昨日疲れたというのは…
今年4月から9月までの半年間お世話になった手話の先生が、普段お仕事している上本町にある
視聴覚二重障害者福祉センターすまいる。
前々から一度見学に行きたいと私たち生徒で話してて、やっと予定が合って行くことになった。
先生からのメールで、この日は
ハイハイタウンでバザーをやるのでそのお手伝いをしてもらえるとありがたいですとあった
私たち5人は施設見学&冷やかしがてらのバザー手伝いなどと軽~い気持ちで集った。
先生はこの日神戸である講演会の通訳の仕事が急遽入り、私たちとは顔を合わすぐらいで一緒には行動できないけど来てくれると嬉しいとあったので、本当に忙しそうだった。
マンションの一室を改装してある施設。若い人から年配の方まで、この作業所に通う盲聾の方とそのガイドの方(聾者)とスタッフ。おそらく私たち以外に健聴の人は一人のスタッフだけ。
それぞれに挨拶をして下さいと言われても、最初は緊張と恥ずかしいのでモジモジ
積極的に行くのはなかなか難しい
生まれつき盲聾の方、途中から病気で視聴覚障害になった方、見えるけど視角の狭い方、色々です。
みんな手の感覚だけが頼りです。
時間になったのでそろそろハイハイタウンまで行きましょうかぁ~と、なぜか私は盲聾の一人の男性のガイドを任された。
私の手だけが頼り。つないだ手の動きで歩くのも止まるのも危険も知らせる。もう片方の手に持った杖で段差などが事前に分かる。
ハイハイタウンでは毎月最終の土曜日にフリーマッケットと、ステージがあってライブ演奏されるみたい
ハンバーガーのいい匂いもしてた
ここで作業所でみんなが作っている商品が売られる。
今日は駅前で募金活動もするらしく、そちらの場所を手伝ってと言われ軽い気持ちでまた行ったら…
募金活動なんて初めてでどうして良いか分からず、声も出すんですか~ッ
でも声を出せる健聴者は私たち5人だけ
何て言ったらいいんですか?とお世話になったガイドの方が色々教えてくれた。
初めの一声を出す時は怖かった
勇気がいった
人通りの多くない場所だったけど、信号が替わった時、バスが着いた時、電車が着いた時、などを見計らって声を出した
まず一番に入れてくれたのはここら辺を塒にしてるおじ様。一人ずつの募金箱に一円ずつ入れて行ってくれた。
たくさんの人が協力してくれた。金額の多い少ないは問題じゃなく、気持ちを入れてくれたことに胸が熱くなる
嬉しくって私とペアを組んでいる盲聾の方に思わず今の人はこんな人よ~!と伝えたり。
何度『ありがとうございます!』を言ったかわからない。
貴重な経験をした…疲れたけどとても貴重な
私のつたない手話でも理解してくれる感覚の鋭さ。ホントに敬服します
私もまだまだ頑張ります