雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 「消えた王様の杖」をクリアしたので、次は同じくレベル1の「黒き沼の魔法使い」でもプレイするかー、と思ったのですが、データをロードしてみたところ、前回のデータが残っておらず、本格的プレイの前にテストで作ったテキトーなパーティーのデータが出てきました。セーブ箇所を間違えたのかと思い、あちこち探してみましたが、どうにも発見できません。
 あれ? 何で? ちゃんとセーブしたはずなんだけどなぁ。

 いろいろと実験してみたところ、ちゃんとセーブしたとしても、再起動してロードしたときにセーブデータが反映されていないようです。何度セーブしてみても、ロードしてみるとテストキャラが出てきます。うーん、セーブが反映されなりとしても、なんで最初のテストデータだけはセーブできているんだろう?

 さらにいろいろと試しているうちに、どうやら起動方法が悪かったらしいということが判明しました。
 「ソーサリアンコンプリート」は、起動するとまず、PC-9801版とメガドライブ版の選択画面が表示されます。ここで98版を選べば普通にプレイできるのですが、選択する一手間がかかってしまいますし、実際にプレイする98版のウィンドウとは別に選択ウィンドウがいつまでも画面上に残ってしまいます。それがちょっと、うっとうしかったんですよね。
 インストールフォルダを覗いてみると、「ソーサリアン コンプリート」のメインの実行ファイルとは別に、98版の実行ファイルと、メガドライブ版の実行ファイルが存在しています。なので、「ソーサリアン コンプリート」の起動ショートカットからではなく、98版の実行ファイルへのショートカットを作って、そこから直接起動していたんですよね。それでもきちんと起動してプレイもできていたので安心していたのですが、まさかセーブできないという落とし穴があったとは思いませんでした。
 もしかしたらどこかをいじれば98版の直接起動でもきちんとセーブできるようになるのかもしれませんが、とりあえずは普通に起動してプレイすることにします。



 データが消えちゃったのは仕方がないので、キャラクターを作り直して、「消えた王様の杖」を再プレイしました。
 一度クリアしているので余裕かと思っていたのですが、忘れているというか、前回は流れでなんとなく進められていたのに、今回は引っかかっちゃってうまく進められなかったりした部分がいろいろ出ちゃいました。うーん、何気なく通過していた場所でも、実は結構細かいフラグ立てをしていかないといけない構造になっていたんですね。フラグの立て方は憶えていても、フラグを立てる順番が違っていたりね。
 ただまあ、再プレイしたおかげで、クリア後に見ていた攻略サイトの情報で存在を知った未入手アイテムを手に入れることができたので、まあ良しとしましょう。






 で、改めて「黒き沼の魔法使い」に挑戦です。



黒き沼の魔法使い

暗い沼の奥に人をだまして喜んでいる一人の年老いたドラゴンが棲んでいた。
ある娘がドラゴンにだまされ沼の奥でガマの姿にされてしまったことを知ったソーサリアンたちは彼女を救うため力を合わせた。




「おお、旅の方、良いときに来て下された。どうか私の話を聞いてくだされ。私はこの沼地に娘と一緒に住むグンダという者です。旅の方よ、お頼みしたい。娘を助けてやって欲しいのです。娘はこの沼地に住む魔法使い・フラジオレに魅入られ...やつの思うがまま、醜いガマの姿に変えられてしまったのです。お願いです、私の娘を元の姿に戻してやってくださりませんか?」

 冒険のスタート地点にいたグンダというという老人から、だまされてガマの姿にされてしまった娘の救出を依頼されたソーサリアンたち。
 あれ? 魔法使い? シナリオ解説ではドラゴンになってるんだけど?
 実はこの爺さんがフラジオレだったというかオチだったりしないのかなぁ。人をだまして喜んだりするんでしょ?
 まあ、さりとて他の選択肢があるわけでもなし、さっさと助けににいきましょうかね。

「おお、ありがたい。感謝いたしますぞ。娘は名前をリーザといい、山の向こうにある家に閉じこもっております。少しわがままなところがありますが、どうか、よろしくおねがいいします」

 すぐそばの地面に地下へとつながる穴があったので入ってみると宝箱があり、中にはハーブが入っていました。「消えた王様の杖」では、ハーブは壁際などで拾えたのですが、このシナリオではやけに丁寧に置いてありますね。
 さらに先へ進むと洞窟があり、そこを抜けていった先には建物がありました。中へ入ってみると、そこには奇妙な生物が鎮座しています。



