たぬきニュース  国際情勢と世界の歴史

海外のメディアから得た情報を書こうと思います。

<シスレー> 光の賛歌 印象派展から

2013-12-23 07:26:27 | 文化

gooブログ「ハロルド」の記事を紹介します。現在東京では、印象派の美術展が同時に三か所で開催されており、著者はその三つの展覧会をすべて見て回ったということです。どれも素晴らしかったが、特にシスレーを中心にした展覧会が一番印象に残ったと書いています。

 西洋絵画の愛好家にはよく知られているシスレーですが、一般的にはそれほど有名ではありません。知名度という点では、ルノアール・モネ・マネ・ドガにだいぶ遅れをとっています。

 「ハロルド」の著者のように「シスレーが一番良かった」という人は少ないと思います。私自身好きな作品の数でいえば、圧倒的にモネの方が多いです。

 ただ東京に住んでいた時期、よく美術展に足を運んでいましたが、その時シスレーの絵の素晴らしさに気づいたことがあります。それで「ハロルド」の記事を紹介したくなりました。

 [引用開始]----------------------------------------

東京富士美術館

「光の賛歌 印象派展ーパリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅」

2013/10/22-2014/1/5

 

都内で行われている印象派関連の展覧会。(2013/12現在)いずれも大規模。それぞれに個性があり、また見応えがあった。さて一方で「光の賛歌」。会場は都心から離れた八王子の東京富士美術館です。ともすると埋没してしまう感があるかもしれません。

しかしながら会場へ足を運んで驚くばかり。まさかこれほど充実していたとは思いもよらない。それこそ上記の3つの展覧会と比べても遜色ない内容となっていました。

さて充実の「光の賛歌」、まず際立つ個性とは何か。それはシスレーです。本展はサブタイトルにもあるようにセーヌやノルマンディの景色、つまり印象派画家の描いた「水辺」に着目していますが、その中でも重要なのがシスレーの扱い。全80点弱中、シスレーが17点を占めている。近年の印象派展においてこれほどまとまって出ているのを見たことがありません。

 貼り付け元  <http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/eae3fb750565208a4a4ec3fc0d7d27b1>

-------------------------------------------[引用終了]

 著者はいくつか絵画の写真をのせ、解説をしているので、サイトを訪れて続きを是非読んでください。

 

 以下にウィキペディアから、シスレーの伝記のごく一部とかれの絵を一枚紹介します。

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 1868年、シスレーの作品はサロンに出展され入選を果たすが、あまり評価されなかった。

1870年、 普仏戦争勃発に伴い父親が破産し、経済的必要を満たすために作品を売るしかなくなる。しかしシスレーの作品はなかなか売れず、以後彼は死ぬまで困窮した中で生活することになる。

  

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ベルギー印象派の画家クラウス

2013-07-07 08:55:56 | 文化

 エミール・クラウス

《レイエ河畔に座る少女》

 

gooブログのジャンル別「レビュー/感想・絵画」を開いたら、新着フォトの中に、気に入った絵があったので、クリックしました。

 

開かれたのは、「マスミンのピアノの小部屋」というブログで、ページの題は「エミール・クラウスとベルギー印象派展」へ、でした。

 

「エミール・クラウスとベルギー印象派展」のホームページへのリンクがあったので、開いたら、展示作品がいくつか紹介されていました。その一つを当ブログにコピーしました。(冒頭の絵です)

ブログ「マスミンのピアノの小部屋」でも、クラウスの作品をいくつか紹介しています。

 

エミール・クラウスという画家について、私は、見るのも聞くのも初めてですが、展覧会のホームページと「マスミン」のブログで紹介されている絵を見る限り、私の好きな部類の画家のようです。展覧会に行ってみたいのですが、会場の東京は遠いので、あきらめます。

 

エミール・クラウスはゴッホ・ゴーギャンと同年代の画家ですが、「後期」印象派の道に走らず、「前期」印象派の画風を守り続けたような気がします。機会があったら、作品を見たいのですが....

 

ところで、マスミンがブログで最初に紹介したのは、クラウスの絵ではなく、ピサロの絵でした。次のように書いています。「最初に、これはいい、と思ったのは、ピサロの[秋、朝、曇り]だった。」

新着フォトで紹介されていたのも、その絵でした。

 

つまり、私がこのブログを書くきっかけとなったのは、ピサロの絵でした。ピサロについては、稿を改めて書きます。 

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ゴッホ展―空白のパリ時代を追う

2013-07-05 09:31:13 | 文化

          

 

ゴッホ展ー空白のパリ時代を追う」を見てきた。一昨年の「フェルメール展」の時は迷わずに行ったのだけれど、今回は行くかどうか、迷った。ゴッホは見飽きたので、あまり気乗りがしなかった。オランダの風景画とかバルビゾン派の風景画の展覧会ならぜひ行きたいのだが。写実を基本とした風景画の素晴らしさを理解するようになって以来、私の絵画趣味はその分野に長くとどまった。

 

ゴッホも弟テオへの手紙の中で「オランダの昔の画家たちの素晴らしさ」について語っている。それなのに、彼は写実の伝統から少し離れ、彼独自の「個性的」な絵を描くようになった。そしてその「個性」こそが彼の絵を際立たせた。少し変わったその絵の中で、「並々ならぬ何か」が語られていることに、多くの人が気づいた。彼の死後、彼の絵は世界中の人に愛されるようになった。私にとっても、ゴッホは、最初に好きになった画家の一人である。

 

しかし、現在の私は、彼の絵の中でも、あまり個性的でなく、表現が控えめで、伝統的・写実的な作品を理想としている。たとえば、「跳ね橋」である。

 

今回の「ゴッホ展」に、私の分類によれば「跳ね橋」系の作品が、五-六枚ほど展示されていた。私は、その数枚の絵を見て非常に感動した。

 

ゴッホは「後期」印象派的な作品を多く描いたが、印象派以前のバルビゾン派的な絵も描いていた。それも、そうした系統の作品として最高のものを。

 

 

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