香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草94:民俗系ホテルと防煙マスク

2006年03月29日 16時40分42秒 | 【中国】
中国へ旅行する場合に問題なのが、滞在先のホテル選び。
どういうホテルを選ぶかでそれこそ、その旅行自体がものすごいものになるってしまう可能性が大なのでここは慎重に選びたいものです。

まず、中国のホテルは大きく分けて「外資系」と「民族系」に分れます。

外資系ホテルは皆さんにおなじみのシェラトンホテルやセントレジスホテルなどのブランドを有する米スターウッド系やインターコンチネンタルホテルズグループなど大手のホテルチェーンで、中国における5つ星クラスの高級ホテルでは、なんと7割がこうした外資系のホテルで占められています。

じゃあ、外資系ホテルを選んでおけば安心♪というと、そうともいえません。

世界に名だたる外資系ホテルであっても、北京や上海などの超大都市を除いてはおよそその名前からは程遠い施設&サービスであることも珍しくありません。
というのももともとあった民族系のホテルを外資系が居抜きで買い取って改修&運営している場合も多いのと、従業員もそのまま引き続き雇用している場合が多いため、名前は有名なホテルチェーンの「○○ホテル」であっても、中身はお粗末というケースがあるようです。

ただし、北京や上海などの大都市にあとから進出してきて外資系が建てたホテルなどはハード面はもちろん、サービス面でもだいぶ向上してきているようです。
なので、まあ大都市ならば外資系ホテルを選んでおけば、普通にまともなホテルライフがおくれるでしょう。ただし値段は中国国内とは思えない、国際レベルのお高さですので出費の程は覚悟しましょう。

それに対してリーズナブルかつ危険度大なのが「民俗系ホテル」
「民族系」というのは中国資本のホテルをさします。
目安としてはホテルの名前に英語が入らず、「△△飯店」「○○賓館」などの場合、民俗系のホテルの可能性が大です。特に「賓館」はほぼビンゴで民俗系でしょう。

民俗系のホテルの場合、フレンドリーなサービスや洒落たおいしい洋食などは期待してはいけません。そのかわり普通では考えられない体験ができる可能性は大ですのでそれに期待しましょう(笑)

さて、民俗系のホテルにはいくつかの特徴があって、不思議と大体どこでも似たようなつくりになっています。

1)電気を節約しているのか外光のみで、昼間入ると薄暗い雰囲気のロビー&フロント

2)白またはベージュの大理石をベースに木を使ったフロントまわり

3)とりあえずお約束の赤くめでたい飾りor木か石でできた置物系を配置

4)部屋のじゅうたんは深緑や赤など濃い色も多い

5)インテリアにマッチしていない自己主張の激しい柄のベットカバーやシャワーカーテンがある

6)お湯が出ない、備品が壊れている等はごく日常的な出来事

7)朝食バイキングは基本はコテコテ中華。洋食はお粗末。

試しにランダムに民俗系のホテル写真を並べてみると良く分かります。
ホテル選びの参考にしてみてください。


深セン フェリシティホテル


中山温泉ホテル


広州 麗江明珠酒店


桂林 桂湖酒店


恵洲 西湖賓館

<おまけ>
民俗系ホテルでも高級クラスのホテルには防煙マスクなどを配備している所も多いのですが、不思議な事に広東省のホテルのあちこちでみかけるのがこのマスク。



…なぜにそんなにオドロオドロシイの?!
なんかものすごく怖いんですけど。


これを見るたびに不安に襲われるのは私だけでしょうか?
どうかこれを使う事態にだけは遭遇したくないものです。

広東省の民俗系ホテルに滞在した際はぜひこの防煙マスクを探してみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草93:バウヒニアでお花見気分

2006年03月28日 17時32分36秒 | 【香港】見る
東京は桜がそろそろ満開でしょうか?

香港では一応四季はあるものの非常にゆるやかな為、感覚的には長い夏と短い冬、間にさらに短い春と秋があるといった所でしょうか?

日本のように桜がさいて、セミが鳴いて、紅葉があって、雪がふるといった分かりやすい変化に乏しい為、気がついたら急に暑くなっていたり、寒くなっていたりします。
住み始めてすぐの頃にはまだ季節の移り変わりが良く分かりませんでしたが、最近では市場に出回る野菜の種類などで季節の移り変わりを感じるようになりました。

実際には11月頃から咲いている花なのですが、日本が桜の季節になると、不思議に香港でも目に付く花に「バウヒニア」があります。

1997年に香港がイギリスから中国へ返還された際、行政旗のシンボルデザインとして使われているものが「バウヒニア」で、熱帯から亜熱帯にかけて分布するマメ科の植物です。