「あなた、お父様に頼まれてここへ来たんでしょ!? そんなことをしても無駄よ。私はフラジオレ様と結婚するためにこの姿になっているのよ」

 なんと、この生き物こそが、フラジオレに姿を変えられたリーザなのでありました。
 うーん、これ、ガマとはまたちょっと違う生き物のように見えますけどね……。
 で、リーザは完全にフラジオレにベタ惚れモード。ガマの姿になっているのも、すべて納得ずくで、助けられてくれる気はさらさら無いようです。面倒だなぁ。

「そのトリカブトはフラジオレ様のものよ。さては、あなた、フラジオレ様の財宝が目当てで私に近づいたのね。帰って。帰ってちょうだい」

 トリカブトは途中で拾ったものですけど、けんもほろろですなぁ。まあ、リーザはとりあえず放っておいて、こっちはこっちで探索を進めましょうかね。



 とはいえ、他にいける場所ってあったかなぁ。あちこち探索しながら来た道を戻っていったら、洞窟内で気づいていなかった通路を発見しました。
 進んでみると、とても洞窟内とつながっているとは思えない場所にでました。うろうろしていると、モンスターが立っていました。



「誰だ!! お前は!? ここはお前のような者が立ち入るところではない。ここはフラジオレ様しか入れぬ聖域なのだ。ささと出て行け!!」

 こいつは門番ですかね? そこから先へは進ませてくれません。戦わせてもくれません。
 このエリアは似たような地形が連続した迷路になっています。同じような門番があちこちにいて、同様に通せんぼしてきます。



 ようやく意味のありそうな場所に出ましたけど、この祭壇は特に何もないようです。ここに、何かアイテムを持ってきたりしないといけないのかな。

 割とマジで迷子になってきて、入ってきたところにも戻れなくなってきたので、祭壇のある場所を起点として、今更ながらマッピングを開始。ワープゾーンとか無しで、上下左右がきちんとつながってくれているとありがたいんですけどね。

 探索中、とある祭壇でムーンストーンを発見しました。これをさっきの祭壇のところにもっていけばいいのかな? と思たのですが、特に何も起こりませんでした。
 また別な場所で、今度はブラッドストーンを発見。これも意味があるかと思いきや、他の祭壇にもっていっても特に反応はなし。また違うところで使うんですかね。

 アイテムの使い道は不明でしたが、ルートをしらみつぶしに調べて、なんとか元の洞窟に戻ることができました。やれやれ。



 洞窟内にもう1箇所未探索の場所があったので、今度はそちらへ。
 そこには大きな木が2本あり、木に穿たれた窪みにムーンストーンとブラッドストーンを設置することができました。ただ、これが何を意味しているのかは、ぜんぜんわからないんですよね。
 さらに、扉から入ったエリアに巨大な蜂の巣があり、そこで蜂の巣というアイテムも入手。これも一応もっていこう。

 ……、ただ、先に進めないぞ。
 あちこち行ってみたけど、特に新しいこともないし。

 リーザはこっちを泥棒だと思っているから、トリカブトを捨てればいいのかと思ったのですが、ソーサリアンではアイテムを捨てることはできないんですよね……、と、思ったら、トリカブトとマンドラゴラは入手した宝箱に再び入れることができました。それでわざわざ宝箱に入っていたのか。
 トリカブトとマンドラゴラを手放してからリーザのところに行ってみると……。

「その蜂の巣はフラジオレ様のものよ。さては、あなた、フラジオレ様の財宝が目当てで私に近づいたのね。帰って。帰ってちょうだい」

 これもか。
 蜂の巣も元に戻し、ついでにムーンストーンとブラッドストーンも木に置いたまま、再度リーザに会いに行きます。

「じゃあ、魔女の大鍋を森の中から持ってきてくださる? 魔女の大鍋はゾンビの出る城跡の柱の後ろに隠したわ」

 おう、やっと話が進みますよ。
 森って言うと、蜂の巣があった場所の先にあるところですかね。確かに廃墟っぽくなってました。
 柱が乱立しているのであちこち探っていると、とある柱の後ろで大鍋を入手。しかし、なんで鍋がこんなところにあるんですかね。

 リーザのところに戻ると鍋をかまどに置くように言われたのでその通りにすると、今度は鍋に入れるために、トリカブトとマンドラゴラと蜂の巣を持ってくるよう言われます。
 ああ、もう! それ使うならわざわざ手放させるなよ!

「本当に材料を全部集めたのですか。暇な人たちね」

 再び材料を集めて戻ってきたら、この言いぐさですよ。うるさいわ。お前のためにやってるんだろーが。

「でももういいわ。私はそんなものいらないわ。だって、もう少ししたらフラジオレ様のお嫁さんになれるんですもの」

 ああ、もう! なんなんだ!

