SKI君が九州工業大学に合格し、
NKTKさんが岡山大学に合格しました。
おめでと おめでと おめでと~!
そしていよいよ、新年度は、水泳部が西京高校全学年のトップを制覇の予定です。
強く思えば、不思議と実現に近づくようです。
コーチ研修会のまとめを自分用に残します。ダラダラと長ったらしいので、本文とは関係ありませんが、WD君のJO50MFLY優勝レースの写真を載せました。
公認水泳コーチ研修会
小泉 圭介
1.速い選手ではなく強い選手が必要(柴田選手と北島選手)。
ケアからリカバリーへ。
腰痛30%、肩痛20%
小学生→肩痛 中高生→腰痛 が多い。
世界的に見ると、欧米は肩痛が多く、腰痛になるケースはウエイトトレによることが多い。対して日本は腰痛が多い。
2.外在筋より内在筋を鍛えたほうが骨盤から上4、5番目の背骨の動きが小さい。
泳ぐ際におなかをへこますと、腰回りのズレが減る。
・・・結果、抵抗が減りパフォーマンス向上につながるとともに、腰痛予防になる。
3.スタビラについて
仰向けブリッジについて・・・・ハムストだけしか使えない人は腰痛が多い。大臀筋と両方をしっかり使ってしめること。
床面の筋肉が収縮しているので、効果について確認しながら行うこと。
フロントブリッジについて・・・右(左)腕を上げたら、右(左)の腹筋を使っている。右(左)脚を上げたら、左(右)の腹筋を使っている。腕と脚、挙げる側で腹筋に及ぼす効果が異なるので注意のこと。
4.ストレッチと呼吸との関係について
浮心はできるだけ重心に近づけたいので肋骨の下部の柔軟性を高めるとよい。
鈴木陽二
1.ロンドン五輪、ナショナルトレーニングセンター設立による成果が出た。
2.水着について フェルプスは400IM時スピード社の最新型を着用していたが、レース翌日からはこれまでのエリートに戻した。
3.日本チームのベストについて 8/76レース(10.53%) 4/24名(16.6%)と大舞台でベストを更新するのは極めて困難。世界一厳しいといわれる日本の選考会をクリアした後、同じ方法を用いても刺激が少ないためか。同じ成功を追わないこと。
4.S選手(女子)は体重管理に苦慮していた。毎日食事を栄養士に写メし徹底的にコントロール。散歩等も併用し銀メダルに輝いた。
5.マルチサポート事業
ストレングス、コンディショニング、科学、栄養、マネジメント、情報。(科学のスタッフに足立君)
6.短水路世界選手権(トルコ イスタンブール)
バックのスタート用に足をかけるものが今後導入されるかも。
7.ロンドン代表合宿
代表1次合宿
チームビルディング(仲間づくり)
レース分析(スウェーデンのマグヌス氏)コマ送りで徹底分析をし課題を見つける。
先人たちの思い。1948年ロンドン五輪不参加のリベンジ
代表2次合宿
ジャパンオープンに向けてシミュレーション
代表3次合宿
世界各地で行い、テネリフェに集合し全体合宿。部屋割り等のストレスはキャプテンを中心に解決。
8.選手村での生活
選手同士でのルール作り。控え場所の指定や応援の予定、サンダルを履かないこと等も。
レース前。「勝つのはどこだ―」通称ワンパ。ワンパターンが語源。行うのは日本のみ。
9.11個のメダル獲得。戦後最多。要因は、、、
幼少よりのスイミングスクールでの取り組み。
世界で活躍することへの高い意識づけ。
厳しい選考会。
チーム力。チームジャパンの意識づけ。
話しやすいムード。
チームの目標の明確さ。メダル8個うち金1.
一人ひとりが目標を明確に持ちミーティング等で発表。コミットメント。
泳法分析。何をどのようにすれば速くなれるのか明確にする。
お互いの情報を共有する。例)米国で練習する北島選手のスケジュール。
選手ミーティング。部屋割りの確認。予選から応援をするのかしないのか。結果的には予選から応援した。
予選落ちした選手の動向。ベッドの運搬や場所取り。
バルセロナオリンピックでは決勝進出が当たり前になった。ロンドン五輪ではメダル獲得が当たり前になった。トップ選手はそのような意識である。よほど意識を高く持たないと勝てないであろう。
10.今後のトレーニングについて
心・技・体に加えて、(選手・指導者の)「考え方」が重要でかつ共通理解がなされているか。
よい指導者は「原因」をいう。そうでない指導者は「結果」を言っている。どういったらよいほうへ向かうか伝わるか考えること。
11.日本の自由形が弱い要因
肘が立たない。呼吸が遅い(呼吸時間長い)
12.水泳のトレーニングはレースの後半のトレーニングがほとんどである。前半のトレーニングをいかに取り入れるかが今後のカギ。習得→修正→鍛錬→挑戦
13.金メダリストのレースから
人のまねではなかなか勝てないし殻にこもって自己満足に陥る。答えは現場と選手の中にある。
シナリオを描くこと。退路を断つ。結果を気にしない。
14.平井コーチの助言
「勇気をもってゆっくり行け」たいていは調子の良さと舞い上がりで前半から行き過ぎてしまうもの。よーく観察して、判断を下す。
15.まとめ 指導者として
教えることは非効率、手間暇かかるもの。
いかに動機づけさせるか、長く続けさせるか。結果が大事。しかし過程を重視。
目標を持たせる。
かつビジョンを描く。
成し遂げる強い意志を持つ。
選手が持っている最高の力を引き出す。ともに戦う。最後は人間性で決まる。
コーチングとは単に技術やトレーニングを教えるのみならず人を動かすことである。
育てる 育つ 自立する