別名、ホンコンオーキッドツリーとも呼ばれ、ハート型をした葉と鮮やかな花の色が特徴です。

写真のような濃い赤紫の花もあれば、こんなうすいピンクや白など多数の種類があります。
特に薄いピンク色の花が木々いっぱいに咲く様子は桜を思い起こさせるものもあり、在留邦人の間では「ホンコンサクラ」などと勝手に名づけたりもしているようです。




香港の日本人墓地には本物の桜(河津桜)があるのですが、暖かい気候のせいか、春というよりは、冬の1月頃に開花する為、お花見するにはちょっと時期があわないんですね。

ということで、満開の薄ピンク色のバウヒニアを桜に見立て、お花見気分で散歩してみるのもいいもんです。



香港のバウヒニアが見れる場所についてはこんなサイトがあるので参考にしてみてはいかがでしょうか?
香港バウヒニア サイト(英語)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草92:春回堂と回春薬の関係

2006年03月20日 12時06分58秒 | 【香港】ありえないもの
「春回堂」という名を聞いて「あ、あそこね。」とピンと来たあなた。あなたはかなりの香港通です。
「ニヤリ」としたそこのあなた、今な~んか違うこと考えましたね?

何を隠そう、春回堂は中環(セントラル)にある、歴史ある由緒正しき「涼茶スタンド」で、涼茶(リョンチャ)という漢方薬をベースの健康茶を提供し市民の健康をサポートしている、まっとうなお店です。
でもこの名前のせいか、違うものを連想される方も多いようで…。

そこで、今回はまっとうな「春回堂」の涼茶のお話ではなく、「回春薬」の方のお話。
(「回春」つまり若返りの事なのですが、ここでは一般的に使われる回春薬=精力剤・強精剤とお考え下さいませ。)

フリーポートの香港では電気製品から医薬品まで世界中のありとあらゆるものがム関税で輸出入されているのですが、中でも漢方をベースとした怪しげーな薬もそれはそれはもうワンサカ。

時々、といってもごくまれにですが、お客様からのお問い合わせで「こうした類のものを購入したいのだけれど、どこで売っているの?」とか、「香港で有名な◎◎△の薬って本当に買えるの?」とか聞かれる場合があるので実際にいろいろ調べてみたところ、これがまたすごいのなんのって。


あまりのすごさにこれはやはり紹介するしかないだろうと今回思い切って記事にしてみました。(私の個人的趣味や需要ではございませんので念のため。)

まずこの手の回春薬はパッケージ&商品名からして怪しさ爆裂

例えば「巨人倍増」
分かりやすくていいといえばいいですが、いくらなんでもそのネーミングセンスはどうなのよ?


他に「威龍」なんてパッケージがこれですもん。(笑)

絵、ヘタすぎ…。つまりこれを使うとパッケージのような効果があるということなのか?ってパッケージ見る限りでは効かなさそうなんですけど。(笑)

他にも、名前を見ているだけで笑っちゃうような商品名が炸裂。
「狼一号」
「超級猛漢」
「撃天柱」
「金槍不倒」
「蔵秘男宝」
「三鞭宝」
などなど。
その他もうとてもここでは書ききれないほどの多種多様なものが沢山。
製品の中になぜか「チベット(西蔵)製」が目立ちますが、そんなにチベットってそちら方面ですごいのでしょうか?

さらに香港で売れているらしいのが
「58小時轟天炮」
「神龍丹」
「海狗丸」


「58小時轟天炮」なんて58時間も轟いちゃったら大変でしょうに…。でもこれ、2002年に香港で発売されて以来人気だそうで、ワトソンズやセブンイレブンなどで売れているらしいです。

中でも香港産の強精剤として有名なのが「海狗丸」。1822年に創業の漢方薬の老舗「馬百良」産のものが一番有名なようですが、「海狗丸△△」などと類似品も多数でているようです。
(下記写真は類似品。オットセイの顔がコワイ…。)


ま、漢方で言う所の強精剤の成分といえば「動物のナニ」が多いのですが、なかでも「三大ナニ」は「鹿・羊・オットセイ」だそうで、こうした強精剤には必ずといってこうした成分が入っています。
あとは薬用人参やタツノオトシゴやトカゲ、その他滋養強壮に良いといわれる漢方などが主成分のようです。

基本的にこうした薬類は麻薬や毒物やワシントン条約に違反する成分(虎、サイ、豹、サイガアンテロープ、ジャコウジカなど)が含まれていない限り、個人輸入として日本への持ち込みが可能ですが、それ以外は持ち込みできません。医薬品の場合は2ヶ月以内の量に限られます。
ただし、個人輸入の場合は薬事法の規制を受けず個人の責任において輸入しますので、製品の安全に関しては十分注意が必要です。

