ここ、数年の練習でやっと実感出来たことがある。
それは、なんとなくやっている練習には意味がないということ。
言葉では理解していても、現役の時はその練習量の多さになんとなくやってることも多く、それでも、その練習量でそれなりに力はついていった。
一度、水球どころか水泳というか、プールに入ることからさえ足を洗い、
子どもの運動会で走れば筋肉痛になるという一般的なお母さんをしていたわけだが、
そこから、一念発起し、再び水の世界へ突入。
10年以上ぶりにプールに入り行った練習は、ジムでのマスターズクラス。
45分、1500mほどの練習で、その後は腕も足もプルプル震え、なんとも言えない倦怠感にお襲われたのが、ついこの前のようだ。
現在の練習は、わずか1時間弱。
いろんな事情で、30分ほどしか出来ない時もある。
それでも、必ず、泳ぎに行くようにしている。
短い時間での練習。
ただ、なんとなく距離を泳いでいるだけでは、現状維持がいいところ。
加齢による衰えの方が勝ってしまうかも・・・
何をどうしたいかを考えて泳ぐ。
自分に足りないところを意識して練習する。
それを実践で確認する。
その作業の繰り返し。
目的を明確に、意識して練習をすれば、何倍もの効果がある。
中学生・高校生に自分でそれを意識しろというのは、ある一部の人を除いては難しいわけで、
そこに導いてやるのが良い指導者ではないか。
大学生・社会人になって、自分でそれが出来るように練習の仕方を教えていく。
ただ、なんとなくやる練習ほど、もったいないことはないと、今になって実感できる。