たっちゃんのレンズ沼

個人的趣味の独り言を書いて行きます。
主にデジタルカメラとオールドレンズについてですが、他にも書きますよ。

【第371沼】C.C AUTO PETRI 55mm F1.8 レンズ掃除

2014-09-15 19:36:01 | PETRI

 

レンズタイプ  単焦点 開放F値 F1.8
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 4群6枚 対応マウント ペトリマウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 52mm
焦点距離 55mm 最大径×長さ 61 x 40mm
最短撮影距離 0.6m 重量 194.5g
最大撮影倍率   発売  

汚くてフィルターブラケットもべこべこな状態でした。このレンズを修理したころはフィルターブラケットの曲がりを直す方法を試行錯誤していたころだったのでラジペンを使ったりしてレンズに申しわけない気がしてます。

 

レンズの中もかびてるので分解掃除しました。

フィルターブラケットを外します。考えてみればフィルターブラケットごと外れますから、先端は曲がってても分解できるんですよね。

 

外れたフィルターブラケットです。

フィルターブラケットが外れるとこんな感じです。

 

この個体は前玉群全体では外れなかったので一番前のレンズ押さえリングを外します。

 

タコ棒でレンズを外して裏側のカビを掃除します。前玉群の外側に銅色のカニ目溝のあるリングがはまっていたので回して外してみましたが機能が良く分からないリングでした。

前玉の掃除が終わったので後ろ玉です。

 

レンズ押さえのリングを外します。

レンズを外して裏側を掃除して綺麗になりました。組み戻して出来上がり。ただ、前玉の2枚目の多分合わせレンズにあわせ面に気泡が入ったようなわずかな点がありますが写りには影響なさそうなのでそのままにします。

NEX-3に自作したマウントアダプターで取り付けるとこんな感じです。距離表示部分が透明な樹脂になってるのが分かるでしょうか。この透明な部品の外側にある距離みたいな表示が何に使うのか分かりません。

NEX-3 絞り開放F1.8 1/125秒 ISO-200

上の写真の切り出し画像です。ピントッキオ君もモデルガン良く写ってるでしょ。

 


【第370沼】PETRI Automatic 55mm F2 分解掃除とC.C AUTO PETRIとの違い

2014-09-15 17:26:17 | PETRI

 

レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.0
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 4群6枚 対応マウント ペトリマウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 52mm
焦点距離 55mm 最大径×長さ 58.5x39.5 mm
最短撮影距離 0.6 m 重量 204.5g
最大撮影倍率 - 発売  

PETRI PENTA とセットでワンコインで購入。後ろ玉は大丈夫でしたが前玉にカビや汚れがあるようだったので分解清掃しました。

フィルターブラケット+化粧リングを外して前玉群を外し前玉群の後ろのレンズは掃除しましたが、前玉群の内側にもカビがあったのでレンズ押さえを外して一番前のレンズの裏のカビをとって完成です。

PETRI Automatic 55mm F2このレンズは先に紹介したC.C AUTO PETRI 55mm F2の前の世代のレンズなんですかね?C.C AUTO PETRI 55mm F2よりも絞り羽部の開放径が大きいのでF1.8のスペックダウン版じゃなかったのかもです。距離リングの色も黒くて銀色のC.C AUTO PETRI 55mm F2とは違います。フォーカスリングの滑り止め加工も違います。

 

微妙な違いですが、PETRI Automatic 55mm F2の絞り羽は枚数は同じ6枚ですが、乱反射防止のつや消し黒の表面処理がされていません。やはりPETRI Automatic 55mm F2の方が古いですね。

右がつや消し処理のあるC.C AUTO PETRI 55mm F2の絞り羽です。

NEX-3 絞り開放F2.0 1/80秒 ISO-200  PETRI V6とブルマもB級とは思えない描写で取れてます。

 


【第369沼】C.C AUTO PETRI 55mm F2と自作PETRI-NEXマウントアダプター

2014-09-15 15:04:29 | PETRI

 

レンズタイプ  単焦点 開放F値 F2.0
フォーカス  MF 画角(35mm換算)  
レンズ構成 4群6枚 対応マウント ペトリマウント
絞り羽枚数 6枚 フィルター径 52mm
焦点距離 55mm 最大径×長さ 59x40 mm
最短撮影距離 0.6 m 重量 208.4g
最大撮影倍率 - 発売  