実際にここにあげられている一部の商品でも「シルデナフィル」という成分が検出されており、このシルデナフィルは頭痛やほてりなどの副作用を引き起こすとして厚生労働省や都道府県が要注意の商品として商品名を公表しています。

きちんとしたものには香港の研究機関の成分分析証明書が添付されていたりしますが、どこ産のものか分からないものや、詳しい成分表記のないもの、なげやりな取扱い説明書がついているものなどは要注意です。
香港のみならず中華圏では薬のニセモノも多数存在していますし、場合によっては命に関わりますので気をつけて下さいね。

「香港の回春薬」という響きは何やら特別な効果が期待できそうですが、やはり安全性の観点からは、できれば「見るだけ」で楽しむか、実際に漢方薬剤を煎じて飲む程度にとどめておいた方が安全です。
こうした回春薬は尖沙咀や尖東あたりの薬局のショーウインドーなど目立つ所に必ず飾ってあります。
機会があればぜひ見てみてください。
けっこう笑っちゃうパッケージデザインのものとかありますよ。(苦笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草91:ペニンシュラホテルと風水

2006年03月18日 11時55分36秒 | 【香港】風水・縁起
アジアのみならず世界的にも大変有名な「ペニンシュラホテル香港」は「東洋の貴婦人」と言われ、世界中のVIPに愛されている超高級ホテルです。
2007年には東京にも進出するようで、未だその勢いは止まりません。
もちろんホテルの名声を支えているのは、すばらしい建物とそれを支えるスタッフなのですが、その他の要因として「風水」が挙げられます。

そこで今日はそのペニンシュラホテルと風水にまつわるお話。

ペニンシュラホテル香港は1928年に開業し、開業当初は現在のようなタワーはなく、本館のみでした。(写真)



位置的には九龍半島の尖端にあり、龍脈のエネルギーが集まることに建っています。ネイザンロードも龍の気を伝える龍脈の役割を果たしますのでさらに条件が良いことになります。さらに、ペニンシュラホテルの背後には山、正面には海が開けており、風水で言うところの「背山面水」という最高の吉相地に建っているわけです。

1928年の開業後、一時経営が振るわなくなって来た時に風水師に相談した所、周辺環境の変化により龍脈のエネルギーが乱れているから、龍脈のエネルギーを強める為に北の玄武(山)の代わりとしてツインタワーを建てた方がいいと言われ、1994年に現在のタワーが増築されたとも言われています。これによりペニンシュラは再び栄えたとか…。

(現在のペニンシュラ本館&タワー)



さらにツインタワー建設以前にも風水がらみでおもしろい話があります。
ペニンシュラホテルの正面に道路を挟んで「スペースミュージアム(香港太空館)」<写真>が建設される際、プラネタリウムとなる半球状のスペースシアターが物議を醸しだしました。


1つは「この丸い珠はお墓の土饅頭をイメージし、ペニンシュラホテルの気を奪うから良くない」という説、そしてもう1つは「この丸い珠は龍が持っている『宝珠』の象徴なので、逆に龍のエネルギーがホテルに集まってくるので良い」という説。

前者の香港太空館がペニンシュラにとって風水的に良くないという説を裏付けるかのような1つの噂が存在しています。(あくまでも噂です、念のため。)

ある日、ペニンシュラホテルのドアマンが次々と病気になったことがあり、原因はお墓の土饅頭をイメージする太空館を1日中眺めているからだという噂がたちました。ホテルがこの噂を信じたのかどうか分かりませんが、正面玄関の両脇に中国の神様の絵を配置した所、スタッフの病気がピタリと止まったとか止まらなかったとか…。
地味な絵なので分かりづらく、一見「単なるデザインだ」と言われてしまえばそれまでかもしれないものが、風水都市香港だと「さもありなん」と急に真実味を帯びてくるから不思議ですよね?

そして、香港太空館がペニンシュラにとって風水的に良いという説についてはかなり無理やりな理屈が「ペニンシュラのトリュフチョコレートが丸いのはこの龍の珠をイメージしているから」というもの。
これはなんか名物のトリュフチョコレートを無理やり買わせようとしているとしか思えないのですが(苦笑)
こちらはちょっと嘘くさいですね。
でも結果的にはペニンシュラホテルの経営状況は大変良く、あながち太空館の存在は悪いという訳でななさそうです。

今一般に広く知られている説としては「香港太空館」は龍の珠をイメージしており、龍のエネルギーがここに集まるのでペニンシュラホテルは繁栄していると言う説のようです(笑)ま、当然といえば当然ですけどね。
香港で観光の際にはガイドが必ず紹介するウンチクの1つだそうです。

