流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

最近3ヵ年に設計したフランシス水車 その3 落差29.4m、水量0.8m3、水車出力207kw

2017年10月03日 | 再生可能エネルギー発電タービン

最近3ヵ年に18ケースのフランシス水車を設計していますが、その3ケース目として、 有効落差29.4m、設計水量0.8m3、水車出力207kw、水車効率90%のフランシス水車外形図です。

設計ケース1,2のように、このフランシス水車も落差が29.4mと中落差ですが水量は割りと多目の毎秒0.8m^3なので、ランナは高比速度型の大流量向けとなります。

高比速度設計ですが弊社設計では効率は高く設計出来ており、効率90%を超えます。

水車出力は207kwですが、発電機効率を入れると発電出力は200KW未満となり、再生可能エネルギー買取制度の200kw未満水力発電所となり買取単価が高くなりますので、最近の水力発電計画では流量を制限して200kw未満発電所としての計画が増えていて、この設計もそれです。

弊社のこのようなフランシス水車は設計点で高効率であると共に、低流量時でも高効率を維持出来るので、1年間の総合発電量は非常に多くなる優秀な水車として使って頂いています。

<今日の流れ>

午前中は来客があり、資料作成は午後からとなっています。

急ぎの資料もあり、のんびりしていられませんが、言い訳のようですが次々と処理しなければならない事項が発生するために、資料作成が全体的に遅れ気味です。

言い訳をしてしましまった事を反省です。社長なら処理が次々と沢山発生することは当たり前のことですから。

でも疲れるよね。