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津田倫男著『老後に本当はいくら必要か』

2010-06-03 14:23:58 | Weblog
津田倫男著『老後に本当はいくら必要か』

本書の著者である津田倫男(つだ・みちお)氏は、1957年島根県松江市の生まれ。一橋大学卒業後、都市銀行、外資系投資銀行などに20年勤務した後、外資系ベンチャーキャピタル日本代表を経て独立した。現在は、企業アドバイザーとして、企業の買収・合併、企業防衛、戦略的提携、新規事業開発などの助言を行っている。主な著書に『M&A 世界最終戦争』(幻冬舎新書)『外資系企業で成功する人、失敗する人』(PHP新書)『60歳からのチャレンジ起業』(ベストセラー)等がある。本書の目次は以下のとおり。

●リーマン・ショックで吹き飛んだ蓄え
●なぜハイリスク・マイナスリターンの商品を買ってしまうのか
●高利回り商品を勧める自称「プロ」の本音
●素人が絶対避けるべき商品群
●本当に高利回りでなければならないのか
●神のみぞ知る、今後の経済情勢
●今までは救われなった小金持ち
●生活自己防衛のためのさまざまなヒント
●これからの高齢者の役割
●ボランティアと家庭菜園だけでは早くボケる
●カネか、知恵か、経験を出す

老後の不安が世の中を被っている。何億円必要だとか、どれだけの保険に入らなければ・・。さまざまな情報が飛びかう。だが、本当にそんな大金が必要なのだろうか。著者は疑問を投げかける。一方、老後の不安を持つ人々に、金融商品を売り込む側が付け込む余地が生じるというのも現実。虎の子の退職金を金融商品に注ぎ込んで、なくしてしまった人がいかに多いか。その体験から、金融商品のカラクリを熟知する著者は、「けっして手を出してはいけない」と、警鐘を鳴らす。大きな経済成長が見込めない日本において、資産を増やすなど無謀な話だと見極めることが大切だというのだ。本書は、年金プラス月に数万円で充分に自足できることを、様々な角度から検証する。
本書は、そろそろリタイアを意識し始めたビジネスマン向きの本である。彼等は退職金、年金、貯蓄と、お金(暮らし)のことが心配になってくる。しかし「経済的なことだけを心配して生きるという非生産的な生き方を選んで欲しくない」と著者は呼びかける。確かに本書が指摘するように、老後に必要なお金は、普通に暮らすのであれば、年金の他は月に数万円あれば足りるであろう。「心配」することがかえって危険なのは、資産を殖やそうとして投資行動に走ったりするからだ。ボランティアや家庭菜園、あるいは孫と遊ぶのもよいかも知れない。しかし、より大切なのは「自分自身を成長させるための投資である」と著者は言う。知的好奇心・知識欲をもち続けることが若さを保つ秘訣。それは組織(会社)という後ろ盾、あるいは身分を離れ、自立するためにも必要なことだ。しかも「趣味を極めるとかえって臨時収入の機会」が得られるかもしれない。他人の思惑にとらわれる必要がなくなった「老後」の日々。本書にあるような「心の持ち方」が大切というのだ。
                     (2010年、祥伝社新書、定価760円+税)

3 コメント

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さよなら借金生活wwww (チュパカブラ)
2010-07-06 07:49:53

もう3ヶ月くらい、毎日S E Xしまくってる件wwwww
先月もヤリまくってたら、50万も稼いじまった!!笑

・・・オレこの間まで無 職 童 貞だったんだけどな(^^;)
ぶっちゃけここで稼げない男なんていないっしょwwwww
http://uto.sirusiru.net/h1quvmc/
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ついにオレの時代が到来www (見習いの豚)
2010-07-13 05:14:08

http://tida%2epsyrents%2enet/ijllo0u/
ここで何故かオレのメタボディが超人気wwwww
この前も一週間で8人と会って、40万も稼いじまった!!笑
おかげで美味いモンばっか食ってるから、さらにメタボディ増量中wwww
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ウッウッウマウマ(゜∀゜) (タマデカ親父)
2010-08-08 07:47:10

うっしゃっしゃ━━━ヽ(゜∀゜)ノ━━━!!!!!

若い子とイチャイチャHしてお金稼げるってまじサイコーwwww

この前ついに借金300万も完済できたし、今のオレ勝ち組すぐるwwww

http://zt5pcnr.mugi.zozozoi.net/
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