ホテルが公式に発表したものではないので、あくまで噂の域をでないのですが、何らかの風水的な意図をもって建設されているのは明らかで、館内デザインなどにもさまざまな風水的な配慮がこらされているといわれています。

1941年にはイギリスの香港総督が日本軍に降伏を申し入れ、42年3月までは日本軍の総司令部が置かれていたという暗い歴史の一面や、その後香港が体験したSARSなどの厳しい状況を経て、今なお香港のホテルの最高峰として君臨するペニンシュラホテル。風水パワーは今後どんな形でペニンシュラに取り入れられ、陰から支えていくのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草90:香港で一番高いビル

2006年03月14日 13時45分38秒 | 【香港】見る
昨日の世界一は今日はもう違うかもしれない。
そんな熾烈な競争が技術革新の場ではもちろん、あらゆる場面であるわけですが、建築関連でも熾烈な「世界一競争」は続いています。

ビルの場合、何の世界一かといえば、もちろん「高さ」の世界一でしょう!

現在の世界の高層ビルトップ5

  1. 101タワー(台湾:台北)101階建 509m
  2. ペトロナスタワー(マレーシア:クアラルンプール)88階建 452m
  3. シアーズタワー(アメリカ:シカゴ) 101階建 442m
  4. ジンマオビル(中国:上海)88階建 421m
  5. 2IFC(中国:香港) 88階建 420m


となっており、香港の「2IFC(ツーアイエフシー)」ビルディングもなんと、世界の高層ビルのトップ5に入っているんです。
(写真でも一目で分かるように右端のノッポのビルがそうです)


それにしてもよく見ると華僑の勢力が強い所は、高さが違えど何故か88階建てが多いですね。
これも香港徒然草44でお伝えした通り、縁起の良い数字が関係しているからのようです。
(2IFCには4,14,24,34,44,74,84階が存在しません。54階と64階は設備室として存在はしていますが、実際に一般開放されているわけではありません。ついでに西洋的概念も考慮して13階もないです。)

この2IFC、2003年に完成し、現在では香港のランドマーク的存在ともいえます。
でも、あまりに目立つので、夜景写真にこのビルが入っているかどうかで使っている写真が古いか新しいかバレバレになってしまい、情報作成側としてはちょっと困ったりもします。(苦笑)
ガイドブックの香港島の写真が古いか新しいかを判断するのに便利です。

<2IFC の出来る前の香港島の景色>



<2IFC が出来た後の香港島の景色>


ね、すぐ分かりませんか?

さて、「2IFC」を数字で見てみると、延べ床面積18万1310平米、総事業費 30億HK$(≒日本円で450億円)、使用したコンクリートが50万立方メートル、鉄鋼は3万8000トン。窓ガラスにいたってはなんと!1万1000枚!

そして、使用しているエレベーターの数、なんと63台。
コンピューター制御により待ち時間は30秒以下に調整されているとか。

なんといってもすごいのが、この建物、海岸沿いの埋立地に建てられており、最大風速64mまで耐えられるように計算されているものの、地震対策は0(ゼロ)。
いくら香港が地震が皆無に等しいとはいえ、すごすぎる…。
これなら姉歯元建築士だって建てられそう。
でも、ちょっとまてよ。
昨年アメリカに甚大な被害をもたらしたハリケーン「カトリーナ」の最大風速がたしか、78m。。。

げ。
地震が来なくても、最大風速64mしか耐えられないんじゃカトリーナ並のハリケーンが来たら一発じゃん…。

残念ながら2IFCはオフィスビルの為、台北の101タワーやマレーシアのペトロナスタワーのように展望台があるわけではないので、上からの景色を楽しむことはできません。あくまで遠くから眺めるのみです。
裏の別な楽しみ方は平日の昼に「フォーシーズンホテル」のプールサイドからこの2IFCビルを眺めて、あくせくと働く人たちを尻目にのんびりするというイヤミなものもあります。

現在、香港で一番高い、そして世界で5番目に高いこの2IFCも、世界で軒並み建築中の高層ビルが完成した後はそれほど高層でもなくなってしまうのですから、その前にぜひゆっくり眺めてみてください。

ちなみに現在世界で繰り広げられている「超高層ビル建築の戦い」では、UAE(アラブ首長国連邦)に建築中の「バージュ・ドバイ」が高さ800mを超え世界一の高さのビルとしてトップに君臨しそうですが、まだ正確な高さなどが公表されていないので、実際はどうなるのか分かりません。
果たして超高層ビルはどこまで高くなっていくのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草89:金キンキラキラ仏像光る萬佛寺

2006年03月11日 19時42分31秒 | 【香港】見る
香港は新界エリアの沙田に「萬仏寺」という寺があります。
香港島や九龍半島などの観光地からはやや離れる為、観光スポットとしては地味な場所なのですが、この寺がすごいんです。

何がすごいか?

