多聞 きもの手帳 <男の着物日記>

男の着物、和服で外出、着物関連図書、その他いろいろ

「男の衣裳箪笥」

2007年07月22日 | 男のきもの図書室
「男の衣裳箪笥」 古波蔵保好 新潮文庫 昭和48年(1973年)に出版された男の服装に関するガイドブックである。 この中に「和服」の項目がある。著者は沖縄出身の新聞記者/評論家で、1910年生まれだから池波正太郎や立原正秋よりだいぶ年上である。 以下引用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とにかく、キモノを着ているというだけで、「ことさらに日本趣味を . . . 本文を読む

「秘すれば花」

2007年07月21日 | 男のきもの図書室
「秘すれば花」 立原正秋 新潮文庫 立原正秋(たちはら まさあき、1926年-1980年)は「早稲田文学」の編集長としても知られた小説家。 彼の随筆集「秘すれば花」の中に男の着物に触れた箇所があるので引用してみよう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 休日の午後などに散歩にでると、最近は若い男の着物姿によく出会う。たいがいウールの着物だが、たまに紺絣 . . . 本文を読む

「男のリズム」

2007年07月21日 | 男のきもの図書室
「男のリズム」 池波正太郎 「鬼平犯科帳」「剣客商売」などで今も人気を誇る作家 池波正太郎は、和服をよく着る文士としても有名だ。 本ブログでも以前「男の作法」という随筆を紹介したのだが、今回読んだのは「男のリズム」という本。 読んでみると、池波正太郎もずっと和服を着ていたわけではないことがわかり、とても興味深い。 ちなみに池波正太郎は1923年生まれ、本書が執筆されたのは1974年だから、年齢 . . . 本文を読む

「きもの噺」

2007年07月17日 | きもの図書室
「きもの噺」 くまざわ あかね 落語作家(落語家ではない)のくまざわあかねさんの着物随筆本。昭和初期の生活を実体験したことから着物生活が始まったという筆者の体験的着物生活入門だ。 文章が読みやすく挿絵もかわいらしいけれども、筆者の専門である落語に関係する話が意外と少なく少々物足りないかも。 . . . 本文を読む