 それっきり、リーザは反応しなくなってしまったので、仕方なく爺さんのところへ行ってみます。

「あの子は魔法使いにだまされておるのです。ガマの姿になれば許婚にしてやると。やつがどんなに酷いやつかを教えてやれたら...」

 でも、どうすればいいのさ。いっそのこと、さっさとフラジオレが出てきてくれれば楽なんだけどなー。

 あと、何か意味ありそうなところといえば、無限ループしているエリアなんだけど……。と、無限ループ地帯をうろうろしていて気が付いたのですが、このループ、右へ進むと入ってきた扉に戻ってくるのですが、左に向かえば別な場所に出るという構造になっていました。今まで一方向にしか進んでいなかったからなー。
 その先で、ジャックの炎を入手。なに、これ。使い道がわかんないんですけど。炎っていうと、さっきの鍋を煮るための火にするとかですかね。

 さらに先まで進んでいくと、BGMが変わり、ボスが出そうな雰囲気が漂ってきます。



「私の名はフラジオレ。旅人に尋ねる。醜いガマの女を救ってどうするのだ。あれは自ら望んでああなったのだ。私も少しは手を貸してやったがな。ははは...」

 そりゃまあ、そうなんですけどね。好きな男のためにガマの姿になるっていうことも、本人は納得しているわけですから、他人がどうこう言うものでもないのかもしれません。
 でもね。結婚するっていうところがウソである以上、リーザの決断を正しいとは言えないわけですよ。ましてやフラジオレの行為を許すなんてもってのほかです。



「旅人よ、私こそ赤きドラゴンの化身だ。戦いを望むか?」

 遂に正体を現したフラジオレ。やっぱりドラゴンだったんですね。



 しかしドラゴンとはいえ老いたる身。そんなに強くは無く、真っ白く燃え尽きて爆散してしまいました。やれやれ、どっこいだよ。



 あとは面倒娘のリーザだけ。素直に言うこと聞いてくれるかなぁ?

「え? なんですって。あの人が私のことを笑っていた!? 嘘、嘘よ...そんなこと」

 ショックを受けるリーザ。でも、言葉だけで信じちゃうものなのかなぁ。それなら最初から、フラジオレにだまされてるとか言っちゃえば済んだ話だったんじゃ……。

「そのジャックの炎で、材料を煮込んでちょうだい」

 謎アイテムだったジャックの炎は、やっぱり鍋を煮るためのものでした。マンドラゴラと、トリカブトと、蜂の巣。どう考えても毒物としか思えないのですが、それらを煮詰めてブラックポーションが完成。それを飲んだリーザは、無事に人の姿を取り戻したのでありました。



「ありがとう、旅の方。私もあの人のことは薄々わかっていたの。だけど、意地を張ってがんばっていたのよ。でも、もういいの。お父様のもとへ帰るわ。そして、一緒に天上界へゆくわ」

 え? 天上界?
 リーザはそのまま光に包まれ、天へと昇って行ったのでありました。

 爺さんがいたところまで戻ってみると爺さんはおらず、宝箱が置かれていました。その中には金と、置手紙が。

「旅の方へ...まずはありがとう。そしてさよならを言わずに去ってしまったことを許してください。実を言うと、私とリーザは古くからこの沼地に住む精霊だったのです。私たちはフラジオレがこの沼に現れるまで平和に暮らしていました。やつが現れたことで沼はモンスターの巣となり、次第に毒されていきました。そこで私たちは、安全な天界に身をおくことにしたのです。しかし娘のリーザがあのようなことになってしまい、困り果てていたのです。本当にあなたたちにはどうお礼を言ったらよいのかわかりません。せめて箱の中の金貨をお受け取りください。では、お元気で。
 グンダ」

 箱の中には幸福のコインというアイテムが入っていました。単なるお金じゃなくて、何かしらの力を持ったアイテムですかね。

「消えた王様の杖」の伝で行けば、どこかに隠しアイテムがあるかもしれないのですが、探しに戻るのも面倒くさいので、町に帰還してシナリオクリアにしてしまいましょう。



 町に戻ったら、幸福のコインを王に献上するか尋ねられました。王様の杖ならともかく、これは王に献上する必要ないよね。
 そんなわけで献上せずに分配したのですが……。これ、装備できないアイテムだったので、結局5Gで売るしかありませんでした……。これなら王に献上して経験値をもらった方が良かった……。



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