なんてったって金ピカの仏像がそりゃもう500体。
しかも高さ1.7mのほぼ、人間と等身大の大きさの仏像が、幅1.5mぐらいの通路の両脇にずらーと迫ってくる。。。
それはそれは、もう迫力満点の寺院でございます。


沙田の萬佛寺は実は、1949年に作られたかなり古いお寺ですが、2000年あたりからこの金ピカに光る500羅漢像を作り始めたようで、現在の金ピカの仏像が見られるようになったのは比較的最近の事のようです。
500羅漢とは釈迦が涅槃に入る時に立ち会った位の高いお坊さん方のことで、香港や中国に限らず、日本も含め、多くの寺院で500羅漢の石像や仏像が作られています。
1体1体、表情が異なっており、中に必ず自分に似た羅漢様がいるともいわれています。
そういう観点でこの金ピカの仏像を見るのも楽しいかもしれません。

沙田の駅を降りて徒歩7分ぐらいで、萬佛寺へと続く細い山道の入り口に到着します。
ここからはひたすら階段をえっちらおっちら登らなければなりませんので、スニーカーなどがおすすめです。
実は萬佛寺の手前にエスカレーターまである立派なお寺があり、ともすると「これが萬佛寺?」と間違って入りそうになりますが、萬佛寺への道はそのお寺のわき道から山道を登ったところにあります。
途中民家の側の道を抜けたり、猿が出たりして不安になるかもしれませんが、大丈夫。
上を目指して登りましょう。

途中の道すがらにはこんな方々がお迎えしてくれます。

「ひとつあれですな。」「…。」


「ふっ、オレ様ってば渋すぎるぜ。」

階段を登る事およそ15分で頂上のお寺に到着です。


この本殿には約1万体の仏像が安置されているといわれ、この萬佛寺の名前の由来もここから来ています。
本殿のそばには18羅漢の像が祭られていて、これまたそれぞれが大変ユニークです。

こーんな羅漢様や

「眉毛がポイントでごじゃりまする。」

あーんな羅漢様も

「お、あんた足長いね」 「そう?」 

実は、この本殿のあたりはアンディラウとトニーレオンが主演し、日本でも話題になった映画「無間道(インファナルアフェア)」の冒頭シーンに登場しています。
「ああ、ここで黒社会の1員であるアンディラウが警察官になる覚悟を決めた所なのね」などとロケ地めぐりとして萬佛寺を見てみるのもいいかもしれませんね。

本殿をお参りした後は、せっかくなので本殿の裏にある極彩色の将軍様の像と観音様像を見ていきましょう。
近くの壁に書かれている将軍名の一覧から、自分の生まれた年の干支から守護神の将軍名を見つけてその名前を覚えてから見学に行きましょう。ふーん私の守護神はこれなのねと無事見つけられたら良く観察してくださいね。
でも自分の守護神の将軍がこれだったら、ちょっとショックかも。。。

目から手が出てるし。。。ある意味ではすごいスプラッター?

金ピカの仏像が両脇に並ぶ通路よりもさらに細い、幅1mもない通路の両脇に等身大の極彩色の将軍像が迫ってくるので結構怖いです。誰もいない中で佇んでいるとなんとなく側の将軍像からなにやら気配を感じないでも…。


将軍像の通路を抜けると「月溪法師」のミイラの安置してある建物があります。
ミイラとはいっても他の金ピカの仏像のように塗られてしまっているし…。何も金色にしなくても…。うーん。

十分鑑賞した後は来た道とは違うもう一方の道から帰るのが良いでしょう。
帰りもこんな方々が待っていてくれます。

「びっくりしたなー、もう」

上りと下りで全部で1時間もあれば十分鑑賞できると思います。
普通に鑑賞するには昼間が良いですが、チャレンジャーな方はどうぞ早朝と深夜に行って見てください。
薄暗い中にぼんやりと、両脇から迫り来る等身大の仏像はかなりコワイです(苦笑)

「ちょっとだけよ♪」

*お時間のある方は萬佛寺のサイトで500羅漢を全て見れますのでぜひどうぞ。
萬佛寺サイト 500羅漢の写真ページ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草88:香港ディズニーランドホテルのウエディング

2006年03月08日 11時33分05秒 | 【香港】なんでも
昨年(2005年)9月12日に開業した香港ディズニーランド。

ディズニーランドの開業と共に2つのオフィシャルホテル「香港ディズニーランドホテル」と「ディズニーハリウッドホテル」がオープンしました。

香港ディズニーランドホテルはフロリダのディズニーランドにあるホテルを踏襲した優雅なビクトリアンスタイルのホテル、そしてハリウッドホテルはハリウッドの黄金期の1930年~40年代をテーマにしたアールデコスタイルのホテルとそれぞれに特徴があります。

