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 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Shadow of Death」のキャンペーン「Specter of Power」のシナリオ4「With Blinders On」をプレイしました。



With Blinders On

Sandro must defeat all of the lords who seek his position to win the campaign. However, if Sandro loses even just one buttle, others will sense weakness in him and destroy all he has worked for.


 マップサイズはS。チームカラーはRed で、敵はBlue、Green、Orange の3つ。難易度はデフォルトのImposible でプレイします。
 シナリオ開始前のボーナスは5 Sulfer, Mercury, Crystal, Gem の一択です。否も応もありませんね。

 まずはSandro の独白から物語は始まります。

Finneas has discovered that Smedth, an upstart lord, has gotten too ambitious. He is trying to usurp my position as Finneas' top advisor. To calm Finneas, I have agreed to take care of this little matter myself. It will be my pleasure sending the conniving lich to Hell.

 そしてゲーム開始後、以下のメッセージが届きます。

These young upstart lords will be no match for your experience in the field. Once you have destroyed them with ease no one will ever question your power again. Lord Amrothal has secured his position to the west of you, but is only accessible through the underground tunnel system. A complex system of teleporters will help you get to him.

 Nighon とKreegan との同盟を果たしたSandro ですが、今度は身内の問題が勃発します。Finneas のトップアドバイザーというSandro の地位を狙う、Smedth という輩が現れたのです。
 Finneas を落ち着かせるために、Sandro は自らこの事態を沈静化させることにしました。どうせ反旗を翻した若造など、海千山千のSandro の敵ではないでしょうから。



  こちらの本拠地はマップ北東部のNecropolis。しかし資源は初期ボーナス分のみで、他は全て0です。つらいなぁ。

 まずはView Earth とView Air で地形の確認です。

  

  

 狭いマップですが、山などで細かく分断されていますね。地下を経由して進んでいかなくてはならないようです。あんまり複雑な分岐がないといいんだけどなぁ。敵の数が多いので、あちこちから攻められてわけがわからなくなると困りますね。

 とりあえず周囲を探索。野良Creature はなぜかInferno 系ですが、呪文の力で問題なくなぎ倒していきます。
 で、町の近く似合ったGate をくぐって地下に降りてみたのですが……。

 

 いきなりGreen のHero と鉢合わせ。しかもかなりの強敵です。2週目でぶち当たる相手じゃないだろー。
 厄介だなー、と思ったのですが、攻撃呪文と、Summon Elemental で召還したAir Elemental の力でこれを撃退。これまであまり使ったことはなかったのですが、Summon Elemental って結構便利ですね。まあ、兵力の乏しい序盤なのに高レベル呪文を使えるという、このキャンペーンの特性があったればこそ、なんですけどね。
 近くにもうひとりいたBlue のHero は弱かったのであっさりと撃破。弱いくせに妙に強力なArtifact(Attack とDefense がそれぞれ+4)を持っていたのでラッキーでした。

 さらに地下を探索。このエリアには、地下の他エリアに移動するTwo Way Monolith と、地上南部に出るTwo Way Monolith、そしてOne Way Monolith の出口がありました。One Way Monolith があると、一方的に攻められちゃう可能性があるから嫌なんですよね。今のSandro であればそうそう負けないとは思うのですが、いろんなルートがあるせいで、どうしても本拠地がお留守になってしまいそうです。Town Portal があれば楽なんだけどなぁ。
 と、言っているそばから、Sandro がちょっと遠征した隙をついてBlue のHero が本拠地に迫ってきました。しかし、実のところ敵も圧倒的な戦力を持っているわけではなく、強いCreature と言ってもせいぜいLich くらいまでで、数もそれほど多くはありません。留守番Hero はレベル1のペーペーですが、敵Hero の強さも似たようなものです。とりあえずVampire Lord の数だけ揃えて篭城し、城の弓隊の力もあってどうにか防衛に成功します。やれやれ。



 本拠地の守りはちょっと頼りないのですが、しばらくの間ならなんとかなると判断して、Sandro は侵攻していくことにします。
 地下のMonolith を抜けてマップ南部に出現、Green のNecropolis を攻撃します。

