あなたたちが日本の広告を変えていく。

2009年12月27日 | 誰が日本の広告を変えていくのか
2007年
2008年
と関西インターネット広告懇談会の模様を上げてまいりました。

今年は不肖、私が中締めの挨拶をさせていただきました。

80人近くの若い同業の方たちを前にお話をさせていただく機会を恵まれて、少なからず興奮していた私は、思うことがうまく言えなかったと思いますので、ここに記述する次第であります。

ここで、格言を言います。

「広告は、効果である。」

広告業界の先輩たちは「広告は満足度である。」とか、「広告は絆である。」とか「エモーション」とか言うけれど、あくまで広告は効果なのです。

広告は、いうまでもなく、企業がお金を使う経済行為であって、企業の経済行為は「投資」とか「原材料の仕入れ」であるのです。
当然、「ゲインを期待しない投資」や「売れもしない仕入れ」は企業活動として、ありえないものであります。

広告活動もそれによって企業に利潤をもたらさないものは「失敗」であって、私たち広告業に従事するものたちは「広告効果=企業利潤」という、当たり前の事を忘れてはいけないのであります。

振り返れば、ネット広告業界にいらっしゃるあなたたちは「広告は効果」という言葉が当たり前のことであり、だからこそ、メディアと広告業界が大きくその姿を変えていくこれからの環境で、彼方たちは間違いなく日本の広告を変えていくことであろうと、確信を持って感じているのであります。

中締めの挨拶をさせていただくことになりました。

一般に「一本締め」でこの場を〆るのが常識でありますけれど。「締めている場合ではありません。」

今日は「えい、えい、おー」の雄たけびを上げたいと思います。

今年のキーワードは「Heal the World」です。

この地球のために

愛する人たちのために

そして、なにより、この自分のために

来年もがんばるぞ

エイ
エイ
オーーーッ!



あわてんぼうのサンタクロースの息子

2009年12月23日 | 小説:人生はコーヒールンバだな

「いやいやいや、、こりゃぁ、まいったね。」

その晩、玄関を開けると立っていたのはサンタクロースだった。

「まいったって、あなたはサンタクロースさんですよね?」

サンタクロースは、何を聞くのだと言う顔で言った。

「そうぢゃ、間違いなくわしはサンタクロースぢゃ」

「なんでサンタさんが今頃、僕の家にいらっしゃるのですか。今日は12月も30日ですよ。クリスマスはとうに終わっちゃてるじゃないですか。」

サンタは困った顔で答える。

「そこぢゃ!そこにこそ、わしの苦悩があるわけなのぢゃ。人生は苦悩の連続ぢゃな。」

サンタは白い髭をもじゃもじゃしながらつづける。

「ま、わしゃ、血筋が悪いというのか、身から出たサビというのか‥。おまえも知っておろう?"あわてんぼうのサンタクロース"という歌を。」

僕は軽くうなづく。

「そうか、有名な曲ぢゃからな。あの歌に歌われたサンタクロースこそ、わしの親父なんぢゃ。親父は勘違いをしてクリスマスより早く地球に来てしまったのだな。ま、あの時はとりあえず踊ってごまかして、また来るからとか言ってその場をとりつくろったのぢゃが。寝坊をしちまったワシはそうはいかん。なにせ今日は今年もあと一日しかない、という日ぢゃないか。いやぁ、まいったまいった。まいりすぎて笑っちゃうよな、ぐふふ。」
このサンタ、相当の楽天家のようだ。

僕は、気の毒なサンタさんを慰めようと思って、言う。

「サンタさん、だいじょーぶですよ。ほら、この僕は一人っきりのクリスマスを過ごしたんで、サンタさんが来ることも無く、もちろんプレゼントなんかもらっていないから、今、それをもらえるんなら、とっても幸せになるし、サンタさんもお仕事がちゃんとできるじゃないですか。」

サンタさんは顔をぱっと明るくして答える。

「おぉ、そうぢゃな。おまえはなかなか優しい心持ちの男ぢゃな。」

「そんなこともあろうと、ちゃんとプレゼントを持ってきたぞよ。」

僕は嬉しくなって言う。

「プレゼント!こんな僕にもサンタさんからプレゼントがもらえるんだ。なんですか?僕へのプレゼントって。」

「サンタさんは振り返って背中を見せて肩越しに振り返り、微笑みながら言う。」
そこには、ダイソンの最新鋭ハンディクリーナー、DC31(リンクはアフィリエイトではありません)が渋く光っていた。


「これぢゃ、そう。掃除機じゃ!」

僕は、三歩ほど、ドン引きする。サンタさんはニコニコしながら続ける。

「な~にをびっくりしておる?掃除機ぢゃぞ。いまおぬしに一番必要なのは掃除機ぢゃろぅ?もう明日は大晦日ぢや。新年は身体も家もきれいにして迎えんでどうする?したがって、掃除機を持参したということぢゃ。」

「でも、掃除なんて、めんどくさいし。別に部屋が汚くても新年を迎えることが出来るし。」

「な~~~~にを言っとるんぢゃ。そんなことぢゃからその歳になっても嫁の一人も来んのぢゃ。」
サンタさんは赤ら顔をさらに赤くして僕を叱責する。

「いや、嫁は一人で十分なんですけど。」と胸の中でつぶやく僕。

「しかたがない。わしがこの掃除機を使って、掃除の極意をおまえに伝えるとしよう。どうせ、これからサンタ村に帰っても、サンタの連中はクリスマスの配達疲れで、酒をかっ喰らって寝込んでるだけぢゃろうからな。さ、一眠りしたら明日は徹底的にこの部屋を掃除するぞ。ささ、もう、風呂入って寝れ。」

そんなわけで、その年の大晦日、僕はサンタさんと一緒に大掃除をして、晩御飯にはケンタのフライドチキンを食べ、紅白歌合戦を一緒に見ながら新年を迎えたのでした。

掃除機があろうがなかろうが、大掃除だけは、してくださいね。

merry christmas!

Awatenbou no Santa Claus あわてんぼうのサンタク



和歌山県:下津港

2009年12月20日 | 人生は旅である。
和歌山県海南市下津町内の下津港は、紀伊国屋文左衛門が江戸に向かって船一杯の蜜柑(みかん)を運んだ船出の地であります。

今日は冬らしい天候でありましたが、温暖な和歌山の明るい日の光の中、海が輝いておりました。


<PhotoData>
機種 : GR DIGITAL 2
変更日時 : 2009:12:20 13:30:05
露出時間 : 1/1520秒
レンズF値 : F11.0
露出制御モード : プログラムAE
ISO感度 : 100

阪神なんば線:九条西高架

2009年12月13日 | 地下路線の出口
阪神なんば線の西九条駅は、とても高いところにあります。
何しろ、JR西九条駅が高架の駅で、さらにその上に阪神なんば線西九条駅がありますから、結構な高さです。
そこから、南東に向かって400メートルほどの安治川をこえると、一気に九条の地下駅に向かって下っていきます。

近鉄の関連公式サイトによりますと、この勾配は40パーミルに達するということです。
この駄blogの1ジャンルであります地下路線の出口でもご紹介しました、日本の近郊私鉄屈指の急勾配路線の神戸電鉄のそれが最大50パーミルといいますので、結構な勾配といえるでしょう。

そして、この高架線は騒音対策もあってU字型のがっちりとした壁に囲まれています。とても、地下線から出てくる列車の写真は気軽に取れる状況ではありません。

ということで、今回は、このU字擁壁にはめ込まれた樹脂部分からほんのりと見える列車を撮影してみました。たんなるいいわけですが