それぞれのホテルに関しては別の機会に詳しくご紹介するとして、今回のテーマは「香港ディズニーランドホテルのウエディングを検証する」です。

かつてブライダル関連の仕事をしていた身としては、やはり何かと気になるもの。
そこで、思い切って内容を検証してみました。

まず、基本知識として香港の結婚式のスタイルは事前に申し込んでおいた日に結婚登記所に2人で行き、ウエディングドレス&タキシード姿で役人の前で1組ずつ、婚姻届にサインをし、指輪交換をします。
クリスチャンでもない限り、日本のように教会式での挙式はありません。
そして大抵は結婚登記をした日の晩に披露宴が催されます。

本当は花婿が花嫁の家にお迎えに行くところから始まって、両家の両親にお茶を捧げるなどいろいろ細かな手続きがあるのですが、この際それは省いて披露宴だけにフォーカスしたいと思います。

まず、「香港ディズニーランドホテル」で用意されているウエディングパッケージ名は「フェアリーテールウエディング」となっています。
この中で金額に応じて「クリスタル」「エメラルド」「ダイヤモンド」と3つのパッケージが用意されています。

「クリスタル」HK$7,888+10%
「エメラルド」HK$9,388+10%
「ダイヤモンド」HK$10,888+10%

クリスタル→エメラルド→ダイヤモンドとパッケージ料金があがるにつれ、料理内容が良くなる他、入刀用ケーキの高さや装花が異なってきます。

こちらでの披露宴の基本はテーブル1卓(12名)あたりを基準に、食事や飲物、麻雀卓の使用料などがセットされているシンプルなものが多いです。
日本のように、やれメニューや席次表の印刷代だの、引き出物代だのといったものは含まれておらず至ってシンプルなのですが、

さすが強気のディズニー。
そんじょそこらのウエディングパッケージとは違います。

まず、基本パッケージにはドリンクを含ま>、ドリンクパッケージは別料金。

ドリンクパッケージは3時間のソフトドリンク、生オレンジジュース、ミネラル水とビールの飲み放題パッケージでなんと1卓HK$1680+10%(1人あたりHK$154≒2300)
これに赤白ワインを加えたら1卓HK$1980+10%(1人あたりHK$182≒2700)。

さらに、すべてのパッケージに「料理、結婚証明書、招待状、介添人、BGM」が含まれている他、入刀用ケーキやら新郎新婦の1泊宿泊招待、卓上装花など、まるで日本の結婚披露宴パッケージのよう!

別料金となるものに「ディズニーキャラクターの出演料」「生演奏」「プラン外の特別装花」「写真撮影費用」「映像機材一式」など。

ね?なんか、ますます日本の披露宴のようじゃありません?

それでもこのプランを発表した当時から比べると少し値段が下がったんですよね。
当初クリスタルがHK$8,888、エメラルドがHK$10,888、ダイヤモンドがHK$12,888でしたから1卓あたりHK$1000ぐらい値下げしたことになります。
さすがにあまりに強気だと思ったのでしょうか?(苦笑)

なんて思ったら、すっとこどっこい!
当初は「10卓から受注」となっていた受注条件を
いつの間にか「宴会場ごとにミニマムチャージ」を設定に変更!

「Sleeping Beauty Room(313.7平米)」の場合、なんとHK$200,000!!
日本円にして約300万円!!
「Cinderella Room(約903平米)」の場合だと、さらにドン!
なんとHK$550,000。日本円にして約820万円!!

この方式だと例えば、スリーピングビューティールームで最大収容数の18卓を設定したとしても一番安いプラン+一番安いドリンクパッケージを選ぶと最低消費料金のHK$200,000に足りないので、最低料金パッケージ同士だと実質使えないというカラクリ。うーん。。。

通常、香港のレストランで行う披露宴の相場が1卓あたりHK$3000台、香港ディズニーランドのウエディングプランは通常の相場の倍以上ということになります。
超お金持ちしかここで披露宴はできないという事ですね。

で、ここで実際に東京ディズニーランドオフィシャルホテル「ディズニーアンバサダーホテル」と香港ディズニーランドホテルで披露宴を挙げた場合の費用を検証してみます。
検証条件は香港ディズニーランドのウエディングプランに含むものと同じものを日本のディズニーランドのウエディングパッケージで挙げた場合で計算。

香港ディズニーランドではウエディングが可能なスリーピングビューティールームの場合でHK$200,000の最低消費料金設定がありますので、最少人数としても一番高いパッケージHK$10,888と一番高いドリンクパッケージHK$2,280を選んでも14卓、すなわち168名を招待しないとこの金額は満たせません。

よって168名で検証してみます!