 

 城に近づいてみると、なぜかSandro が突然パワーアップ。何? どうしたの?
 パワーアップの理由はよく分かりませんが、そのままNecropolis を攻撃。戦力的には劣っていますが、敵Hero が低レベルなのをいいことに強力呪文をどかどかぶち込み、無理やり撃破。これでGreen は滅亡しました。
 このNecorpolis、本拠地よりも開発が進んでいますので、最悪本拠地を奪われてもなんとかなりそうです。Monolith の配置的にも袋小路になっていて、守りやすそうですしね。
 ちなみに、このGreen の旧領には、Light blue Keymaster's Tent がありました。



 Sandro はまた地下に戻り、もうひとつのMonolith へ。しかし地下はMonlith が複雑に絡まりあう面倒くさい地形になっていました。おかげで、敵の町に出たかったのに、Purple Border Gate で行く手をさえぎられている場所に出ちゃいました。ああ、もう!
 ……って、あれ? ここって、Purple Border Gate で先に進めないだけじゃなくて、One Way Monolith を通ってきているせいで後ろにも戻れなくなってる?



 というわけで、Sandro が閉鎖空間に閉じ込められてしまったので、少し前のセーブデータからやり直し。Sandro 抜きでも、他のHero だけで頑張れそうな気もしたのですが、それはあまり意味のある苦労でもないかなぁ、と。

 改めて、Sandro はMonolith を通って地上西部へ。ここはBlue の領地ですね。
 敵はGhost Dragon を含むそれなりの軍勢で出迎えてくれましたが、Chain Lightning だのImplosion だの、強力攻撃呪文の前にはひとたまりもありません。例の意味不明なPrimary skill オール+10が今回も発動したこともあり、特に問題なくNecropolis を攻略。Blue も滅亡しました。
 このエリアにはPurple Border Gate がありました。これで先に進めますよ。



 残るはOrange。
 Orange とはこれまで戦っていないので(Gate で阻まれていたので、多分向こうからも出てこられないんじゃないかと思います)、どれくらいの戦力が溜まっているのかはわかりません。Sandro は各町からある程度軍勢の補充を受け、侵攻していきます。

 Light blue とPurple、2つのBorder Gate を抜けて、地上北西部へ。Orange のNecropolis に近づいていくと、敵の方から町を出て攻撃してきました。この野郎、ナメてやがるなぁ。

 

 軍勢は確かに敵の方が上。しかしHero の実力は圧倒的にこちらが上です。

  

 攻撃呪文をどかどかぶち込み軍勢を削り、その後の単純な殴り合いでも圧倒的にこちらペース。さしたる問題もなく、撃退に成功しました。

 例によって全Primary Skill +10 効果を得てから、Orange のNecropolis を攻撃します。



随分と寂しい陣容の守備隊ですが、Sandro は当然、容赦なく踏み潰します。哀れなZombie はImplosion 一発で消滅し、Necropolis も落城。Orange が滅亡して、シナリオクリアとなりました。



  

 クリア日数は1ヶ月と3週間と1日で50日。前のシナリオがやたら難しかった割に、このシナリオは随分簡単でしたね。ちょっとのんびり、慎重に進めた部分もありましたので、Sandro の力を前面に押し出していけば、もっと早くクリアできたかもしれません。



 そしてこのシナリオで、キャンペーン「Specter of Power」も終了です。
 Total Time は322、Score は1470、Rank はMinotaur King でした。途中難易度も下げましたし、こんなもんでしょうか。

 最後はSandro のモノローグによって、このキャンペーンは締めくくられます。

Finneas is more cunning than I gave him credit for! He tricked me into getting imprisoned for assaulting an innocent lord so that he could rule Deyja by himself and steal the credit for my plans to invade Erathia. Well, soon he will realize that I can pull his strings even from my cell and wrap them tightly around his neck.

