峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

インドネシア語とアラビア語

2011年07月27日 | インドネシア語

 インドネシア語の中にはアラビア語の単語がたくさん入っている。人口的に見れば世界最大のイスラム教国であり、宗教のつながりからイスラム圏で使われているアラビア語そのものがインドネシアの「国語」となってもおかしくはなかったが、様々な事情でそうはならなかった。

 単語ではインドネシア語のkitab(キタブ=本)、majalah(マジャラー=雑誌)、wajah(ワジャー=顔)、kursi(クルシ=椅子)などはアラビア語と全く同じである。調べれば、おやっと思う語が次々出てくるはずだ。アラビア語を理解するインドネシア人もけっこう多い。

 かつての宗主国・オランダが「言葉の支配」をしなかったのか、できなかったのか。南米諸国がスペイン語化された歴史とは大違いだ。広大な島国であり、多くの地方語をかかえながら、マレー語を主体にしたインドネシア語を“統一国語”にした。今、英語の影響も増しているが、もう言葉が“占領”されることはないだろう。


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 増えた音、減ったもの | トップ | 「銀」 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
nice (Juicy Couture flip flops)
2011-08-02 13:47:38
I decided a little while ago to do what I can to make sure that what little privacy I have left is completely in my control.

コメントを投稿

インドネシア語」カテゴリの最新記事