*ディズニーアンバサーダホテル<日本>*
食事17,300円×168=2,906,400円
飲物4,600円×168=772,000円
席料1,200円×168=201,600円
入刀ケーキ+持ち帰り用ケーキ730円×168=122,640円
招待状500円×168=84,000円
メインテーブル装花126,000円
卓上装花(17卓で計算)8,400円×17=142,800円
介添え料15,750円
ジョーゼット15,750円
BGM(オペレーター費用含む)105,000円
しめて合計4,491,940円(≒HK$299,500)

単純計算、同じ内容でするなら、香港ディズニーランドホテルの方がHK$100,000すなわち約150万円お得ということになります。
実際は日本の披露宴の場合、上記の金額にやれ引き出物だの、席次表だの、贈呈花束だのと細々加算されますのでプラスで100万円から150万円はかかると思われます。

香港相場で比べると恐ろしく高い、香港ディズニーランドホテルのウエディングも日本のディズニーウエディングと比べてみるとお得感がでるから、アラ不思議。
というか、日本の披露宴が高すぎるだけかもしれませんね。

さすがに香港ディズニーランドホテルでは少人数ウエディングプランなどというものは出していないので、香港のディズニーランドホテルで披露宴をしたければ160名近くを招待しなければならない訳で、日本人が160人以上もの規模の招待客で香港ディズニーランドホテルへ行って披露宴をするのは実質は難しそうです。

あ~やっと結論に到着。長かった。

今回は文字だらけでごめんなさい。
何せ、ディズニーは「版権に関して非常に厳しい」ので、写真使用に関してもうるさいのです。ですのであまり写真がない点(特にキャラクターに関して)についてはどうぞご容赦下さいませ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草87:右ワニvs左ワニ

2006年03月05日 18時11分22秒 | 【香港】ありえないもの
この徒然草のカテゴリーでも「ありえないもの」というカテゴリーがありますが、香港と中国内ではかなりの頻度で「ありえないもの」に遭遇します。いろいろな「ありえないもの」があるのですが、その中でも比較的多いものが「パチもの(=偽物?モドキもの?)」でしょうか?

近年、中国における「商標権侵害」や「知的所有権侵害」は非常に深刻な国際問題になっています。
海賊版ソフトしかり、無許可でキャラクターを転用してオリジナルグッズを作る、はたまたオリジナルを微妙に変えて商標権侵害というにはビミョーなものなど枚挙にいとまがありません。

もうすでに香港リピーターの方や香港在住者には有名なので、今更めずらしくないかもしれませんが、香港で有名な「ありえないもの」の中に「右ワニ左ワニ」の対決があります。

右ワニ?左ワニ?と言っても、別に右翼のワニ、左翼のワニなわけではなく、右ワニ=右向きのワニ=ラコステ(LACOSTE)」左ワニ=左向きのワニ=クロコダイル(crocodile)」というどちらも「ワニ」をモチーフにした衣料ブランドの事です。

事の始まりはワニをモチーフした衣料品メーカーのラコステが本家本元として、同じくワニをモチーフにしてよく似たマークの衣料品を展開しているメーカー「クロコダイル」を北京で訴えた事から始まります。
大陸中国人の間ではラコステは「フランスワニ」、クロコダイルは「香港ワニ」として別のものとして認識されているようですが、ラコステ側としては力を付けてきたクロコダイル社を脅威に感じ「クロコダイル」はあくまでラコステのパチもので、本家ラコステのイメージを著しく傷つけると判断し、訴えた訳です。

ここでちょこっと「ラコステ社」と「クロコダイル社」についてご紹介。

ラコステは日本でもおなじみのフランスの衣料品メーカーです。1933年、テニスプレーヤーのジャン・ルネ・ラコステが自分のあだ名のワニをモチーフにして始めました。
ラコステ社のワニの特徴は右向きで大きく口を開け、全体としてずんぐりむっくりとしており、ウロコが写実的には書かれていない事、しっぽが半円を描くように曲がっていることです。

(本家ラコステワニ写真)


これに対し、問題のクロコダイル社は香港のメインボードにも上場している「鰐魚恤有限公司」が展開する衣料品メーカーで1952年創業。発行株式数が800万株、主に香港、中国、マカオ等に店舗を広げています。
このクロコダイル社が当初使用していたものがラコステ社のワニの向きを逆にしたものと似ていました。

(香港ワニ写真)