実はペトリのレンズもカメラも何点か手に入れていたんですがデジカメで撮るためのアダプターがなくて紹介してませんでした。ほとんどがペトリV6についてました。栗林写真工業のオリジナリティー満載のカメラのことは魅力的に感じてました。

 

で今回フリマでM42マウントのPETRI 55mm F2を見つけました。けど良く考えるとC.C AUTO PETRI のときはすでにペトリマウントのはずだからM42マウントのC.C AUTO PETRI 55mm F2はないはず・・・でマウント部分を良く見るとM42への変換アダプターがついたペトリマウントの個体でした。

外したペトリマウントをM42マウントに変換するアダプターです。ネットに載ってるのを見たことがあります。多分ペトリの純正品です。

M42のネジ部分に絞り連動ピンを避けるための切り欠きがあります。M42のネジ部分にこの切り欠き同様の切り欠きが3箇所あるので華奢な感じになってます。

 

レンズ本体は多分絞りバネの前後のレンズに汚れがあります。分解して掃除します。最初に化粧リングのついたフィルタブラケットを回して外します。

次に前玉群を外して後ろ側のレンズをエタノールで綺麗にします。

 

絞り羽を開放にして向こう側のレンズも掃除してしまいます。

6枚の絞り羽が見えます。この部分の絞り羽周囲の内径の小ささがTAKUMARなどにも見られるF1.8レンズを無理やりF2にスペックダウンさせているのと同様の手法の形跡があります。

 

組み戻して出来上がりです。少し前玉に拭きキズがあるけど十分綺麗だと思います。

ペトリのマウント部分です。特徴的な形です。綺麗になったので先に紹介したM42への変換アダプターを使ってPENTAXデジイチにつけたら接写リングをつけたような状態ですがすごく綺麗な描写だったのでなんとか普通にデジカメで撮影できるアダプターが欲しくなりましたが、売ってません。仕方ないので自分で作ることにします。

ペトリマウントのフランジバックは43.5mmでこれより短いフランジバックのマウントをベースにしないとだめですからNEXに付けるのを前提にするとキャノンかコニカになります。キャノンFDは42mm、コニカは40.5mmですからキャノンFDでもいいんですがペトリマウントは形が特殊なのでどこがフランジバックの基準面なのか分からないので余裕の大きなコニカマウントをベースにします。アマゾンで1500円以下で買えますから即購入です。ペトリマウント部分は壊れたペトリV6から外します。これは小ネジ3本で外側から外せるので使いやすそうです。

 

V6のマウントの3個の取り付け穴にあわせてコニカマウント側にネジが通るように溝をやすりで削ってつくります。手前側は間違えて2箇所削り溝を作っちゃいました。

ペトリV6から外したカメラ側マウント部分です。

 

組み合わせてネジで固定して出来上がりです。溝を追加しただけなのでペトリマウント部分を外せば元のコニカマウントとしても使えます。別にコニカマウントはありますからペトリマウント専用にするつもりですけど。

M2のスクリュウとナットで挟み込んで取り付けました。スクリュウの頭の形が違ったせいかわずかにスクリュウの頭がマウント面から出っ張ってます。でもこの状態で略無限遠も出ています。すこしオーバーインフくらいです。

 

割と綺麗にしっかり出来ました。これで他のペトリマウントのレンズも使えます。

NEX-3に付けるとこんな感じです。買ったものみたいでしょ。

NEX-3  絞り気味 1/2500秒 ISO-200 やっぱり好みの描写です。精細だし、力強いです。

NEX-3  絞り気味 1/2500秒 ISO-200 コントラストも高くてサイズダウンしてもくっきりした感じが維持できます。

NEX-3  絞り2.8 1/200秒 ISO-200 でも花を接写で撮ると優しい感じに撮れます。

【追記】ネットの情報では、本当にM42マウントのC C AUTO PETRIが存在するらしいです。M42アダプターが付いているんじゃなしにです。M42マウントのC C AUTO PETRIはないと思い込んでました。すいません。