかったのですが、11月23日のときは禁止でした)

 

 

 

 

卍と猩々緋の赤が目に飛び込んできた。   小堀遠州、さすがの感覚。

 

 

 

 

掛軸二幅で構成された作品で、右掛軸の部分写真になります。  猿が活き活きとしています。 

 

 

 

筆者不詳の屏風ですが、鑑賞者や展示室も含め、雰囲気がいいですね。

 

 

 

全体のデザインも粋ですが

 

 

何よりも、この繊細なディテールの素晴らしさ。

 

 

 

浮世絵のコーナに来ました。  モノトーンの北斎もいい。

  

 

 

広重も負けじと。 

12月の江戸、虎の門付近の夕暮れ、ふんどし姿の若者は、寒の裸参りですぐ近くの金毘羅宮へ向っています。

 

 

 

 

歌麿の「台所美人」も以前、紹介していますが、これもいい作品。

一昨夜(11月27日)、トークイベント「歌川広重」へ行き、牧野健太郎講師の愉快な話を楽しませてもらいました。

その中で、江戸時代の女性は結婚すると、眉を剃っていたそうだ。 左端の女性がそうですね。

 

 

 

おっ!と驚いたのが、日本刀「大包平(おおかねひら)」が展示されていました。

前回(2013年4月20日)アップした「大包平(おおかねひら)」の記事は、今でも当ブログの人気ランキング上位です。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真としてはピンボケの失敗写真ですが、雰囲気を伝えたいので、あえて掲載。

 

 

 

 

 

 

民俗のコーナ、アイヌのこの衣の色合い、デザイン、気高い品格なども感じられました。

 

 

 

近代美術のコーナでは、浅井忠の水彩画が目を引きました。  植物に内在するエネルギーが絵に充満しています。

 

 

 

久し振りの対面になりましたラグーザの「日本の婦人像」

本館の作品はここまでにします。

コメント
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