長年司法の場で争ってもなかなか決着が付かず、最終的に北京高級人民法院は2003年10月23日、香港クロコダイル社に対し、2006年の3月31日までに従来のロゴの使用をやめ、4月より新ロゴを使うことで両者が和解しました。
新しい「クロコダイル」のロゴはワニの色に緑色を使わず、ワニのしっぽは真っすぐにするなど本家ラコステのワニとはっきり区別できるようにしています。
でも、はっきりいって新しいロゴ、めちゃくちゃ怖いです(爆)
新ロゴはこちらから→香港クロコダイル社 ウェブサイト

この訴えと判決結果は中国における商標権侵害の裁判例として中国ビジネスにおける事例として大変有名です。

ま、ここですごいと思うのは何といっても香港の油麻地に本家のワニと香港のワニの店が並んで店舗を構えていること。
よりによって何もお隣に店を構えなくてもと思うのですが、ここが香港の?すごい所。何でもありなんですね(笑)
でも、このワニ対決、昨日見た所ではラコステの店が閉まっており、どうやら本家のワニは退散したもようです。

ちなみにこの「ワニ」の商標をめぐる訴えでは、香港のクロコダイル社とは無関係のシンガポールを拠点にする「クロコダイルインターナショナル」の商標について、ラコステとの間で訴えが起こされていますが、5年以上たつ現在も係争中で解決していません。
本家ラコステに似ている?シンガポールのクロコダイル サイト

香港ワニとフランスワニは他の偽ワニブランド撲滅の為に共同戦線をはることにしたようですが、果たしてシンガポールのワニはどうなるのか?!今後のワニ対決が楽しみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港徒然草86:香港風呂事情

2006年03月02日 02時37分56秒 | 【香港】ありえないもの
あっという間に3月になりましたが、今日はまた冬の寒さがぶりかえしています。

香港ではせいぜい寒くても最低気温が6ー7度なので日本に比べれば暖かいはずなのですが、ところがどっこい。
1年中「冷房=サービス」または「冷房=きれいな空気」と思い込んでいるここでは屋外はもちろん、館内が暖かいということはありえません。
1年中館内の冷房温度が15度に設定されガンガンに冷やされているオフィスで震えながら仕事をしています。

寒い時にはやっぱりあったか~い日本式のお風呂が恋しいもの。
できれば手足を伸ばして、肩まで使って、追い炊き機能やタイマーなんかもあったら最高ですね。

香港で唯一の不満はやはりお風呂事情でしょうか?
というのもこちらでは「バスタブに浸かる」という習慣があまり無い為、シャワーしかない家も多いですし、たとえバスタブはあっても浅く、しかも追い炊き機能なんぞはついていないのでその都度お湯を注ぐ形となります。
さらに浴室とトイレが一体型の間取りが多いので、どうしても体を洗うはバスタブ内となり落ちついて体を洗うという訳にはいきません。

手足を伸ばして入れるお風呂はサウナなどにあるのですが、香港内では女性が入れる「健全なサウナ(=オプションのエロマッサージなし)」がほとんどないので、女性が入れるサウナを見つけようと思うとお隣の深センや珠海など中国になってしまいます。
あとは中国国内にある水着で入るタイプの温泉のいずれかですね。
でも、どちらも浴槽ににドボンと浸かって、おもむろに目の前で体の垢をこすりだすオバチャンとかを見ていると、とても中に浸かる気になれません(泣)

どこかにまともな「お風呂」はないものか…と探していたその時。

私の目の前の道路の反対側に突然見えたのが

般若湯。

なぜ「般若?」と思いつつも入口の構えといい、雰囲気といいまさにどこから見ても「銭湯そのもの」。
やっぱりクオリーベイあたりまでちょっとはずれに来ればこんな素晴らしい施設が?!
香港人も日本に温泉旅行に良く行くからついに日本式風呂の良さに目覚めたか?などと期待をしつつ良ーく見ると

小さく「HAN NYA TOU」のフリガナ。

しかも「炉端焼・居酒屋」。



えっ?!
「はんにゃじゃないの?

ま、紛らわしい名前つけるなー!!

期待が大きかっただけに裏切られた時の大きさも半端ではありませんでした。
というわけで香港では銭湯はまた遠い遠い夢となってしまいました。

この「般若湯」はいわゆる「日式料理屋」で「日本風」の料理とお酒が楽しめます。
お暇な方は「クオリーベイ (Quarry Bay)」のTong Chong Street まで足を伸ばして見てください。
般若湯 住所;糖廠街19-21號(B2出口)
    電話:25633000

追伸:後日「般若湯(はんにゃとう)」とは仏教隠語で「酒」をさすのだとご指摘をいただきました。
坊さんが守るべき「五戒」に酒を飲むのを禁じている為、この名前をつけたとか。一休さんでおしょうさんが水あめを毒だと言って独り占めしたのと同じ発想ですな(笑)大変勉強になりました。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする