日々のことを徒然に

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郵便事業はサービス

2017年11月17日 | 社会 政治

 往復はがきと同サイズ二つ折りに印刷された「日本郵便株式会社からのお知らせ」という文書が届いた。内容は「不便をおかけするがサービスの一部を変更する」というもの。その概要は、岩国西郵便局が担当している郵便物等の配達・取集・集荷サービスを岩国郵便局が担当することによるサービス変更」とある。

 今年の初めころ、「西岩国郵便局(地元の人は西局と呼ぶ)は配達の仕事をしなくなる」と街中の話として聞いた。「もし本当なら不便になるのう」と立ち話をしたものの確たる情報は無かった。年賀はがき販売最中に噂通り2018年2月12日(月)からサービスの一部を変更、内容によっては岩国駅近くの岩国郵便局まで出かけることになる。

 文面では郵便局の業務と思っていたことが、それは「サービス」となっている。サービスなら止めても仕方ないのかと思いながら考えてみる。郵便事業に関して日常継続的に行う仕事はサービスではなく「業務」と思う。サービスと考えて日々こなしていたとしたらそこには生産性は高まらず、当然のこと業績は上がらない。民営化とは言いながら真の民間企業には程遠いと思う。

 過疎山間地などでは、民営化時の約束であった全国同一の変わらぬ郵便局制度は崩れており、民営化の波は我が街にも押し寄せてきた。赤いバイクは走るだろうが、文面には何故変わるのか記載がない。1872(明治5)年から郵便を取扱ったというから地元との結びつきは一世紀半近くになる。赤い幟がなにか寒そうに揺れているのは局として格落する寂しさだろうか。
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