そっと芸術  郷津晴彦のブログ

アーチスト郷津晴彦。展覧会の案内、『平和な小国』、流木作品、絵や彫刻、写真に小説、漂着物、超芸術トマソンなど。

署名運動は効果がない?

2011-08-28 13:37:03 | 原発
河野太郎はまともな政治家だと思いますが、ある講演でこんな意味のことを言っているのをネットで見ました。

1.署名運動は仲間がこれだけいるという確認にはなるが、実際は役に立たない。
2.メールは、役所や政治家や企業などに送っても、秘書が削除して終わりということもある。電話のほうがまだまし。
3.一番効果的なのは地元選出の国会議員事務所に直接がんがん言うこと。

1.については、署名で政治家や役所は動かない、という意味でしょう。
なるほどそうかと思います。想像はつきます。
ただ私は署名活動の一番の意義は、その問題について多くの人に知ってもらうことだろうと考えています。
実際、私が「上関原発建設計画の中止を求める」署名集めをしていた一昨年から昨年にかけて、上関原発について知っている人はわずかだという印象を受けました。
なにせ大手メディアはこの問題についてほとんどとダンマリを決め込んでいましたから。
(思えばこの上関原発問題を通じて私は電力会社とメディアの関係を学びました。)
この署名活動は上関の問題を多くの人に知ってもらう役に立ったと思います。
(目標としいてた100万筆を超えたことが今年の7月に確認されました。)

2.については、やっぱりそういう場合もあるだろうなと。

3.は大いに参考になります。

※ここでいう署名とは議会や役所に「請願」するもののことで、広く行われているのがこれです。
例えば「有権者の3分の1以上の署名を集めれば首長の罷免を請求できる」などの「直接請求」は話が別です。


コメント
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