アルファの農的生活

自然農でおいしい米作りをしよう!

11月10日作業報告 稲刈り

2007年11月25日 | 07年活動記録
 11/10(土)に行われた農園企画「アルファ」の作業報告です。今回で4回目の稲刈り。ところが朝から大降りです。6時20分にもとこさんから電話をもらって「やりますか」と聞かれて、「やりましょう」と答えました。

日時 : 2007年11月10日(土)
場所 : 埼玉県日高市 (最寄駅:狭山市)
参加者 : 20名 もとこさん、ひろき(コーマー)さん、なが、まさきさん、りぼんさん、ざっきーさん、まさゆきさん、みずさん、まゆみさん、あやっちさん(初)、えりなさん(初)、のりおさん(初)、ゆういちさん・ゆりこさん・そらくん(3歳)ご一家(初)、ひろきさん(2回目)、たけおさん(初)、こうぞうさん(初)、よしきさん(初)、よしのりさん(初)


 9時に駅に集合して農園まで移動。雨のため若干のキャンセルが出ましたが、それでも20名近い人たちが集まってきてくれました。
 アルファは本来はお天気には恵まれています。天気予報が雨でも作業をしてみたら降らなかったことは何回もありました。今までの4年間でで本降りになってその中で作業をしたことは一回しかありません。でも今回はそのときの経験が生きました。
 たとえ雨が降っていても上下の合羽を着ていれば普通に作業ができます。集まってくれた人に身支度してもらって作業に出かけました。

 


<田んぼにて>

 最初にもとこさんが稲刈りの方法を実演しました。鎌で刈って、何束か束ね、そして藁を使ってしっかり結わえます。



 先ずは皆さんに稲刈りをしっかり体験していただこうといっせいに刈ってもらいました。
 高い方の田んぼから刈っていきました。一本の稲束が細いです。今回はあまり生育がよくなかったみたい。

 

 稲を刈るとその下から出てくる地面は他の雑草がびっしり生えています。隣の慣行農の田んぼの泥の地肌と比べると大きな差があります。

 

 雨が降っても上下の合羽で作業はできます。しかし雨で体が冷えると疲れやすくなります。それだけを心配していましたが、作業のおかげで体はぽかぽかして全然支障がありませんでした。

 人数が多いので早いこと。午前中だけで2畝、半分くらい刈り取ることができました。
 はざを一つつくってそこにかけられるだけかけて午前中の作業は終了しました。

 



<お昼>

 ハウスに戻って食事です。ここで帰る人と今から来た人がいました。
 ここで感想も少し聞けました。雨の中の作業でしたが、思いの外に楽しめたようでよかったです。いろいろな人の趣味とか特技とかの話も聞けました。


<田んぼにて2>



 午後の作業を始めてからやがて雨も上がりました。


 

 残りの稲を刈っている間にはざをつくりました。ところが新しくつくったはざに稲をかけていたらいきなり崩れました。稲の重みで古い材木が耐えられなかったようです。

 

 組み直して、また新しくつくったはざにはしつこいくらいにつっかい棒を入れました。

 

 はざ用の材木がなくなって竹を取ってきてもらったりもしました。

 途中で休憩してもとこさんがハーブティーを振舞ってくれました。人数が多くなったのでポットを大きくしたのだそうです。合羽の下をはいているので座っても大丈夫。田んぼの溝に腰を下ろしていただきました。

 今年もはざは三つ。できたはざに雀よけの網をかけてしっかり結んで作業終了です。

 

 15時半には終わって記念撮影までできました。




<畑にて>

 田んぼからそのまま畑に向かいます。大体は稲刈りが終わったらもうそれでお仕舞いで畑どころではないのですが、これだけ余力が残ったのは初めてのことです。

 畑では10月に有志の人が来たときに種まきしたものが成長していました。
 カブは小さいながらもしっかりと育っていました。
 小松菜は虫食いながらもなんとか葉っぱがあります。去年やったときは茎しか残らなかったのでこれでもたいしたものです。
 来た人でカブ一つずつと小松菜をほしいだけ収穫しました。
 次回はこれの残りとサトイモも収穫します。

 


<その他・感想>

・雨の中の稲刈りに踏み切るには勇気がいりました。それでもそうした決断をしたときに集まってきてくれた人たちは輝いて見えました。雨の中で作業ができること自体も財産ですし、そうして集まってきてくれる人がいることも財産です。

・今年の収穫は今ひとつだった感じです。田んぼを単純に大きくしたために高低差ができて、高いところの田んぼに水が少なくて成長が阻害されていました。来年はもっと水の管理を気をつけないといけません。

・毎回隔年で豊作と凶作を繰り返している感じがあります。経験から学ぶといっても、成功経験に安心するとすぐに予想外のことが起きてうまくいかなくなります。難しいことです。

・初めて来た人たちは稲を刈る「ざっく」という音や、田んぼの雑草、そしてカエルやバッタ、ザリガニなどの動物も楽しんでくれました。私たちにはもう当たり前のものですが貴重な環境ですね。

・その反面あのあたりも随分と宅地化が進んできて、田んぼの背景に大きな建物が建ちかかっているのにはびっくりしました。今までは鉄塔しかなかったのに。




<今後のスケジュール>
 次回は12月1日の予定です。脱穀して新米ならぬ今米をその場でいただきます。

なが

コメント
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