青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

甲信越酷道ツアーその3(切明~津南)

2005年06月21日 21時54分59秒 | 日常
(写真:県道秋成下船渡線)
おい大西、カルストンライトオ乗って今すぐココに来いw

腰までの湯に浸かりホコホコと午前の陽射しに温まった岩の上で着衣完了。切明を後にして国道405号線を北上する事にする。国道405号の出発点は群馬県長野原町、さっき朝早く通過した場所だ。ただし群馬県側の六合村最奥の野反湖から切明まではこのように分断されております
R405の他にも、新潟県内ははR289八十里越、R352山古志、R353四万~湯沢、R291清水峠、R403須川峠と、国道のくせにかなりの道がこのように途切れたままあだ花のように残っている。全通が待たれる…のだが、正直この切明の雰囲気を見るに付け、「こんな所に国道は必要だったのか」と聞かれたら「(゜⊿゜)イラネ」と否定するしかないw。将来的に開通する見込みもなさそうだしな(笑)。作る気もないだろうが…
ともあれ、道が前にあれば走るのみ。切明からヘボヘボなR405がスタート!…と思いきや、切明付近は落石のためゲートがガッチリかかり「当分の間通行止め(原文まま)」=直す気ナシですか。そうですか。のっけから拍子抜け。不本意ながらこの地図で言うと国道の左側の道を進み、栄村和山地区からR405の旅を開始する事とする。
切明から雑魚川は中津川と名前を変え深い谷を刻む。その河岸段丘の上を、左に秋山郷の象徴とも言われる鳥甲(とりかぶと)山の急峻な山容を見ながら、小さな集落を縫って道は走る。秋山林道で十分に酷気分を味わっているので、こんな1車線程度の道ですら鼻歌まじりだ。とうとう自分も酷ダーズハイ?(なんじゃそら)みたいだな。窓を開けると、道の脇に元気良く生い茂る草いきれがムワッと車内に入り込み非常に蒸し暑い。
意外にも長野県側は普通の狭い道と言う感じで、これと言った感想ナシ。こんなもんなのかな?と思いつつ新潟県境到着。「幅員狭し」と崖崩れAAキターw。てか、県境とか市境で道路整備の強弱が付く場所って言うのは珍しくないですよね。全体的な印象として、道路整備力は長野県>新潟県でした。ちなみにこの地図で言うとR405の右側の「東秋山林道」の方が道が良く、ほとんどの車がそちらを通るようで、この区間はないがしろにされている様子。路肩決壊(直す気ナシ)アクセル厳禁(制限速度としては国道最遅だろ)不気味なスノーシェッド(上が自然に帰りかけてますね)となかなか楽しめる道でありました。

津南の町へ近づくに従って、道の周りから山が遠ざかって行く。そのまま津南の町に出てしまうのはつまらないので、「快適ストレート 日本離れした風景」というツリマプに釣られて、県道秋成下船渡線へ寄り道してみる。

この道が画像トップの写真です。
ど真ん中直球160km/hのストレートに笑ってしまった(笑)。
思わずぬわわ~ぬふわkm/hで2往復して、津南到着。
明日へ続く。
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