 なんと、これまで莫迦にしてきたFinneas ですが、Sandro が思っているよりはしたたかだったようです。Sandro は、まんまとFinneas の仕掛けた罠にかかってしまいました。
 Finneas は潔白であるLord に危害を加えたという罪で、Sandro を投獄してしまいました。そしてSandro が進めていたErathia 侵攻計画を引き継いで、自らの功績にしてしまったのです。



 粗末な檻に閉じ込められる、哀れなSandro。
 しかしSandro も、これで終わるような男ではありません。Finneas もすぐに気が付くことでしょう。たとえこのような状況に置かれてさえ、Sandro はFinneas の首にしっかりと糸を巻きつけ、その行動を操ることができるのだということを。



 HoMM III の拡張パック「Shadow of Death」のキャンペーンも、これでようやく終わりとなりました。振り返ってみると、「Shadow of Death」を始めたのはちょうど一年前になるんですね。その間、月単位でプレイしていなかった時期もありましたが、随分と長くかかってしまいました。難易度の平均値はそれほど高くないけれど、突発的にやたら難しいシナリオがあった、という印象ですね。

 全体的に、「Shadow of Death」はキャンペーンごとに配されたギミックが面白かったですね。「Armageddon's Blade」で見られたギミックはかなり極端で、ギミック自体がシナリオの中心のようになっていましたが、「Shadow of Death」ではあまりでしゃばらず、あくまでもHoMM III 本来のゲーム性を活かす形になっていたと思います。

 一方で、「Shadow of Death」の難しさは、ギミック的なものよりも、単純に敵の戦力が強大であることに起因するというケースが多かったのではないでしょうか。その場合、時間をかけて粘り強く戦っていればどうにかできるかも知れないのですが、単に手間が増えるだけで、あまりゲーム的な面白さにはつながらなかったのではなかったかと思います。ただし、難易度の調整ができましたので、へっぽこゲーマーとしては適当に手を抜きながらプレイすることができました。

 Sandro と4人のHero という多視点のキャンペーンだったのですが、4人のHero がBarbarian、Barbarian、Druid、Ranger という組み合わせだったので、使用する町がNecropols、Stronghold、Rampart に偏っていたのももったいなかったですね。時系列的にConflux は出せませんけど、「Restoration of ERATHIA」、「Armageddon's Blade」を通じてあまり活躍の機会がなかったInferno やFortress 辺りにも、もっと出番をあげて欲しかったところです。



 これでHoMM III のキャンペーンは全部終了です。III はゲームシステム的にも、インターフェイス的にも、かなり良くできたゲームですね。II はかなり古臭いなぁという印象でしたが、III は適度にきれいなグラフィックでありながらけして重くならず、今プレイしても全く問題ない出来栄えです。まだシングルシナリオはほとんどプレイしていませんので、今後もちょこちょこプレイしていきたいゲームですね。

 次にプレイするMight and Magic は、順番からいって「Might and Magic VIII」になると思います。が、ちょっと「Shadow of Death」に時間をかけすぎてしまったこともあり、もう少し涼しくなるまでMight and Magic は少し休憩したいと思います。ゲームブックとか、PCエンジンとか、他にもプレイしたいゲームは沢山ありますしね。



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コメント
 
 
 
キャンペーン完走 (たば)
2010-09-06 21:51:04
お疲れ様でした。

HoMM3のプレイ記事、楽しく拝見させてもらいました。
私自身も「Armageddon's Blade」キャンペーンを進行中なのでかなり参考になりましたし。

確かに10年以上も前の古いゲームではありますが、それを感じさせないものがありますね。
各陣営の拠点やクリーチャー、マップなど今でも見劣りしないし想像力をかき立てられます。

1ゲームにそれほど時間がかからないのも良い点ですね。
レスポンスも良く、長く遊べるゲームだと私も思います。
 
 
 
Unknown (タワ・タワー)
2010-09-06 23:39:31
たばさん、コメントありがとうございます。

HoMM III は本当に完成度が高いですね。一段落着いたばかりではありますが、まだまだプレイし続けたいような気もします。

「Armageddon's Blade」はバラエティに富んだ楽しいシナリオが多いので、じっくりと堪能してください。
 
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