カードキングダムブログ
全国チェーンのカードゲームショップ、カードキングダムです。
 



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運ゲーって言葉は昔、ゲームに対する悪口だったように思います。

でも今は、運ゲーならではの良さもあるって考え方も出てきて、

「カードゲームの運の要素は、大きくても小さくても、そのゲーム性を否定する物ではない」(面白さ、上質さには関係ない)

という認識が一般的になってきたように思います。

運の要素が低い物が楽しい、と考えるなら、囲碁や将棋をやれば良く、運ゲーが駄目なモノである、と言う考え方では、マージャンが一般的に流行っている理由を説明できません。

引きの悪さで負けたときに、自分を慰めるために口をついて出た言葉が「運ゲー!」(イコール、クソゲー)だったのでしょうが、つまりそれはカードゲームに対する「八つ当たり」だったのかも。

TCGが歴史を積み上げるにつれて、かつての“中学生”は社会人になり、子供は大人になって、成長しています。

彼等の成長がそのまま、カードゲーム業界の熟成に繋がっているのかもしれません。

運の要素云々は、味付けの薄さ、濃さのような「好み」の一因に過ぎないのかも知れません。当たり前なんだけど結局、ゲームとして大切なのは、「面白いかどうか」なんでしょうね。

全国各地で体験会が開かれ、
「発売前のゲームなのに、1000人以上がプレイを体験した」
という珍しい状況になっている新作カードゲーム、“ヴァイス・シュヴァルツ”。

このゲームをプレイした人たちは、どういった感想を持ったんでしょうか。

ユーザーズ・カンファレンスや体験会が、桁外れに多い“ヴァイス・シュヴァルツ”ですから、検索すると結構な数の感想文が出てきます。

僕が面白いと感じた記事を、ひとつご紹介しましょう。

Nakajiのダメさ加減が炸裂する日記
http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/

2008-01-22
■[ブシロード][WS]ゲームシステム&ルール発表会
http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20080122

2008-02-03
■[WS]体験会に行ってきました
http://d.hatena.ne.jp/Nakaji_c/20080203

僕が時折見ている数少ない個人サイトのひとつ、論客・Nakajiさんの分析記事。
ヴァイスに関して各方面から切り込み、数式等を用いて“ゲーム性”をクレバーに分析しています。

「ファーストインプレッションを述べれば『緻密な計算に基いた、芸術的なシステム』と言えるのではないか? とりあえずプレイして見たいと思わせるシステムである。」

と好意的に捉えつつも、補足すべきところをきっちり指摘しているのは流石。

少し時期が経っているので、ルール等細かいところが変わっている可能性(ヴァイスは、体験会でのユーザーの声によって進化しているので)もあるけど、大体は問題ないと思います。ヴァイスに興味のある方はぜひご一読下さい。


それにしても、体験会で1000人超えたってのは、確かに実績として凄い数字だと思う。

しかし、あの徳島店で39人集まったってのが、いまだに信じられない。(笑)都市部では100人超えもあったそうだけど、あの徳島(とても都会とは言えない)で新作ゲームの体験会にそれだけ集まるってのが・・今までどんなゲームでもそんな事無かったし。

あんまり何回も「しんじられねー」って言ってると、木谷社長に怒られた。(笑

なので半ば意地になって色々な人に、

「ヴァイスの体験会行った?どうよぶっちゃけ盛り上がりは。本当にキテる?!」

と聞きまわる昨今。

すると大体、八割強のから、

「かなり盛り上がっていた。予想以上。」
「どうやらプロモ目当てで集まってるだけじゃなさそう。」
「ぶっちゃけ流行ると思う。」

との返事。

お客様の声だから結構信頼できるだろう。ランダムに色んな人から聞いて、同じような返事だったから、自分的には信じられるようになった。

が、半分近くの人から、

「ゲームとしてはまだ良くわからないのが本当のところ。」

と聞いたのも事実。

「なんだか、流れに任せてプレイしていただけなんで・・・運だけで終わっていたような。」

という声も、結構あった。

でも、それは良く考えたら当たり前の話。
自分で作ったデッキでもなく、体験会の限られた時間で「初めてのゲーム」を「初めてのプレイヤー」同士で対戦して、ゲームとしてのかけ引きを発見できる方が、少数派だと思う。

実際僕も、ヴァイス・シュヴァルツを初めてプレイしたとき、最初は、

「運だけのような・・・流れに流されているような・・」

と漠然と感じた。

でもすぐに、計算のしどころ、勝負どころを何となくだけど掴み始めた。
試合の流れをあらかじめ脳裏に描いて、それを実現させるところに楽しさを感じ始めた。

これはもちろん、「運だけ」とか、「流れに流されるだけの作業」なんかではない。今までに無い、
「ヴァイスならではのかけ引き」や計算の楽しめるゲームだと思った。

良く考えたらDM(デュエル・マスターズ)も最初は単なる、
「マナを出してクリーチャー出して殴る作業」
だったのが、何回かプレイしているうちにセオリーがわかってきて、楽しくなってきたんでした。

ゲームの一部をちょっこっと齧るだけの体験会で、本当の面白さを理解できる人が、ごく一部だったとして当たり前なのかも知れない。

それでも現時点で結構な数の人が、

「面白い!これは、発売したあと自分でデッキを組めるようになったら、ヤパイぐらい面白いんじゃないか?!」

と言っているのは、もしかすると本当にヤバイのかもしれない。ヤバス。

 

実際の受注状況等を木谷社長に聞いても、ご機嫌な答えが返ってくる。

「自社製品の事だから当たり前なのでは?」

と思うかも知れないけど、お付き合いも長いので大体わかる。これはかつて無いほど好調な様子だ。

それに、何といっても、今まで色々なカードゲームを立ち上げてきた木谷社長から、
「今までの前例と比べて具体的にこのぐらい良いペースで注文が集まっている」
とか聞くと、とても納得できる。それは実績を持つ人の言葉だから。

取り扱う予定があるのにまだ発注していないお店は、早く発注したほうが良いと思う。もしかすると在庫が無くなる可能性もあるかも知れない。そのぐらい、注文が集まっているらしい。

ヴァイス・シュヴァルツは、僕個人がゲームとして嵌るかどうかはわからないけど、カードショップにとって大切な商材になるのは間違い無さそうだ。


■お知らせ
ついにトライアルデッキの全カードが公開されるらしい!以下公式から。

出陣式 『ヴァイスシュヴァルツ トライアルデッキカード公開』

3/19(水)に秋葉原UDXにて出陣式を開催!
3/29(土)発売のトライアルデッキの全カードをこの場にて一挙公開するぞ!
当日参加はもちろんOK、不安な方はユーザーサポートまで事前にご一報を!
ぜひ式に参加して誰よりも早くヴァイスシュヴァルツの最新情報を入手しよう!

【会場】秋葉原UDX6階会議室 Room E (6階会議室までの経路はこちら)
【内容】出陣式、最新情報の発表、トライアルデッキ全カードイラスト公開

14:15 開場
14:30 出陣式
 
最新情報の発表
トライアルデッキ全カード公開

 



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